45 出会った街に到着
太陽が地平線に沈み始める頃
2人が最初に出会った街に到着した
街に入ると、最初に宿に数日間泊まる事を伝え、料金を支払い部屋へと向かう
今回借りた部屋は二人用部屋だが、風呂·トイレ·寝室が2つあるタイプにしたので、それなりに広い
ムトウは早速装備を外して風呂に湯を張る
時間的にやる事は夕飯と就寝だけなので、先に入浴を済ませてしまう事にしたのだ
アリスも装備を外し、椅子に座って疲れた体を休ませている
「お風呂先に入ってね。その後夕飯にして、さっさと寝てしまおう」
アリスとライちゃんはムトウの提案に頷き風呂へと向かい、ムトウも別の風呂へと向かう
数十分後
「お風呂出た」
「それじゃあ夕飯にしよう。下の食堂に行くよ」
アリスを連れて下の食堂で夕飯を済ませ、部屋へと戻ると眠気に負けたアリスが寝室へと入って行く
ムトウは格納庫から色々と取り出し、各ギルドに売却する素材等の整理を始める
主な素材は『アリスがこの街に到着するまでに狩った魔物や採取した鉱物』等だ
これらを売却してアリスのお金にするのが、今回街に寄った目的の1つだ
「角兎の角と皮···猪の角と皮···鉱物がこれで···大体これ位の値段で売れるから···」
鑑定をしつつ、大体の予想金額を出して書き留める
「こういう事も教えていかないとな···。でも、暫くは基礎をしっかりとさせよう」
ついでにライちゃんが狩った獲物の素材も分別して纏めていく
作業開始から1時間後
「やっと終わった。後はギルドで売るだけだけど···もう寝よう」
アリスの分の作業を終えたムトウは格納庫に全てをしまい、寝室に入ってさっさと寝るのであった
翌朝、2人は朝食を食べながら予定を話す
「今日の予定は各ギルドに素材の売却からだね。その後は自由時間だけど、明日から俺はダンジョン探索に行く事になると思う。その時はアリスはお留守番を頼んだよ」
パンを食べていたアリスはその言葉を聞いて食べるのを止めた
「私は行っちゃダメ?」
「本当に危険だからね。俺1人なら大丈夫だけど、アリスを連れては無理だ。だから、ライちゃんとお留守番していてね?」
「······。解った。無事帰って来て···」
数秒黙ったアリスは絞り出す様に言うと、完全に食べる事を止めてしまった
「大丈夫だよ。長引いても1日で帰って来るからさ。その間『回復薬』の作成練習を頼むね?」
ムトウは笑顔でアリスを撫で、ライちゃんも撫でる
「ライちゃんもアリスを頼むね?すぐに帰って来るけど、この街も安全では無いからね」
プルプル!!(まかせろ!!)
いつも頼もしい護衛だな
そして朝食を終えた2人は宿を出るのであった




