最終章突入
更新遅れました!あいすいません!!
新章?最終章?突入しました。完結まで応援していただけると嬉しいです。
「彰人 あの時は本当にごめんね? 素直になれなくて」
凜の家でくつろいでいると凜が突然謝罪を始めた。ん?あの時? 俺の疑問が表情に出ていたのか、凜はいまいちピンとこない俺に説明してくれた
「ほら 私彰人のこと 好きじゃないとか酷いことたくさん言って 彰人のこと傷つけて…」
「あーそのことか それはもういいって 誤解も解けたし、あれがきっかけで付き合えたじゃん?」
半年も前の出来事だ。凜には気を病んでほしくないし、笑顔でいてほしい
「で、でも」
「わかった! じゃあ、あれはツンデレ凜の平常運転だったってことで」
「ツ、ツンデレじゃないし!」
…
「これから彰人のこと絶対に傷つけないから だから捨てないでね?」
目に少しの涙をためながら どこか不安気に俺の服の袖を掴む凜 こういうときに、どうするべきかを俺は知っている
「凜」
ゆっくりと無言で、彼女の頭を撫でる。短かった髪も時が経って随分長くなった。相変わらず艶のある綺麗な髪だ。
「ん…」
「彰人」
「なんだ?」
「幸せ」
「俺もだ」
凜と付き合いだして約半年 学校のカップルの多くが半年くらいで倦怠期に入って別れるケースを見てきたが、俺たちは幼馴染として積み重ねてきた年月もあり、交際はすこぶる順調「だった」
「そろそろ帰らないとな 送っていくよ」
「あっ…」
撫でるのをやめると、切なそうな声を出す凜が可愛い。
「帰らないとダメ?」
「ダメだ」
夜も遅いので送らなければならない。凜の家族に交際を認めてもらっている以上 「「たとえそういったことをしてなくても、疑われる行動はすべきではない」」 一度失った信頼を取り戻すのはすごく難しいから
「わかった…」
「それにほら 明日も会えるだろ?明後日もその次の日も」
寂しそうな凜を見て、つい柄にもないセリフが口から飛び出る
「彰人がデレた!」
「デレてない!」
長文ですが、よろしければ一読ください!
今回の導入や2人がいきなり付き合い始めた部分には否定的な意見をお持ちのかたが多いと思います。(ラブコメで最重要な告白を飛ばしたのである意味当然かと)
しかし、今回の小説でもっとも重視しているのは「リアル」です。告白というのは2人しか知るよしがなく、2人にとって大事な思い出だと思います。それを第三者が覗き見るのは少し違うなと思った次第です。(たかが小説ではありますがご容赦ください)
さて、物語は、最終章に突入し、ようやく書きたかったところが書けるようになり、大変うれしく思います。これからも応援のほどよろしくお願いいたします。




