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【プロットタイプ】夢の思い出

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

アレニェは何時も美人だねぇ〜。

なんてご機嫌なまま起きました。


二重人格の登場人物を作成する時に気を付けないといけないのは、根幹を定める事なのだそうだ。例え、性格が反転しても、その登場人物の癖、習性、拘りなどを定めておかないと、別人や違和感を与えてしまうらしい。そうした意味では、ブレて居なかった。


夢の中というのは、整合性が定められていない。常に不可思議な事があり、其れを修正する者は居ない。それでも道理として通ってしまうのが、夢の面白いところである。そして俺は例に漏れず、不可思議な夢を見た。

真夏の夕暮れ時、まだ日が照って明るい時刻に、実家の墓に訪れていた。何本も墓石が立ち並ぶ最中、親戚が挙って喪服を着ていた。

一周忌の様だった。だが総じて顔は明るく、皆揃ってにこやかな笑顔を浮かべていた。目覚めれば何とも異質な光景であるが、夢の中故に疑問を持たない。ただ俺は黙って手桶を水を注ぎ、墓参りの準備をしていた。

水で満たされた其れを持って振り返ると、一人の青年が立っていた。夕陽に照らされ、赤銅に輝く髪。其れはやや長く肩の辺りで跳ね回ってる。体型の分かり易い、モノクロのモダンな衣類を身に纏い、黙って親戚が集う場所を睨め付けている。穏やかさの中に潜む、鋭利な顔。小綺麗さも相まって、酷く辛辣に思えた。

そして俺は、何時も周りと親しくしている表面の人格で無いのだと感じ取った。裏の一面。敵と見なした者に対して容赦のない一面。それでも。

「何故お前らは、自分の親族の一周忌に笑顔なんだよ。偽物だからそうなんだろ? あぁ?」

やはり善性は失われて居なかった。何処まで気性が荒くても、言葉使いが乱れようとも、そのうちにある情念だけはその身に刻まれている。

そうして夥しい数の鎖を出し、容赦なく敵を惨殺していった。


そこで目が覚める。俺は鏡花にしがみつかれたまま、ベッドに横たわっていた。エアコンが稼働する音だけが静かに鳴り響いている。

俺は鏡花の腕を退かすと、そのままベッドから降りて、自らの机の引き出しを開けた。中に入っていたのは、一の紙切れだった。

茶髪の青年。穏やかに微笑み、二本足で立つ。俺が書いた絵。

懐かしいな。まさか数十年の時を経て、俺の夢に現れるなんて。ただ其れを懐かしくも愛おしくも思う。

オチを言いますと、瑠衣が数十年前に書いた小説の登場人物が、夢の中で現れた。という話。

その子は二重人格で、表と裏は大分性格が違うけれども、善性は夢でも歪められなかった。

という話。


モデルはカルぺ・ノクテムのアレニエです。

カルぺにしても良かったけど、この方が綺麗に終わりそうだったので。

いつ見ても美人。何してても美人。大好き。


二重人格のキャラを作る時に意識しなくては行けないのは、性格を反転させても、癖とか、性質を変えてはいけない。らしいです。


この子場合は善性。

口が悪くなっても、処罰の方法が変わっても、何処までも善性。

それは夢の中の、滅茶苦茶な世界でも変わらなかった。


それがきっと瑠衣にとってはとても嬉しいことだったのではないかと。


多分書いてたの、小学校から中学の時の奴。

今はファンタジー書かなくはないけど、難しくなってそうだから。だからこそキャラの性質が変わり易い。

それでも変わらず居たことが何よりも嬉しい。

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