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終焉の茶会は、今日も平和に大惨事  作者: ポン吉
第3章『終焉の茶会、日々是再建のこと』

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04.ギルドの大改装、その成果

「……しかし、変わったな、ここ……」

ゴローがぽつりと呟いた。


「外観だけかと思ったけど」

ラミリスが周囲を見渡す。


「中も……まるで別物だな」

万里の視線が天井へ向かう。



「ふっふっふ! なんとこれ、全部、月が作ってくれたのだよ!」

マスターが自慢げに胸を張る。



「……マスターが作ったみたいに言うな」

クロマが即座に突っ込んだ。



「お姉ちゃん、すごいのだ!」

帝が嬉しそうに跳ねる。



「よろしければ、案内しましょうか?」

月が立ち上がり、満面の笑みで言った。


 


一階の案内。

右側が依頼受付、左が食堂カウンター。

キッチンには見たことのない最新設備が整っていた。



「……なにこれ、どこから持ってきたんだ?」


「ていうか、組み込めるんだ……こんなの」


「……ここ、ギルドだったよな……?」


 

二階は大浴場。湯気の漂う男女別の清潔な空間。



「裏山の源泉から直接引いてます」

「ギルドで風呂……?」

「街の人も使ってるって……どういうギルド……」



三~四階は宿泊室。シンプルで快適な内装。



「この奥の部屋だけは、特別仕様なんです」



扉を開けると――天蓋ベッド、豪華な調度、シャンデリア。



「……なんか、ここだけ別世界なんだけど」

「……マスター、どこに住んでるつもりなんだ」


「だってここから出られないんだもん!」


 


「……で、ここの従業員は?」


「現在、募集中です!」


「すごいのか、バカなのか……」


「両方かもしれん」


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