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柊君へ ~Another Story~  作者: Taさん
第二章
117/201

岡田くん ~2~

内容が嫌なのはここまでです!

飛ばしてもOKです!!

最終話です!

高校は、学区内では一番の進学校に進学した!

当然だろう!!


そして、俺は県一位の実績を持っているため陸上部の門をたたいた。



「おいおい、リレーの県一位だってよ!」


「ま、マジか!?」


「何でそんな奴がここの陸上部入るんだよ・・・。」


先輩達からの驚きの目が俺に注がれる・・・


そして、女子陸上部の面々からも注目の的であった!!


それは如実に表れて、



「岡田君って中学の時、県一位だってよ。」


「すごいい!?うわ~そんな人と一緒に練習できるの!?」


「男子の陸上部が一気に強くなるんじゃない!?」


俺の周りでざわついていたのである。

だから、当然俺には、俺に相応しい女の子達と話をするようになっていた・・・


・・・ここが俺にはやっぱり相応しい・・・


そう思っていた・・・


だけど・・・・


ちがった・・・


受験勉強の影響は如実に表れており、

なかなか体の切れは戻ってこない。


陸上部内でのタイム測定でも平凡なタイムしかでなかった。

まあ、それも一カ月やそこらで、半年以上の前の筋力を戻すのは

難しいから仕方がないと思っていたのに・・・


柊や南は違った!!!


初めて試合会場で2人に出会ったのだが、

俺と2人が話していると、俺達は県内では有名人であるため

俺の同じ学校の陸上部たちのメンバーは色めきだっていたのである!


中には、



「一緒に写真撮ってもらってもいいですか?」


そんなことを言いだす女子もいたくらいだ。

柊や南と一緒に写真が撮れて嬉しそうにする女の先輩や同級生達。



「岡田君ありがとう。」


「ああ・・・。」


俺の傍に入れることを感謝するといいんだよ。


まあまあ、そんな尊敬のまなざしを集めていたのに・・・

俺は・・・一気におとされてしまうのだが・・・


柊と南がそれぞれの陸上部で躍動するのである!!


先輩達を押しのけて、個人種目にもリレーにも出てきて、

勝つのである!!


こっちは先輩達に勝つこと何てできてないのに・・・


それも弱小陸上部の先輩に・・・


そして、それをみた先輩や同級生達から、



「やっぱりあの2人は別格だよね~。」


「あの二人がいたから、県一位なんだねぇ~。」


・・・


そんな言葉が飛び交い・・・そして、俺を傷つけるのであった・・・


この試合の後で、うちの陸上部では俺の立ち位置はずいぶんと低くなった・・・


だから、俺は一カ月ちょっとで、陸上部を辞めることになったのだ・・・


進学校に行ったんだから、勉強を頑張ればいい!そう思っていたのだが、

初めての実力テストで痛烈な結果を示された・・・


400人中・・・


389位!!


ハッキリと言って下から数えた方が早い順位だ!

何かの間違いかと思っていたが、点数は自己採点をした結果と大差がない。

若干、自己採点よりも低い点数なだけだ・・・


その後の中間、期末とそんなに順位は変わることなく、

毎年ギリギリ進級できる程度になっていた・・・


小学校では優れていた俺・・・


中学校でも優れていた俺・・・


なのに、なんで高校でこんなことに!?


陸上部のメンバーからは見下されて、

当初仲良かったメンバーもすでに俺の周りには誰もいなかった・・・


それも・・・



「うわ!?そ、そうなんだ・・・。」


俺のテストの結果を見て、その言葉を残して去って行った・・・


それ以来、俺とは一定の距離を保ったままだ・・・


どいつもこいつも俺を認めやがらない・・・


テストの順位が悪いのは先生の教え方が悪いだけなのに!!!


今まで上位に居た俺が、こんな順位なのは教え方が悪いからだろうに!!!


そんなことを思っていると、昔通っていた塾から連絡があって、

バイトに来ないかという話を受けた。


部活を辞めて、時間を持て余していた俺にはちょうどいいか・・・


そう思ってバイトに入ると、そこには俺を認めてくれる人が大勢いたのである!!


特に女の先生と親しくなった・・・


というか、俺に気があるのは丸わかりである!

だから、いつも一緒にいるように隣に座ったり、いつも話していたりしたのだが・・・


それを快く思わない野郎がいる!!


気がつけば塾内の違う教室に俺がバイトとして行くようにさせられた!!


今では、全然都合が合わないし、

どんなに連絡しても連絡の返事来なくなってしまったのだ・・・


絶対に、俺と彼女の中を邪魔したい奴がいたんだ・・・


ホント、そんな奴は最低だな!!


うまくいきそうになると何でこんな邪魔が入るんだよ!!


それはこの後の人生でも邪魔が入る!!


俺の行きたかった大学には入れずに、浪人を選択するのだが、

浪人中に家庭教師のバイトをしていた。


相手は近所の女子中学生で、明らかに向こうから好意を持ってきたというのに・・・

ある日、向こうの両親が俺に向かって、



「うちの娘に手を出そうとするのは止めていただきたい!!

 これ以上するのなら、警察に届けます!!」


そう言って、家庭教師を辞めさせられたのだ!!

結局、給料ももらえずに辞めさせられて・・・


なんだ!!俺じゃない!お前の娘をしっかり教育しろよ!!


その噂は近所中にドンドン広まっていき、

俺達家族は別の場所で生活することを余儀なくされた・・・


俺も浪人で通っていた予備校にも行けなくなり、

自宅でしか勉強ができなくなったのである・・・


これがどれだけ不利なことか!!!


こうして、また自分の希望する大学は落ちて、

行きたくもなかった専門学校に行って、

就職しするもそりが合わずに1週間で辞めた・・・


そして現在に至る・・・


何でどいつもこいつも俺の邪魔をするんだよ!!!


俺は絶対にえらくなる人間だ!!


選ばれた人間なんだからな!!!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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