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 短編です

 夢で出て来たんですよ、こんな感じのアニメのようなのが。

 なんかの漫画でこんなのあったっけ?ってくらい普通にありそうな感じだったので急遽書いてみました。


 一風変わった忍びの話ですが注意点として、イメージされる忍者とは一線を画すと思われます。

 あるいは同業だとしても生業が違うみたいな…とりあえずこの話の世界では忍びって事で

 (夢の中だと忍びだったのでなるべく忠実に再現したいという意向です)




 登場人物


 篠原家


 仁

 18歳 男 身長175

 体術が得意

 術は技巧派

 性格は真面目で誠実。ただし学校に通ってた時のキャラ作りはヤンチャっ子だったので口がたまに悪くなりかけるがクセなだけで本人は困ってる。

 瑚乃葉の許嫁とされてるが…




 誠治


 現当主 爺さん 168

 厳しく威厳があるように振る舞ってるが実はかなり軽めな人。

 バレバレなので知ってる人は誰も怖がってないどころか怖がると謝ってくる。

 強面なのも原因か?忍界隈では事実上No.2の強さだが1番かも?



 佳祐

 弟 14歳 168

 学校に通ってて色々多感なお年頃。忍びなんかやってられないモード中。

 だけど兄は好き


 妹も一人いるよ





 白川家


 瑚乃葉

 18歳 女 166

 術が桁違い。

 体術も得意だが好きではない

 ミーハーで今時な感覚の持ち主というキャラを作ってたけど素も割と普通の女子。

 仁とは幼馴染でよくからかってる。

 許嫁だけどお互いネタだと思ってるので意識してない…したら負けみたいなのが今の状態



 雅代

 現当主 婆さん 160

 外面は良いおばあさんだけど割と毒舌家でいい性格した人。

 比較的絡みやすいので人望はある。

 誠治とは彼等の世代の時、両家はまだバチバチだったので腐れ縁みたいな感じだがなんやかんやと仲良し以上と思われる事も?

 忍界隈で最強の人だけど家督を譲ってからはだらけてたので今では誠治の方が上との見方も


 柚葉

 妹 15歳 155

 若者達の中では一番大人びた落ち着いた性格をしてるけどやはり姉妹だけあってミーハーで面食いな一面も。

 仁に密かに気を持ってたりする



 その他妹弟が3人いるよ。

 一番下の8歳の春奈はいい才覚の持ち主っぽい



 ガマ

 カエル 20歳?

 人語を理解するガマさん。色々手伝ってくれるよ。

 実は凄いカエル

 主人公かも?




 

 この国には代々忍びの家がある。

 それは国家安定の為であったり、現在でこそ減ったが妖怪の類を対応する忍びも存在する。


 要人警護や諜報、諸々の職務を全うする忍びの家は全国にいくつかあり、妖怪等の対応を専門とする忍びの家は3家ある。

 そのどちらもそれなりには腕が立つものの格で言うならこの後紹介する2家の予備みたいなものだ。


 両方とも担うこの国を代表する忍びの家、それが白川家と篠原家だよ。



 ここ20年でこの両家は仲良くなったけどかつては色々なしがらみから仲が悪くて、職務内容こそ一緒だったけどそれはもう大変でした。


 加えて言うと実は他にも優秀な家はあったけど血みどろの争いで滅びて今に至るのです。


 大昔は色々なお偉いさんに囲われてた訳だからその名残りなのでしょう。


 やるとなったらそれはもう喧嘩ではなく殲滅のし合いになるから恨みをずっと持ち合ってても仕方ないよ。


 今現在でもそういうしがらみは続いてるんだけど…今まさにそんな 戦いが繰り広げられているのです。




 僕の名はガマ、ずっとそう言われて来たからもうガマでいいけどもう少し固有な名前が欲しかったな。

 皆はボクが人語の分かるカエルとしか思ってないけど実際はそれだけじゃなく歴代のボクのお役目をになったカエルたちから受け継がれた千里眼と仙耳であらゆる事を見聞き出来るんだ。

