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第一話 ヒット・エンド・ラン

 ・一九四一年十二月八日 大日本帝国、英米蘭へ宣戦布告

 グアム占領、ウェーク基地機能喪失、コタバル上陸

 

 ・十二月十日 マレー沖海戦

 八日にコタバルへ上陸した陸軍の橋頭堡を攻撃しようと、戦艦『プリンス・オブ・ウェールズ』『レパルス』、空母『インドミタブル』、軽巡二、駆逐艦四からなる英東洋艦隊が出撃した。

 それに対し、それぞれ練習戦艦・予備艦から復帰した『比叡』『榛名』『霧島』と、水上機母艦改装空母の『日進』『春日』、古鷹・青葉型重巡に一個水雷戦隊、さらに潜水艦十隻と陸攻七二機が迎撃。

 英東洋艦隊は殲滅された。

 

 ・十二月二五日 ギルバート諸島基地機能喪失、ウェーク再攻撃

 

 ・一九四二年一月二日 マニラ陥落

 

 ・一月十日 蘭印作戦開始

 

 ・一月十五日 バターン半島包囲戦開始

 フィリピン各地に上陸し、順調に攻略を進める日本軍に対し、在比米軍と比警察軍はバターン半島に撤退、コレヒドール要塞へ籠城。日本軍は陸海より半島を封鎖し主力を南方に転用した。

 これを受けてルーズベルト米大統領は「合衆国(ステーツ)はフィリピンの英雄マッカーサー将軍とボーイズを決して見捨てない。日本の弱小な艦隊は、我等が世界最強の艦隊によって粉砕されるだろう」と演説。

 

 ・一月二五日 TF16編成 司令官にW・ハルゼー中将

 空母『エンタープライズ』『ヨークタウン』、戦艦『ノースカロライナ』『ワシントン』、巡洋艦8、駆逐艦14、高速タンカー2からなるTF16は、マーシャル、グアム、テニアン、マーカスを次々と空襲、目立った損害無く真珠湾へ帰投した。日本軍の損害は軽微。

 ルーズベルト大統領の「ハルゼー提督のタスクフォースが太平洋をハリケーンのように暴れ回っている」という演説により、日本でもハルゼー台風として知られることになった。

 

 ・二月二一日 中部太平洋海戦

 マーシャル諸島及びトラック諸島へ航空機を輸送する特設空母『春日丸』『八幡丸』『報国丸』『愛国丸』と、護衛の空母『龍驤』『祥鳳』『瑞鳳』他の艦隊が、トラック諸島攻撃の任務を帯び、増援を受けて再出撃したTF16に発見され、空襲を受けた。

 三波に渡る空襲の末、スコールにも助けられ、『八幡丸』が沈没、『龍驤』『報国丸』が中破という損害を受けただけで済んだ。

 同日、軍令部は最優先でハルゼー艦隊を迎撃するよう連合艦隊へ命令。GF司令長官 寺島健大将はWE作戦部隊へ第三次ウェーク攻撃作戦の中止とハルゼー艦隊の撃滅を命じた。

 

 ・二月二三日

 トラック諸島へ向かうTF16を伊21潜が発見

 

 二つの艦隊がトラック沖で激突しようとしていた……


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