岡田くん ~1~
内容が気持ちがいいモノではないので、
飛ばしてもいいかと・・・
2話だけ入れさせてください!
俺は陽のあたる場所にいるのが相応しい男だ!
それなのに・・・
どうしてこうなったんだ!!!
無職で、親からは毎日のように早く働くように言われる・・・
俺だって働きたいけど・・・
俺に相応しい仕事がないから俺はここにいるんじゃないか!!
その話を散々してきたのに、うちの親と来たら・・・・
「ほら、うちの近所で清掃会社の求人が・・・。」
とか、
「介護用品を作っている会社が・・・。」
とか、名もない企業の求人ばかりを持ってきやがる!!
俺に相応しいのはそんな所じゃない!!
誰もが知っている企業に俺は努めるべきなんだ!!
それなのに・・・
どうして俺の思いは誰にも伝わらないんだよ!!
お前らだって、幼いころは期待していただろう!?
それなのに、今は俺を憐れむような目で見てきて・・・
小学校の時は、運動もできて勉強もできた!
学年でも有数の人物であったのは自覚している!
・・・ただ、そこで俺の歯車が一度狂ったのも覚えている・・・
学校代表の水泳大会!
ここからか・・・
ここで俺に憐れみを持ってくる奴が現れだしたんだよな・・・
キッカケは些細なことだ。
学校としては、個人種目で出る人間を集めて、リレーに出したかったらしい。
だけど、PTAからクレームがついて、もっと多くの人が出れるようにとのことで、
個人種目に出る人は、リレーには出れない決まりとなった。
そうして枠を拡大したことは生徒の中にも広まって、
“個人種目の連中の補欠”
リレーに選ばれたメンバーはそう呼ばれるようになったのだ・・・
俺もそのリレーメンバーの1人だった・・・
だから、俺は小学校で陰で補欠と言われるようになったのである!
というか、俺から言わせればその補欠に入れなかった人間が、
何を言ってんだよ!!って思うのに!
そのせいで、俺はそれまで女子からカッコいいと言われていたはずなのに
ピタリと何も言われなくなったのだ・・・
そう・・・
ここが俺の人生の分岐点なんだ・・・
勝手に周りがレッテル貼って、俺を無理やりダメにしやがった・・・
そのせいで、俺の勉強やスポーツに対してのやる気も削がれていくのは言うまでもない。
小学校の時は、先生から褒められていた俺が、中学校に入ると全然褒められなくなっていた、
中学校の試験では上位50名が貼り出される中で、
俺は常に30位台にいて、常に貼り出されていたというのに・・・。
学年でもトップクラスだと思う順位だ!!
それなのに、委員会の委員長には選ばれることもなかった!
「岡田、お前、委員長の打診なかった?」
「いや、そんなのないけど。」
それは知り合いが俺に話かけてきた時だ。
俺はそんな打診がなかったと答えると、
その聞いてきた奴の友達が、
「バカ!もっと賢いやつに委員長の打診が行ってんだよ!
岡田みたいなやつにはいかないよ。」
「そっか!!」
こいつらは小声で話せば聞こえないと思っているのだろうか?
丸聞こえだバカ!!馬鹿はお前らだっての!!
・・・こいつらが言っていることが本当で、
成績順位が上の連中が呼ばれるなら俺が選ばれてもいいんじゃないか?
それなのになぜ・・・
そう思っていると、陸上部の顧問から俺達に告げられた。
「成績上位の柊等は、委員長からの打診があっただろうが、俺が勝手に断っておいたからな!
ほかにもこれから打診があるかもしれないが、断るように!」
なるほど!
この顧問が邪魔で俺に打診は着てないのか!!
俺は納得した。だから、すぐに昨日の馬鹿どもに伝えてやった。
「陸上部は顧問が委員長の打診の話は断ってるんだ。
だから、残念がら俺に打診は来ないよ。」
「へ、へぇ・・・。」
・・・もっと関心するような言葉をかけてこないのかな?このバカは?
陸上部では、3年生の時にリレーメンバーに選ばれた俺は、
何度も表彰されたし、県でも一番のタイムを出していた!
それなのに、俺が褒められることはなく、
柊や南がみんなからの注目を集めていた・・・
まてよ!
俺も同じリレーのメンバーだ!!
それなのに何で誰も俺を視ない!俺を褒めない!!褒めて敬えよ!!!
それにだ!!
高校の指導者なんて本当に目が節穴ぞろいだよ!!
何で、柊と南に推薦が来て、
俺には一切推薦がこない!?
もう一人のメンバーに来ないのは分かる!
身長が160センチしかないからな!
身長が足りないから推薦なんて来ないのはわかる!
だけど、俺は身長も満足している!
リレーメンバーなんだから、俺も県一位だ!!!
なのにどうしてこんなに評価が低いんだよ・・・
ただ、学校では誰もが認めてくれないけど、塾では認めてくれる。
「お前らはすぐれた人間だ!」
先生が毎日のように俺を褒めてくれる。
成績が優秀な俺は、当然塾でも順位が高い!
そして、当然、エリートが目指す難関私立を受験するために勉強するコースに選ばれたのだ!!
俺の本当にいるべき場所は、学校じゃない!塾だ!!
ここは、俺の実力を認めてくれる場所だ!!
俺は他の一般生徒をとは違う授業を、選ばれた数人だけで受けていた。
そう・・・
これだよ!!
これこそが相応しい授業なんだよ!!
狭い教室でぎゅうぎゅうに詰められた一般の生徒を見ながら、
俺達選ばれた生徒だけで広々と使う教室・・・
こういう特権が与えられるのが俺には相応しいんだ!!!
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




