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柊君へ ~Another Story~  作者: Taさん
第三章
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田中さん ~2~

友達思いの田中さんのお話です!

「私は田中って言って、本山ちゃんの友達です。」


「へぇ~!!・・・本山さんって誰?」


・・・


あれ?知らないのかな?・・・


まあ、まだ新歓コンパをしている段階なのだから、

知らなくても当然か!!


そう思って、私は柊君に本山ちゃんのことを話す。


私達は高校からの知り合いでということから、

彼女がどんな人なのかを説明していく。


そんな私に対して柊君は、



「・・・田中さんって・・・本山さんマニア?」


「ふぇ!?」


そんなことを言うものだから、思わずふいてしまう!!



「ああ!?」


口に含んでいた飲み物が飛び散ってしまって、当たりが少し濡れてしまい、

私が慌てていると、柊君が自分のハンカチを取り出して、

まずは私の服や顔についた水滴を拭いてくれて、

その後、テーブルなんか拭いて言ってくれるのであった!



「ご、ごめんね。」


柊君が拭いているのを申し訳なく思いながら、



「いいよ。こっちが変なこと・・・言ったかな?」


「・・・いったよ!だって、本山ちゃんマニアってさ!!」


「そんなに変なこと?むしろ尊敬の念を込めて言ったのに・・・。」


「どこら辺が!?」


思わず声が大きくなってしまうが、絶対に小馬鹿にしてるし!!


その後の会話もコミカルなやり取りを柊君としながら、

過ごしていると、時間が30分くらい経過した頃だろうか?

やっと、



「すいませーん、ちょっと遅れてしまいました。」


そう言って、本山ちゃんが登場するのである!!


私が思わず駆け寄ろうとした時には、



「お疲れさま!!」


そう言って、イケメンの先輩の菊池さん?だったかな?

その人がすぐに扉の所にいって、本山ちゃんを奥のテーブルへと連れていく。


・・・出遅れちゃったな・・・


菊池さんに連れられて行った本山ちゃんはすぐに男性陣に囲まれてしまう。

やっぱり本山ちゃんはモテるんだね~。


友人としては微笑ましい光景だ!


私は立ち上がっていたのだが、すぐに元の席に座り直すと



「行かなくていいの?」


「うん。今行っても本山ちゃんが私に気を使って、

 周りの先輩と話せないと今後のことで支障をきたしても嫌だしね。」


「そんなことで支障をきたすなんてことはないと思うよ?

 あんだけモテてたら、誰もほおってはおかないと思うけどね。」


そう言って、柊君が私に本山ちゃんの方を見るように促すのだが・・


まあ・・・


たしかにそうだろうな・・・


すでに本山ちゃんの姿が見えないくらいに男性陣に囲まれていた。


これだけ天文部の男性陣がほおっておかないのなら

私が少しばかり邪魔だったとしても気にもしないし、

今後の影響なんて微塵もないように思えてくるなぁ~。


まあだけど、私は・・・天文部には入らないつもりだけど、

本山ちゃんはきっと天文部に入るだろうから、困った様子になったらいこう!!


そう決めて、結局私は自分の席を立つことはなかった。



「柊君は挨拶しに行かなくていいの?」


「俺?いいよ別に。どうせ同じ天文部員になるかもわかってないし、

 同じ天文部員になってから挨拶をしたのでも十分じゃない?」


「だけど・・・取られちゃうかもよ?」


「ああ、そういうこと。大丈夫、全然興味がないし、彼女もいるからね。」


「うそぉ!?もう出来たの!?」


「・・・高校時代からの彼女っていう発想はないのかな?

 何か、俺が手が早い男みたいな感じで俺を見てくるけどさ・・・。」


「・・・バレた?」


「そりゃぁ~バレるだろうに。まずはそのもろ分かりする顔の表情を

 もっと抑える努力をした方がいいと思うよ。」


「素直だからさ!」


「・・・さようで・・・。田中さんは彼氏はいないの?」


「ふふふ!私にもいるのよ!」


そう言って、私の待ち受け画面の写真を見せる!


彼氏とのツーショットで撮った写真だ!


自慢気に柊君に見せると、苦笑しながら、



「何で、そんなにドヤ顔で俺に写真見せてるんだよ。」


「だって、自慢の彼氏だもん!!」


「それはそれはいいことで。」


その後は柊君に私の彼氏の良い所をずっと話続ける。



「私が高校の時に・・・・・。」


「入学前の1人暮らしのための引っ越しの時には手伝ってくれて・・・・・。」


気がつけば1時間以上話をしていたのである!?

そこで慌てて、



「ご、ごめん!私の話ばっかりをしてしまって・・・。」


「え?別にいいんじゃないの?」


全然気にもしていない感じで、更には話を促してくる柊君に、

結局遠慮なく彼氏自慢や思い出を話して行くのである。

そんな中で、ポロリと出た本音が・・・


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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