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ムトウのケンシの旅路 保護した幼女と旅をする  作者: のんびり作者


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50/61

50 最下層に到着

かなりのハイペースでダンジョンの奥へと進んでいたムトウだったが、現在は立ち止まっていた


目の前には1枚の看板があり、こう書かれていた


『右の道は灼熱。左の道は氷河。好きな方へと進むがいい』


「···どちらもお断りしたいなぁ···。そうだ!!『真っ直ぐ行こう』」


目の前の壁を軽く叩いた後、腰を落として右手を引き、力を込める


そして2秒後···


「···ていっ!!」


ドッ!!ビキビキビキ···ガラガラガラ···


正拳突きで目の前の壁を破壊する···と、その先には道があった


「やっぱりね。隠し通路あると思ったよ」


強引だが、隠し通路を発見したムトウは再び走り出す


本来ならば周辺を調べ、起動スイッチを押せば開くのだが、そんな事に時間を使いたくないムトウの『簡単隠し通路発見術』であった




「ここの壁は脆いから突き進むのも楽だね~」


ムトウは途中から迷路となっているエリアも『真っ直ぐ』突き進む


ダンジョンに意思があるのならこう思うだろう


『ルールくらい守れよ』


しかし、命のやり取りがあるダンジョンに、そんな譲歩をする程ムトウは優しくないのであった


本来は壁を破壊しながら進む事等難しいのだが、ムトウは構わず突き進み、下へ続く階段に到着する


「このダンジョンは何階層なのかな?まぁ、面倒になったら地面をぶち抜いて進むさ」



階段を降りると、目の前には辺り一面が水だった


「上の灼熱か凍土の後に水か···性格悪いねぇ···」


ムトウは水際を歩いて何かを探し始める


「あったあった。ポチっとな」


暫く歩いて見つけた岩の岩肌に隠れる様にあった突起物を押すと、水は瞬時に消え、下へと続く階段が現れた



「この階層は『幻影』エリアだったんだね。幻影で防具を少なくさせて不意打ちか···。しかも近くに解除ギミックがあるけど、ほとんど見分けがつかない様になってるし···」


(とことん性格の悪いダンジョンだなぁ)


そんな事を思いながら階段を下りていく




そして10階層程進んだ先には、大きな扉があった


「いよいよラスボスのお部屋かな?何がいるのかな?」


扉を手で押すと、重い音とともに扉が動く


人一人が通れるくらい開いたので、ムトウは部屋へと入ると、扉は勝手に閉まってしまった


「やっぱりここが最下層か。戻れない様にするって事はそういう事だもんね」


扉の先は広い部屋で、他には何もない


ムトウが中央に近づくと、地面が光り、召喚陣が浮かび上がった


「どうやらラスボスのご登場だね。何か良いものくださいな~」


そう言ってボスモンスターが召喚されるのを待つムトウであった



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