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それでも英雄になりたい僕のRPG!  作者: 勿忘草アユる
Ⅱ.希望の証
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8.悪夢

 …ここは何処だ?


 僕の周りには荒地が広がっていた。そこに……


 「お前は何者だ?黒い髪に黒い瞳、変わった奴だな。」


 2本の角を生やし紫色の肌をした女性が立っていた。髪の色は僕と同じ黒。瞳の色は深紅といったまるで……『悪魔』。


 「僕は冒険者だ。お前は誰だ。」


 悪魔は答える。


 「私は遥か昔、人間の体に封印された邪神の一部『テレシア』さ。今日から君も『殺戮(さつりく)の魔人』になるのさ。」


 「何を言っているか分からないよ。」


 「まあいいわ、貴方が私に勝ったら貴方に力を貸してあげる。でも私が勝ったら貴方を殺すわ。じゃあまたね。」


 そこで僕の意識は途絶えた。

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