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柊君へ ~Another Story~  作者: Taさん
第二章
127/201

矢田さん ~10~

ここのお店は帰宅途中のサラリーマンなども多く買いに来るため、

夜遅くまで開いているお店だ!

私と柊はメニューを見ることなく、お互いが好きな物を分かっているので、

柊は店員さんに、



「カスタードクリーム1つとあんこを1つください!」


「かしこまりましたぁ~!」


注文してくれるのであった。


そのまま、店頭で注文して、奥にあるイートインスペースに歩いて行き、

ここで食べるとサービスされるお茶を受け取りながら、イスに座るのであった。


私が、注文している柊をよそに奥に自然と進んでいったので、

柊も中で食べるのかっと理解したと思う。

まあ、嫌そうな顔もしてないし、私は・・・


もっと話したいし・・・


今までも柊のせいでいい迷惑をかけられているのだから、

これくらい話をするくらいいいよね♪

それにここなら、学校の面々に見つかることもないし!


そんなことを思っていると、回転焼きが私達の元へと届けられた。

すると、柊が意外な提案をする。



「半分ずつしようか?」


「うん!」


出てきた回転焼きをそれぞれ半分ずつして、お互いの皿にのせていく。


何か・・・


カップルがする行動みたいで気恥ずかしいのだけど・・・


そんなことを思いながら、出来立ての回転焼きを食べながら、



「柊は進路どうするの?」


「進路?」


「そう、理系、文系、私立文系なんかいっぱいあるじゃん。」


「俺は理系だな~。数学とか理科が得意だし。」


「そっか・・そう言えばそうだったたね。」


「本当に覚えてる?」


「覚えてるよ!!失礼な!」


「矢田は・・・何か全部が出来ていた記憶があるけど?」


「そうだけど、まあ国語や英語の方が得意だから

 文系に行こうって思ってるよ。」


「私立?」


「いや、国立の文系。」


「そっか。まあ、矢田なら出来るだろうね。」


「・・・本気で思ってるの?」


「失礼な!」


そう言いながらお互い笑うい合うのであった。

進路から始まった話は、どこの大学を行くのかの話、

更には一人暮らしにするのか等多岐にわたって

とりとめのない感じで話をしていた。


結局ここで一時間近く話してしまっていて、

店が閉まる時間になるのであった!!



「そろそろ締めますけど・・・。」


その声をかけられてお互い時間が経過していることに気づくのであった!!



「マジか!?早く帰らないとな!」


「そ、そうだね・・・。」


ホントはもっと話したいけど、さすがにこれ以上遅くなるのはまずいか・・・


柊の後ろに乗って、柊とあと5分の二人乗りを私は堪能する。


・・・こんな幸運はそうそうないのだから・・・


5分なんて、あっという間に終わるのだが・・・



「また明日!」


「うん!また明日!今日はありがとう!」


悲しみを表に出さすに柊を笑顔で見送るのであった・・・



柊とは朝、自転車通学をする時期は一緒に通学をして、

梅雨や冬の寒い時にはバス通学に切り替えて一緒に登校した。


だけど、学校では同じクラスになることもなく、

体育祭でも一緒にならない・・・


唯一あったイベントはお互いの誕生日とバレンタインデーとホワイトデーくらいだ!


毎年のぜったいに柊には私の手作りのチョコレートを渡していた。

そして、他の人には市販のチョコを渡す。



「たぶん、柊は全員に私は手作りチョコレートを渡していると思っているんだろうな~。」


そう考えると思わず苦笑してしまった。

というか、柊の中で私って絶対に女子としてみられてないきがするなぁ~!


“幼馴染!”


これがピッタリとあてはまる!

それに私もこの枠から出るような行動はとることはなかった・・・


それは高校卒業しても続く。


大学は・・・たまたま・・・そう!たまたまね!関西の私立大学へと進学する!!

その後はさすがに私は関東の企業に就職して、柊は地元九州へと戻っていった。


だけど、すぐに柊は月に一度関東に出張するようになって

毎月、柊と会えるようになったのだ。


そのおかげで、辛い時も悲しい時も励ましてもらい、

何とか社会人を過ごしていけたのであった・・・


柊には凄い感謝をしているのだけど・・・


しなくていいことも色々と経験させられた・・・


ちなみに高校時代の自転車のパンクは・・・


10回以上!!


・・・絶対に柊のせいだ・・・


まあ、その分、柊に毎回タダで直してもらってたけど・・・


ちなみに柊に取り次いで欲しいと言われること・・・


もう数を数えるのも嫌になるくらい!!


同じ高校だけでなく、他校もあったし!!


いつも柊のことを聞いてくる友人・・・多数・・・


うぅ~ん、何かマイナスの方が多い気がするな・・・


しかたがない・・・


今度会った時には奢ってもらおう!

そして、話の魚のネタは私が柊と一緒に居てされてきた話だ!!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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