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発見

「グヘヘ

 この船はこれからバルク号だな!!」

 人魚達の貨物船上で高らかにバルクは笑った。



 「さて、と、俺は頭が賢え。

 ちゃ~んと覚えてるぜ。

 ここにさっき救助された人魚がいるはずだ。

 探し出してそいつを餌にして芋づる式にバカ共を釣りあげてやるぜ。」

 そういうと手下数名を引き連れて船内を物色しだした。



 その頃船内の地下でラッカは人魚達の治療を受け続けていた。

 「どうかされましたか?」

 「誰!?

 あっ 貴方でしたか」

 そこには異変に気付いたティンクが様子を見にきていた。

 「言いにくいことですが、この船は今オーク達に襲われています。

 ・・・貴方たちを巻き込んで申し訳ありません。

 でも、信じて下さい。

 船長さえ復活すれば、我々はこの苦難を乗り越えられるんです。」

 この状況下においてもラッカを微塵も疑わない人魚達の一途な瞳に、信頼が厚いことが分かった。

 


 「私も手伝わせて下さい。

 支援系なので『ヒール』で治癒のお手伝いぐらいなら出来ます。」

 今話を聞いて不安を皆で共有するより、今自分に出来ることをしようとティンクは治癒に行動を移した。



 「ど~こ~か~~な~~」

 オーク達の指は小刻みに動き、それはゲームを楽しんでいるかのようだ。



「チッ

 中々見つかんねえなあ。

 スキュラの一匹でも人質に連れてこりゃよかったか。

 


 ・・・まあいい。

 どの道もう逃げられねえ。

 おい、野郎ども!

 遊んでねえで暴れてでもあぶりだせ!!」  

 バルクは苛立ちを隠せず、上空にスキルを放った。



 スキル

 『咆哮』

 発動 

 

 効果:仲間を統括し、仲間の能力を向上させる。

 クールタイム60秒

 持続時間30秒 



 バルクの咆哮は船内に轟き、その威力で船に敷き詰められた床材や船内に置いてある物資が上空に舞い散った。

 結果、船内の様子が一望できるものへと船上の景色が変化していた。



 それは即ち、オーク達が人魚達を見つけたことを意味していた。

 


「ぐへへ

 こんなとこにいやがったかあ。」

 バルクは肩にかかった鎖を指でいじりながら、人魚達を見下ろし、引きついた笑みを見せるのであった。

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