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第82話 キメラ廃棄場

_:(´д`」∠):_「お待たせしました!忙しくて更新が間に合わなくてすみません! 先週お休みしたので、今週は今日と金曜日の二本立てですよ! ……ところで一万文字超えたので分割したのに、なぜか合計して一万五千もじ近くなっているんだ。どういうことだってばよ!?」


_:(´д`」∠):_「あと、タイトルなんですが、書籍化に伴い『二度転生した少年はSランク冒険者として平穏に過ごす ~前世が賢者で英雄だったボクは来世では地味に生きる~』へと変更になりました。S級がSランクになっただけなんですけどね」


いつも応援、誤字脱字のご指摘を頂きありがとうございます!

皆さんの声援が作者の励みとなっております!

魔人と白き災厄の欠片を宿したキメラを倒した僕達は、遺跡の関係者であるアンデッドを連れて、一旦洞窟内のキャンプへと戻って来ていた。


「それで、このアンデッドが古代文明の生き残り……なのか?」


「アンデッドなので厳密には死に残りって言うべきかねぇ?」


 冒険者ギルドの幹部であるワンダさんの問いかけをロディさんが茶化すようにふざける。


「今は真面目な話をしているのだ。晴嵐のロディ」


「こりゃ失礼しました」


 ちなみに洞窟の外で待機している筈のワンダさんがここに居るのは、洞窟内での監督役代理だったリソウさんが、これはもう単なる魔物討伐ではない、一度ギルドの監督役から意見を聞くべきだと主張したので来て貰う事になったんだ。


「……いかにも、儂がキメラ研究所の所長ガンエイ・トルソクピンじゃ」


 このままだと会話が進まないと思ったのか、アンデッドが肩をすくめながら名前を名乗る。

 へぇー、そんな名前だったんだ。


「これは失礼、私は冒険者ギルドより派遣された監督役のワンダと申します」


挨拶が終わると、ワンダさんは今回の事件の発端と、僕達が遺跡調査に派遣された事を説明する。


「つまり我々の目的とは、遺跡の調査とこの洞窟から溢れ続ける魔物達の調査なのです」


「ふむ、その話ならそこの小僧共も同じような事を言っておったな」


「あの遺跡で暮らしていた貴方に伺います。なにか心当たりはありませんか?」



「……よかろう、説明してやろう」


 そう言って、ガンエイさんはまず、あの遺跡がなんの為に作られたものなのかを話し始めた。


「儂がまだ人間であった頃、人と魔人は激しく争っておった。我等は侵略者から世界を、国を守る為に、魔人は新天地であるこの世界を我がものにする為にな」


 ガンエイさんは懐から小さな金属製の棒を取りだす。


「戦いは激しさを増し、更に両陣営は相手を倒す為に魔法やマジックアイテムの研究に明け暮れた」


そして棒を天井に向けると、棒の先から小さな火の玉が幾つも飛び出して天井に居た蝙蝠達を打ち落とす。


「こんな感じにのう」


「「「「おお……」」」」


 冒険者さん達の視線がガンエイさんの手にした金属の棒、マジックアイテムに注がれる。


「戦いは激化し、技術や道具の研究だけでなく、魔物の研究もおこなわれるようになった。その結果生まれたのがキメラ研究じゃ」


 次にガンエイさんは冒険者さん達が仕分けしているキメラをマジックアイテムの棒で指さす。

 あれは僕達がお土産として持ち帰ったキメラの素材だね。


「様々な分野の研究が激化し、戦闘の余波を受けて天空大陸は小さな島だけを残し崩壊、大陸に巨大な穴や裂け目が生まれてそこに海水が流れ込んで新たな湾になった場所もあった」


「ど、どんな戦いだよ……」


「まるで神々の争いだな……」


 作業の傍らでガンエイさんの話を聞いていた冒険者さん達が半信半疑の様子で呟く。


 まぁ前々世の時代でも、魔人と戦う為の魔法やマジックアイテムの研究は盛んだったからなぁ。


「そんな時じゃった。人と魔人が争っていた戦場に一匹の白い魔獣が姿を現したのじゃ」


 魔獣という言葉を口にした瞬間、ガンエイさんが手にしたマジックアイテムを強く握りしめた。


「戦場に乱入したその魔獣は、人も魔人も関係なく襲った。突然の事に困惑した両陣営じゃったがすぐに反撃に出た。身の程知らずの獣を返り討ちにしてやれ、とな……じゃが、身の程知らずは儂らの方じゃった」


