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終焉の茶会は、今日も平和に大惨事  作者: ポン吉
第17章 『終焉の茶会、繰り返す夏休み』

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04.男子会議は即終了

「魔力石を死ぬ気で取りに行ったというのに……なんで夏休みの宿題があるんだよ」

部屋の主のぼやきに、他の仲間たちも大きくうなずいた。


「自由研究どうする?」

「何でもいいんだろ?」

「共同作業でもいいって言うしな」


机を囲んだ数人の男子が、真剣とも不真面目とも言えない会議を続ける。


「…………………………聖女先生の観察日記とかは?」


一瞬の沈黙のあと――。


「ああ!! ありだな」

全員の声が揃った。


その時、突然電話のベルが鳴り響く。


「……あんたに電話よ。カノンくんって子からだって〜」

母の声に、部屋が一気に凍りついた。


「え???」


恐る恐る受話器を取る。

他の仲間たちは息を殺し、受話器に群がった。


『あのことなんだけどさ……バラされたくないよね?』


電話口から聞こえたカノンの声に、全員の顔色が変わる。


「……みんな。違うことやろう」

「おう!」


男子会議は、それ以上の議論もなく即終了した。

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