 皆は最早知らないけど人語が分かって手伝い出来るだけしか能ないガマなんて全盛期の頃じゃ話にならないからね。

 ボクはそういうのを担当にしてたからそれだけしか出来なくても偉い位置に居たのさ、カエル内の話だけど…





「いよいよ家族の仇が取れるんだな」


「油断するんじゃないよ、仁は私より弱いんだから」


「そういう問題ではないだろう、俺だってそれなりには強くなったんだ。必ず仇は打つ!」


「それは私も勿論だけど…でも敵の規模が分からないからね、今となっては私達が主戦力の筆頭だから迂闊に動いちゃ駄目だよ」


「お前がそれを言うか!?」




 仁と瑚乃葉の両親、それと幾人かの家族は4年前、大規模な襲撃に遭い殺された。

 忍び同士の大きな戦争になったんだけどその際、コチラが完全に相手を殲滅したと思われたんだけど仁の母が最後の一人と同士討ちの様に崖から落ちて死亡した。

 なんとか見つかった遺体は仁の母の物だけとなったけど発見出来たのが奇跡ってレベルの場所だったから当時は脅威は去ったと見られていた。


 ところが先日、白川家当主、雅代の腕に呪詛が掛けられ話は一転する。

 今現存する忍び達を全国から集めて調べたりもしたけど、そもそもこのレベルの術を使える忍びが居らず、考えられるとしたらあの時同士討ちされたとして消えたあの忍びではないか?という結論に至ったのだ。

 まだ仲間が沢山いるのか?その辺から謎なのと、今の段階で強敵が現れた時戦力になるのは雅代と誠治、仁と瑚乃葉だけという状態から雅代の屋敷で両家の者や親戚、頼れる忍び達を集めて事態の解決に取り組んでる状態なのだ





「あまり気楽な事は言えんがそれなりな戦力を今持ってると言うのなら当時我等を滅ぼす事も出来ただろうし、今の時点で攻め込めばワシ等は負ける。にも関わらず来ないという事は向こうとて大した戦力はないという事じゃろう」


「そうですね、面倒なのであなたがとっとと突っ込んで殲滅して来て下さいな」


「ふざけるな!元はといえばお前さんがふざけた術なんかを掛けられるからこうなったんじゃろーが!」



 この2人はもう少し時代が良かったら結ばれてたんだろうなぁって思うとやり取りの一つ一つが切なくも感じるんだよね。

 忍び同士の殺し合いはあまり公にはしないのが暗黙の了解なので仁や瑚乃葉は知らないだろうけど4年前の戦争をやった相手はその前に何回も攻めて来てはいるんだよ、大規模じゃ無かっただけでね。

 悲しいかな、この両家が仲が完全に改善された経緯は仁と瑚乃葉の両親、雅代側と誠治側の子じゃない方が殺された事で双方の両親が気兼ねなく仲良く出来るようになってからこんな親しみやすくなったんだよね。

 血は争えないのか雅代の子と誠治の子も、後少し時代が変わってたら結ばれてたくらいには仲良かったし。


 この家に嫁いできたり婿としてくる人って先に逝く傾向にあるんだよ。やだやだ



「ガマー!かくれんぼしよ!」


「ゲコ」


 ヤダって言ったんだけど


「うわぁ~い!じゃあガマが鬼ね!」



 この子僕の言葉分かってる癖にこういう時だけ都合良く解釈するから皆イマイチ会話出来る事を信用してないんだ


「俺もやるぅ〜」


「私も私も」



 めんどくさいなぁ、カエルを粗末に扱っちゃ駄目だぞ!



