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柊君へ ~Another Story~  作者: Taさん
第三章
156/201

佐藤さん ~7~

勇気の出ない佐藤さんのお話です!

最終話です!ちょっと短くてすいませんm(_ _)m

私は、大学院の博士課程もそのまま同じ大学に残る選択をした。

そのため柊君が大学生時代、更には一度社会人になった後で、

大学院生として戻ってきた後の2年間も一緒に柊君と過ごすことになる。


大学院生になっても柊君は時間がある時には、天文部に顔を出していた。


当然私も同じように顔を出していた・・・下心として柊君に出会えるという思いはあったけど・・・


天文部に顔を出すと当然、柊君と一緒に活動することが増えたのだけど、

結局2人で出かけたのは後にも先にもあの時、買い物に行ったきりだった。


あの時・・・もうちょっと勇気があれば今の関係は何か変わっていたのだろうか・・・



ちなみに本山さんは・・・柊君とどうなったのかは知らないけど、

結局は格闘技系の部活の人と付き合うようになっており、

いつのまにか柊君のことを好きだということはなくなっていた。


本山さんに関しての風の噂では、告白したと聞いていているのだけど、

その後は・・・たぶんダメだったんだろうな・・・

だから、格闘技系の部活の人と付き合いだしたんだろうし・・・



だけど、私は本山さんに尊敬の念を持っている。


だって、私は告白するチャンスが多々あったというのに

一度も自分自身の気持ちを伝えることはなかったのだ!


というか、そんな勇気は持てないよ・・・


だって自分が選ばれる可能性なんてないもん!


あんなに可愛らしい彼女がいたら、絶対に無理!


学祭に来た柊君の彼女と話をする機会があったけど、

あんなに可愛らしくて、しかも人間的に出来た人なんて・・・


絶対に勝てるわけがない・・・


柊君の彼女と出会って、ぽっきりと私の勇気は折れてしまった・・・


そんな私の心が折れた状況に本山さんもいたにも関わらず、

本山さんはそれでも勇気をもって柊君に告白をしていた・・・


だから、私の中で本山さんはすごく尊敬できる人間である。


それに比べて私と来たら・・・


結局、大学時代や大学院時代を合わせて8年近く柊君の近くに居ても

自分の気持ちを伝えるには至らなかった。


そしてそれは、これからもずっとそうなんだろうな・・・


正直言って、柊君に告白をしたいと思っている。


だけど、その勇気が湧いてこない!


その思いを伝えて、もし、フラれたら今の関係は一体どうなるんだろうか?


今みたいに話せなくなったら・・・


一緒にご飯を食べれなくなったら・・・


そう考えるだけで私は告白をする気がなくなってしまう。


今まで根暗であった私にとっては柊君との関係は今のままで十分だ・・・


みんなでとは言え、食事にも行ける。

柊君と一緒に部活終わりに一緒に帰ることもできる。

部活の飲み会では一緒に飲むこともできる。


・・・私はこれで十分だ・・・


私には十分・・・


私の大学時代はそれでもいい思い出に包まれていた・・・

気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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