表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
柊君へ ~Another Story~  作者: Taさん
第三章
157/201

菊池先輩 ~1~

チャラ男の菊池先輩の末路のお話です・・・

俺が大学に入学するといつものように女子達から俺は囲まれた。



「菊池君って、どこの出身なの?」


「菊池君って、彼女は?」


「菊池君・・・1人暮らしって聞いて、大変だろうと思って・・・

 お弁当作ってきたの・・・。」


こんなことが日常茶飯事に起きていた。


ああ・・・


大学でもこれまで通りなんだな・・・



「ありがとう。一緒に食べない?」


そう言って、お弁当を持ってきてくれた女の子と一緒に昼食をとる。

その後は、自然な流れで午後からの授業を一緒に受けて・・・



「今日って・・・菊池君の家に行っていいかな?」


「いいよ。」


授業を終えて俺は一緒に女の子と一緒に俺のマンションに行くのであった・・・。


翌朝登校すると、女の子達から、



「付き合っているの?」


不安そうな顔で俺のことを見てくる女の子に俺は、



「そんなことはないよ。」


そういって笑みを浮かべて彼女達に語り掛ける。


そうするとさっきまでの不安そうな顔をしていた女の子達が安堵の表情を浮かべて

また俺の周りでさえずってくれるのであった。


これが俺の日常である。


常に俺の周りには女の子がいる。


確かに入学当初に、結構な人数と一緒に俺の部屋で一夜を過ごしたせいで、

だいぶ俺の周りから女の子達が消えていってしまったが、

それでも俺が声をかければ、女の子達は寄ってきてくれる。


そして、寄ってきてくれる女の子達と一夜を共にするのであった。


そんなに女の子達と語り合っていたら、

すぐに周りの女の子達に頭打ちが発生するのでは?

という、疑問がわく人もいるかもしれないけど、

そんなことはない!



俺は、インカレサークルに所属していた!

しかも結構な数に入っているし、週末はクラブに行って、女漁りもしていた。


大学生からOL、女医、看護師等々・・・


クラブに行けば、狭い世界から幅広い年齢層に出会える!

更には職種も色んな人に出会えるのだ!!


ハッキリと言って、一日24時間なんかじゃ足りないよ!!


体も一つじゃ足りない!!


もうどうして俺は1人しかいないんだよ!!


天文部、テニスサークル、街コン・・・


俺が行くべきところはいっぱいあるというのに・・・


そんな俺は当然、モテない男からの嫉妬はすごい!

あいつらは・・・



授業中にいつものように女の子と仲良く、座っていて



「もう♪今はまだ授業中だよ♪」


「いいじゃんか~。」


俺が楽し気に過ごしていると、そんな俺達に顔を真っ赤にして、



「菊池君!!いい加減にしたまえ!!」


そういって、同じ授業を受けていた男が注意してくるのである!

プルプルと震えて俺を見てくる彼。


そんな彼に対して、彼女が小声で俺に向かって、



「あの人、私のことが好きなんだって。それで嫉妬されちゃってるかも~。」


ああ、そういうことか・・・


俺は彼女に向けていた視線を彼に向けて、一言伝える。



「残念だけど、君じゃなくて、俺を彼女は選んだみたいだよ。」


そういって、彼女の腰に手を回してグッと俺に手繰り寄せるのである。

彼にどんなに頑張っても彼女は俺のモノであることを見せつけるために!


すると今までも顔が赤かったのだが、

その赤みが一気に赤くなってきたと思ったら、

授業中であるにも関わらず殴りかかって来たのであった!!


その後は周りのクラスメイト達が止めに入ってくれて収まったのだが、

それでもこんな男の嫉妬はそれだけでは済まなかった。



ある時、別の女の子と一緒に夕飯を食べに行っていた時なのだが、

楽しく食事を終えて店を出ると女の子が、



「今日・・・うちに来る?」


そう言ってくれたのである!

それなら当然男なら行くに決まっており、



「ああ、いいよ。」


そう言って、俺は彼女と手をつないで、

彼女の住んでいるマンションに向かったのであった。


その道中のことであるが、急に俺達に後ろから声をかけてきた人がいた。



「・・・誰だ?」


暗闇で誰かが見えないため凝視する。

女の子はやっぱり怖いのだろう、俺の腕をギュッと握って俺の後ろにいた。


少しすると、影が見えて、その影が俺達の傍へと近づいてくる。

そしてその影がハッキリと見えると・・・



「ああ・・・。」


そう告げて震え始める女の子。

どうやら女の子の知り合いらしい。


その影は一気に俺の傍へと近寄ってきたかと思うと、



「俺の彼女に何してんだ!!!」


そう言って、俺を殴りかかって来るのであった!


ぼっこぼこにされる俺、その後、彼女が泣きながら謝るのだが、

そのまま、たぶん彼女の家へと連れていかれたんだろうな・・・。


俺はボコボコにされて、あまりの痛みにしばらくその場から

動くことが出来なくなっていたのであった。


・・・こういうことが日常茶飯事的に起こっていたのである。


ホント・・・男の嫉妬は見苦しい・・・


気がついた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