 苦悩の表情を浮かべ、ガンエイさんは手にしていたマジックアイテムを真っ二つにへし折る。


「全滅じゃった。人の軍も、魔人の軍も、たった一匹の魔獣によって皆殺しにされてしまったのじゃよ……」


「「「「……っ!?」」」」


 古代文明の軍と、魔人の軍がたった一匹の魔獣によって全滅させられたと聞かされ、騒がしかったキャンプから音が消える。


「戦場を蹂躙した魔獣は世界中を駆け巡った。戦場だけではない、町も、基地も、小さな村にさえヤツは現れて我々を襲った。多くの人々が犠牲となり、魔人達ですら元の世界へと逃げ込んだ。残された儂等は必死で逃げまどい、ほうほうのていで地下へと逃げ込んだ。仮初の安住の地を手に入れた儂等はそこに研究施設を作り、あの魔獣、白き災厄を倒す為の研究を始めたのじゃよ。それが儂の居たキメラ研究所……お前さん達が調査に来た遺跡の正体なのじゃ」


「「「「……」」」」


 余りにも衝撃的な告白に、何を言えば良いのかと皆困惑の表情を浮かべる。


「……それで、その白き災厄という魔獣はどうなったのですか? 貴方がた古代人が倒したのですか?」


 ワンダさんの質問にガンエイさんは首を横に振る。


「知らん、儂等は今日まで地下に籠って研究を続けておったからの。あの忌々しい魔獣がどうなったのかは知らんのじゃ。寧ろ儂の方こそ問いたい。お前さん達は白き災厄について何か知っておらんのか?」


「いえ、その様な魔物の話は聞いた事もありませんし、少なくとも私が読んだことのあるギルドの記録では、ここ数百年魔物や魔獣による世界的な規模での被害は存在しておりません」


「だったらその魔物はどこに消えたんだろうな?」


 ロディさんがポツリと疑問を口にするけれど、その疑問に答える事が出来る人は誰も居なかった。


「じゃがまぁ、理由は分らぬが今の世界では白き災厄による被害は起きておらんようじゃな。安心したよ……」


 そう言ってガンエイさんが柔らかな笑みを浮かべると、その体がうっすらと発光し始めた。


「これで安心して逝く事が出来る……」


「こ、これは……!?」


 突然の事に皆が驚きの声を上げる。


「未練が無くなったから、魂が昇天しようとしているのよ」


 僧侶であるフォカさんが、ガンエイさんの身に起こっている現象を説明する。


「昇天? つまりこのアンデッドは消滅するのか?」


「ええ、神の御許へと旅立とうとしているのです。アンデッドとなる程の未練を抱えた魂が、浄化を受けずに救われるのです。これは、これは奇跡だわ! さぁ、皆さんで見送りましょう!」


 フォカさんの言葉を受けて、その光景に驚いていた皆が神妙な表情でガンエイさんを見つめる。

 皆色々と思う事はあるだろうけど。それでも彷徨える魂が救われると聞いて鎮魂の思いを抱いているみたいだ。


 でもちょっと待って。皆大事な事を忘れているよ。


「だから待ってくださいって!」


 僕は肉体から抜けかけていたガンエイさんの魂を引っ掴むと、もう一度肉体に叩き込んだ。


「ブギャッ!?」


「「「「はぁっ!?」」」」


 ガンエイさんの魂が肉体に戻った光景を見て皆が驚いた様な声を上げる。


「ちょっ、何をしているんですかレクスさん!? せっかく彷徨える魂が昇天しようとしていたのに!?」


 フォカさんが抗議の声を上げるけど、まだ事件は解決していないから仕方ないんですよ。


「いやだって、まだ魔物の大量発生の原因とか説明してませんよこの人」


「「「「……あっ」」」」


 これまでの会話の流れと、魂が昇天しそうになった事で皆すっかり事情を聞く事を忘れていたみたいだ。


「……あー、そういう訳なんで、申し訳ないが昇天するのは説明を終えてからにしては戴けないだろうか?」


 ワンダさんが申し訳なさそうにガンエイさんに説明の続きを求める。


「うう、また仲間達の下に行きそびれた。あと少しで仲間の手を取れたというのに」


 危ない危ない。


「いや本当に申し訳ない」


「まぁ良いわ。魔物の大量発生じゃったな。元々研究所にはキメラの素材となる魔物を飼育する為の施設があった。そこで育てた魔物はキメラの素材となるだけでなく、キメラの餌としても使われておったからの。おそらくはその魔物達が逃げ出したというところじゃろう」


 ああ、そんな話を魔人との戦いの前後でもしていたね。


「おそらく儂に変わって研究を進めていた魔人が何かやらかしたのではないかの? うっかり飼育施設の壁でも壊して逃げられたのではないか? まぁ儂はもう研究への未練はない。施設に関しては壊すなりなんなり好きにするが良いわ」


 とガンエイさんはさっさと昇天したいらしく投げやりに答える。


「施設で飼育されていたのは魔物だけなのですか? 貴方がたが研究していたキメラはどうなっているのですか?」


「キメラ?」


 ワンダさんの質問を受けて、ガンエイさんが顎に手をやって考え込む。


「失敗作や研究が終わったキメラは廃棄穴に捨てておったからのう、多分生きておらんと思うぞ」


「廃棄穴?」


「うむ、廃棄用の落とし穴から最下層の地下水脈にドボンじゃ。落下の衝撃と水脈の濁流に流されて大半は死に絶える」


 え? なにそのもの凄く雑な処分のしかたは?


