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社畜が転生したら竜種の王になっていた  作者: 社畜大根
竜王奇譚
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間幕

ペトロとの戦いを後にしたクリルとヴェンデルは墳墓へと戻る


「リーデル、セレス、そちらに異常はありませんか?」


「ねぇよ…」


「…お兄ちゃん」


「ん〜…リーデル、なんで私とヴェンデルがお前達を連れて行かなかったかわかるか?」


「それは…俺達が弱いから…」


「違うね、うん、だよな?ヴェンデル」


「はい、あれを相手に大人数で向かうのは得策ではないですし竜車がいなくなっても困りますからね…適材適所ですよ」


「…」


「そんなむくれるなって、ちゃんと戻ってきたし、次からはお前らもできる限り前に出てもらうそ〜」


「わかったよ…」


「お〜、いい子いい子、お姉さん感心ですな〜、じゃあ行くか!」


「おう!」


「リーデルときたら…クリルに頭撫でられて照れてますよ、あんな怒ってたのに」


「…お兄ちゃん…嫌い…」


「え?ちょ!セレス!」


「冗談…」


「おし、お前らここから早くトンズラするぞ、生き残りの兵士に見つかったら面倒臭いしな」


「クリルがいうとしっくり来ますね…」


「何か女盗賊って感じだよな」


「…リーダー格の…」


「酷!?え?私そんな!?」


「冗談ですよ、さて、行きましょう」


ヴェンデルの一言で一行は竜車に乗り込み、再びソウリエへの旅路を綴りはじめた


「そういやペトロが復活したってことは後の2体の復活はどうなんだ?」


「…実は…次に寄るソウリエがその2体目…ヨハネの墳墓がある場所です」


「はい!?嘘でしょ!?」


「お〜う…マジか…」


「いや…隠す気は無かったんですが…というかこんなに早くペトロが復活するとも思わず…」


「…期間はわかるのか?ヨハネの復活する残り時間は」


「ペトロが復活して4日後に復活するはずです…ソウリエまでは後2日もあれば着きますので間に合いはします」


「ほえー…じゃあ向こう着いたら少し確認したい事あるんだけど…いいかな?」


「?いいけどよ…なんだ?」


「ちょっとスキル試したくてね〜、」


「クリルはスキル持ちなのか!良いな〜!」


「そうか?よく分かんないが」


「まぁ持ってる人は少ないですからね…」


「ヴェンデル姉ちゃんは何か持ってるのか?」


「はい、私も持ってますよ」


「すげー!じゃあそこらの野良魔物程度には負けねぇな!」


「お〜う、旅の中では心配はいらないぞ〜」


「ですが注意はしてくださいね、何があるかわかりませんから」


「あいよ〜」



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