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社畜が転生したら竜種の王になっていた  作者: 社畜大根
竜王奇譚
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復興

「大天使…というか元、大天使だな」


「我が君…又性懲りも無く誑かして」


「は?」


「私という者がありながら」


「え?」


ザワザワ…ザワザワ


「私と将来を誓い合ったのは嘘だったのですか!」


ザワザワ…ザワ…ザワザワ


「もういい黙れ」


「我がきー」


クリルの鉄拳がヴェンデルの頭に制裁を加える


「こいつは何を言ってるんだか……はぁ…おい!誰かこいつを医務室まで連れてってやってくれ」


「「御意!」」


「はぁ…全く…取り敢えず先ずは事後処理からだな〜…市街地と王城の被害報告あげといてくれ、」


「御意!」


「それとウルズ」


「な、なんでしょう」


「ゲロ掃除と王城の改修費出してもらうからな」


「あああああああああ!そんな殺生なァアアアアアアアアアアアア!!」


「戦力はありがたい、だけどやりすぎだ、加減を覚えろ加減を」


「嘘だ!!!」


「ガブリエルの功績もあるし、それに免じて半分は出してやるから、それで我慢しろ」


「ぎょいぃ…」


「よし皆!これを機に城下含めて再建する、終戦後に交易を出来る環境を整えるぞ」


「終戦…ああ、そういえばそんな物もあったわね」


「え?」


「相手が全く侵攻してこないからすっかり忘れてたわ…」


「終戦…?どこかと戦でもしているのか…?」


「ああ…うん…今この竜域、そんな雰囲気ないだろうけど今複数の国からなる同盟軍と防衛戦争を繰り広げててな…」


「ふむ……色々ありそうだな」


「まぁ私も暫くはこの竜域にとどまるよ、戦争の行方も気になるし」


「…先に言っておくが私は人々との戦には参戦しない、そちらでなんとかしてくれ」


「私もです」


「ああ、私もだ」


「そこは任せるよ〜、でも人間以外が相手の時はよろしく頼むぞ」


「ああ…いいだろう」


〜〜〜次の日〜〜〜


「よしみんな〜、今日から復興、改修を開始するぞ、以前の地図を元に城下や市域を最初に立て直す、以前を超える街並みを作ろうじゃないか」


「王城はいつ?」


「そんな物は後で良いぞ、必要なのは都市や国としてのシステムの復興だ…ん?」


「どうされました?」


「この地図を見て思ったが竜域の都市は丸く作られてたんだな」


「そうですね…外からの防衛の意味も込めて城壁都市が多いですからね」


「戦争多すぎかよ…」


「竜種の歴史に戦有り、ですね、殆ど防衛ですが」


「殆んどって…侵略もあったのか」


「はい、初代竜王陛下である方が西方遠征を行い現在の領土を手に入れました」


「その前の領土は?」


「今の約10分の1ですね、」


「すげぇな…領土を10倍まで広めたのか…」


「その分外部からより一層の恐怖と反感を買いましたけどね」


「そりゃあそうだろうな〜、まぁ取り敢えず領土は守った方が良いんだろ?」


「ですね、多くの遺跡や市街がありますので」


「遺跡か………そんなに大事なのか?」


「はい、未発掘の遺跡には“天磐船”がありますから」


「ん…?船?」


「違いますね、大いなる力を持ち、所有者を次なる“高み”へと誘う宝です、」


「ふーん…で、どれくらいが発掘されてないんだ?」


「ほぼ全てです」


「え?…なんで?」


「大きな犠牲を伴います…宝まで辿り着く前に死ぬことが殆どですので」


「ひえぇ…恐ろしや…」


「私も一度挑戦しましたが挫折してしまい…結局諦めて町の鍛治師にこの剣を打って貰いました」


「マジか…お前が諦める程ってのはよっぽどだな」


「そこら辺に居るような低級魔物ではなく中級、上級の魔物まで出ますからね…」


「例えば?」


「何を司るかで変わりますが主になると炎であればミカハヤヒノカミやカグツチ、水であればフカフチノミズヤレハナノカミやアメノツドヘチネノカミ、など…まぁとにかく面倒臭いですね」


「名前長くね?」


「まぁそうですね」


ゴタゴタ終わったら挑戦してみるかな…


「とにかく、今は目の前の復興だ〜、やるぞ!!」


「「おおおおお!!!」」


ーーーー


「そこー!サボってると晩飯抜きにするわよ!」


「へっへい!!」


「子供は危ないから入っちゃいけないわよ〜」


「えーつまんない!!」


「もっと遊びたいー!!」


「ほん…読みたかった…」


「ほほう…じゃあ鬼ごっこで誰か一人でも私から逃げ切れたら好きにしていいわよ?」


「え!?本当!?」


「うそじゃない…よね…?」


〜〜〜


「フハハハハハハハハハハ!!何処にいるかなど容易くわかるわぁ!!!」


「ひぃいい!?」


「何あの人!!鬼ごっこに探索魔法ガンガン使って!」


「しかもめっちゃ早いし!!!」


「先ずは一人じゃあ!」


「いやぁーー!!」


「やめんか大人気ない!!」


ゴスゥ、という鈍い音とともにウルズの頭に空から降ってきた鉄拳がめり込む


「おぉおう…頭がぁあ」


「割れろ!ったく…お前ら、変なことされなかったか?」


「は、はいぃ」


「いてて…我が君はなぜここに…?」


「一応王城の修復の進行度を確認にな、そしたらお前が少年達を追いかけてキモく笑ってたから誘拐される前に鉄拳を」


「誘拐!?」


「そ、そんなことしませんってばぁ!」


「本当か〜?意外にショタ好きだったりして」


「んなわけ無いですよ!!」



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