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ムトウのケンシの旅路 保護した幼女と旅をする  作者: のんびり作者


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49 森を突っ走る

朝食を済ませたムトウは、装備を整えて宿を出る


「行ってらっしゃい···(プルプル)」


アリスとライちゃんに見送られ、街の出入り口へと向かう


「無事に帰って来てね···」


ムトウの背中に向けて呟くアリスと腕の中でふるえるライちゃんは、ムトウの姿が見えなくなるまで見送るのであった



街を出て森に入る


ムトウは高速で森の中を移動していた


このまま行けば30分で到着出来るだろう


目的地は洞窟内で発見したダンジョンだ


「アリスの為にも急ぐよ~。どけぇ!!」


目の前に立ち塞がる魔物を立ち止まらずに討伐していく


「おや?狼さん。お久しぶり~。手伝ってくれるの?ありがと~」


途中で狼さん達も合流したので、更に速度を上げる


ムトウの前を親狼さんが走り、魔物を蹴散らしていく


「お前の親は強いねぇ~。楽させてもらえるのは助かるよ~。後でお肉あげるね~」


ムトウの隣には子狼が並走しているが、暫く会わないうちに大きくなったもので、中型犬くらいの大きさになっていた


バウッ!!


ムトウの言葉に嬉しそうに答える子狼さん


うんうん。こういうところは子供だねぇ




暫く走ると、目的地の洞窟に到着


親子狼さんにお礼として『ドラゴン肉』を進呈して洞窟内へと入っていく


洞窟内を進むと、所々に火の消えた松明があった為、調査をしていた事は事実だった様だ


ムトウは比較的新しい松明に火を点けて奥へと進むと、大きな扉があった


「あれまぁ···大きさも材質も変わってらぁ···ランクアップしたのか···」


目の前の扉は前に取り外した扉よりも大きく、そして銀色が混ざっていた


「あ~···だからB級でもダメだったのか。まぁ、俺には関係無いけど···ねっ!!」


気合い一発扉を蹴ると、扉はひしゃげて奥へとぶっ飛んで行った


そして扉の後ろにいた魔物達は扉と一緒に飛ばされ、素材と魔石となって消えてゆく···


「さぁ、ダンジョン攻略開始~」


そう言ったムトウは一気に加速してダンジョン奥へと消えてゆくのであった···



一方アリスは


「そう言えば、森の狼さんは元気かな?ムトウさんが帰って来たら、会いに行けないか聞いてみようか?」


ムトウを見送った後は部屋に戻り、ライちゃんとお話しをしながら『回復薬』の薬草等をすり潰していた


アリスは『回復薬』のレシピを見て、一つ一つ材料と手順を確認しながら作業を進めていく


ライちゃんはそんなアリスの邪魔にならない場所で静かに、時にはプルプルふるえてアリスを見守っているのであった


ちなみに、失敗作の回復薬や廃棄品はライちゃんが全て吸収していたので、部屋が散らかったりする事はなかった


アリスの回復薬成功本数


20本中3本


駆け出しとしては、いい成功本数であった


※一般成功本数は20本中1本である


何故『20本』なのは『殆どの人が連続で作れる魔力量の限界本数』であり、最初は時間かかる為、初心者の1日の限界本数となっている


※アリスの場合は材料が無くなったので終了となった


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