表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/14

ランク協会

~採掘の街 エジャ~

 アッテ村より北東に位置する街。

 スキル『世界変革』により、四方八方を壁で遮断し、物資の運搬は海路を使う必要がある。

 ドワーフ族が住む町で土を掘って出来た巨大な穴蔵が居住区となっている。

 鉱石類に恵まれた土地であるが、逆に飲食類は乏しく、他国との貿易が必須となっている。



 「お~~い

 船が入ってきたぞい~!」

 船着き場にいたドワーフが双眼鏡を目を細めながら覗き込み、手を大きく振った。



 「ドルーシャ殿!

 やっと物資が届きましたぞい!!」

 ドワーフは双眼鏡から目を背け、立派な髭を蓄えた顔からは広角を上げた口を覗かせ、その相手に視線を送った。



 「予定より二日到着が遅いですね。

 こんなご時世です。

 デルジン殿、気を緩ませないで下さい。」

 そこにはドワーフ族の印象とは全く違った緑色のおかっぱ頭で少々釣り目の黄色い瞳、尖った耳が特徴のスッキリとした体型のスーツ男が立っていた。



 船が着き、そこには船長ラッケの姿があった。

 オーク族の襲撃の後、目覚めたティンクが『ヒール』を使い、人魚達の回復に努め、その後、人魚、スキュラの連携もあり、事なきを得たのであった。



 「遅れて申し訳ない。

 私が船長のラッケ=ヴァーリウースだ。

 説明は後でする。

 こいつらを運んでくれないか?」

 そういうとラッケは後ろに目をやった。



 そこには鎖でがんじがらめにされたオーク達が横たわっており、船自体もかなりの損傷が見てとれた。

 「・・・そいつらはオーク族。

 ・・・ふむ。

 そして、その中には手配書に載っていたバルク・・・」

 顎に手をやり、細い釣り目を大きくしたドルーシャは冷静に分析しているようだ。



 「なるほど。

 ターゲットのリックバルトの手の者で間違いないですね。

 予定の遅れはだいたい分かりました。

 こいつらを連れていきなさい。」

 そういうと奥でテントを張って待機していた武装したドワーフとは違った人相の兵士達がオーク達を船から連れ出した。



 「さて、

 お初にお目にかかります。

 船長のラッケさん、

 でしたか。

 私はドルーシャ=エルザリアと申します。



 お疲れでしょう。

 とりあえず、全員休んで下さい。

 その後からお話を聞きましょう。

 私は少し用事が出来ましたので、これで失礼致します。」

 そういうと兵士達とその場を去っていった。



 「おい、デルジン。

 よくあんな得体の知れない連中をお前達が中に入れたな。」

 ラッケは長年物資の運搬でエジャを訪れており、ドワーフ族とは相容れないであろう見慣れない男達に不信感を募らせた。



 「んだ。

 彼らはワシらドワーフ族を守るために派遣されたランク協会の者達だぞい。」



 「あれが噂に聞くランク協会・・・」



 「・・・時代の流れってやつじゃな。

 あんさんら人魚達は内陸部に詳しくないかもしれんが、ワシらの住むエジャのすぐ北東はあのオークの里 ウッドトライデントじゃ。

 そこで防壁に使う物資が豊富にあるエジャが襲撃されるであろうと直ぐにランク協会の方々が行動を移された訳じゃ。」

 デルジンは座りながら力なく地面に流れついた砂を掃った。 



 「これも時代の流れ・・か・・・」

 そういうとラッカは船着き場の奥にある砂煙に紛れた無数の武装されたテントを見送った。



 ~ランク協会~  

世界に100を超える支部があり、各々が各地のランクの調査を行っており、それはこの世界グルテアにおいて義務化されているものの一つである。



世界の秩序を守るためにある組織であり、S級ランク者や種族関係なく国のトップが所属している。

これにより世界が均等かつ平和に保たれている。

下の広告バナー下より評価、応援お願いします! 継続する原動力になります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