「あ、仁。ただいま。見張り?」


「柚葉、おかえり。帰り道問題無かったか?」


「うん、大丈夫だよ。仁達は…大丈夫だった?」


「ああ、特に変わった事は無いよ。親戚や親しい忍びの人達も各所で目を光らせてるから何かあれば分かるはずさ」


「私はお姉ちゃんみたく強くはないから怖いけど…いざとなったら戦わないとだよね」



「ああー?柚葉おかえり!仁、アンタまさか妹にちょっかい出してるんじゃないでしょーね?」


「違うよ、色々話聞いてただけ。なんならお姉ちゃんが一番邪魔みたいな立ち位置になってるよ?」


「はぁ!?柚葉め、言うじゃないか!」


「変な言い争いはやめてもらおうか。俺を巻き込むでない」


「仁、お姉ちゃんの事はほっとこ」


「おぉーい?柚葉お前まさかこの実は面白味のない男に惚れてたのか?」


「実は面白味のないってなんだ!?俺はちゃんとそれなりには面白い所だってあるはずだぞ?」





 そろそろご飯の時間なのでそっちに行こうっと

 カエルは気まぐれなのさ








「佳ちゃんは忍びやめてミュージシャンになるの?」


「そこまでは分からないよ」


「なんだ佳祐、元気無いじゃないか?」


「お爺さんったら、佳祐君はいいお年頃なんだからそんな日もあるって」


「誠治さんも昔はよくそんな感じで悩ましいお年頃やってましたねぇ」


「おいクソババァ!引導渡してやろうか!?」


「ほほほ、篠原家は野蛮だ事」


「爺さんおちつけ」


「仁は黙っとれ!」


「良かったわねぇ、仁君。こういう野蛮な所は誠治さんと似ないで」


「でも仁もすぐ挑発に乗る所は似てると思うなぁ」


「このアマ!言わせておけば!」





 コイツ等本当に家同士仲悪かったのかな?


 食事が終わると今日は当主による報告会議だ…て言ってももうそのしきたりはただの雑談なんだけどね



「瑚乃葉ちゃんには相変わらず勝てなそうか?」


「悔しいですけど」


「もうお家同士の争いもないでな、しかし研鑽は忘れてはならんぞ。それにどうせなら、男ならやはり勝ちたい所じゃろ?」


「仰る通りです。引き続き精進します」



 仁君は真面目で良い子だなぁ。ボクにも優しいし。

 両家というかこの業界で見てもよくこんな子が産まれたんだなと感心してしまうよ。

 任務とあらば余裕で殺生するけど



「お主のあの技はどうじゃ?」


「あまり試さぬがゆえ、その研鑽具合はまだなんとも…当主よ、お願いします」


「うむ、では行くぞ!」



 前当主が無くなってまた爺さんが当主になったけど…もう仁君に譲ってもいいんじゃないかな?瑚乃葉ちゃんはまだやる気が無さそうだけど今となってはこの2人もこの業界で5本の指に入る実力者なんだし



「どうですか?」


「うむ、良い感じに研鑽されておる。不意の一手なれば白川家の2人にだって届きうる牙ぞ」


「ありがとうございます。まだまだ両当主の足元にも及びませんが引き続き精進します」


「うむ、何せこんな事になってるからのぅ。悔しいが雅代の強さがあればおいそれと負ける事は無いにしても…あやつは昔からこう、今の若者で言うところの脳筋じゃからな。ワシ等がしっかりせねばならんのじゃ」


「爺さん、そういうの知ってるんすね?」



「馬鹿にするでないわ!ワシはこう見えて暇な時は動画ばっか見ておるわ」



 そうそう、この爺さんも昔程修業に明け暮れてはいないんだよ。

 コッチは何話してるかな?






「いい?面倒くさい事はなるべく篠原に任せるのよ?下手に担おうとしないの。いいね?」


「分かってるって!いつも言ってるもんね、向かないって」


「そうよ、私達は代々術の力が膨大だからどうしても細かい事には熱心になれない血筋なのよ。でもあなた、最近仁君にちょっと染まろうとしてないかしら?」


「な、なな、何言ってるのよ!そんな訳無いでしょ!」


「気持ちは分かるわよ〜、この界隈であそこまで真面目で誠実な子は珍しいんだから。許嫁ってテキトーに設定しといて良かったわねぇ」


 雅代は昔から変わらないなぁ


「言っとくけど私おばあちゃん程不真面目じゃないからね?」


「あらやだ、私の若い頃そっくりな癖に」



 歴代通してみてもこの2人は化け物じみてる力を持ってるからこんなノリになるのも仕方ないか






 いつものって言うとここ両家が一緒に暮らしだして2週間だからなんとも言えないけどいつもの一日が終わるとその時は思っていた



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