「……生き残る可能性は?」


「そうじゃのう羽根の生えたキメラや水棲生物の性質を持ったキメラは生き残るかもしれん。あと無事陸上に上がる事の出来たキメラも最下層で生き残っておるかもしれんな」


「「「「「それ絶対生き残りいるからっ!!」」」」」


 キャンプに居た皆のツッコミが一つになる。

 うん、どう考えても生き残りが居るよそれ。

 

「ちなみに地下水脈にドボンと落として処分する事から、儂等はこの廃棄穴の事をドボントイレと呼んでおった」


 聞いてないよそんな事。

 っていうか、最後の最後でとんでもないやり残しが見つかったよ!


「そんじゃ昇天して良いかの?」


「「「「「駄目ですっ!!」」」」」


 当然だよ!


 ◆


 ガンエイさんの衝撃の発言から一晩が明けた。


 僕達Sランク冒険者は遺跡内部での戦いの疲れを癒す為に休息を命じられ、その間に魔人と巨大キメラの脅威がなくなった遺跡をAランク冒険者さん達が再調査。

更に棲み着いた魔物の掃討も行われたらしい。


「証言にあった魔物の飼育施設ですが、予想通り壁に大きな爪跡によって開けられた穴が開いていました。穴は遺跡を回り込んでこちら側に続いていたので、今回の騒動で外に出て来た魔物は先の闘いで討伐された魔物と、洞窟内に残っているであろう魔物で全てのようです」


「そうか、ご苦労」


 遺跡内を調査した冒険者さん達から報告を受けたワンダさんが大きなため息を吐く。


「とりあえずこれ以上の魔物の増加はなさそうだな。あとは洞窟全体の調査と、地下水脈に続くらしい洞窟最深部か」


「しかしこうなると、時折地上で発見されるキメラというのは、同様の研究施設の廃棄穴から捨てられたキメラの子孫だったのかもしれないな」


 キャンプの護衛をしていたロディさんがワンダさんの発言に続く様に呟く。


「かもしれんな。あのアンデッドの話では、地下に落ちたキメラの大半は、落下の衝撃で弱った所を地下水脈付近に住まう現生の魔物達に襲われて始末されるとの話だが、生き残りは間違いなく居るだろう」


「なぁ、もしかしてまえに襲ってきたアントラプターって……」


「あれはキメラ処理用に外部から運んできた魔物が繁殖したものらしい」


「迷惑過ぎないかあの爺さん!?」


 あー、あるある。魔物を使って環境問題を解決しようとしたら別の問題が発生しちゃうって僕の時代でもあったよ。

 それで騎士団が緊急出動するまでがワンセットなんだよね。


「けどよ、あのアントラプターはこないだの闘いで大量に討伐されたからな。もしまだキメラの生き残りが居たのなら……」


「間違いなく生き残りのキメラ達が活性化するだろうな」


 二人が肩を落としながら大きく溜息を吐く。


「Aランク限定でキメラも居る未探索の洞窟を調査とか、どれだけ時間と金がかかるかわからんなぁ。俺達も長くは関わってられないぞ」


「むぅ、せめて最下層の状況だけでも調査したいのだが……」


「いやいや、それこそ一番最後にたどり着く場所だろう。いわばダンジョンの最下層だぞ」


 あー、そういえば洞窟って一種のダンジョンと言えるかもしれないね。

 っと、最下層の調査と言えばそうだ。


「あの、それでしたら廃棄穴から飛行魔法で降りていけばいいんじゃないですか?」


「……何?」


 ワンダさんがキョトンといた顔でこちらを見る。


「いえ、廃棄穴が最下層に続いているのなら、飛行魔法でゆっくりと降りていけば最速で最下層の調査が出来ると思います」


「それだーっ!!」


 僕の提案にワンダさんが勢いよく声を上げる。


「そうか、君は飛行魔法が使えるんだったな! 是非頼む!」


「ええ、任せてください」


 僕の提案にワンダさんが大喜びしている。

 うんうん、提案して良かったよ。


「いやさすが少年だな! それにしても本当飛行魔法というのは便利だな!」


「よし、これで最低限上に報告する為の資料が作れるぞ!」


「ところで少年、その飛行魔法なんだが、俺達を一緒に運ぶ事は出来るのか?」


 と、ロディさんがそんな事を訪ねてきた。


「そうですね、一度に運べる人数に限界はありますけど、往復すれば問題なく運べますよ。」


「なら俺達も運んでくれ。地下に遺跡で遭遇したキメラの生き残りが居るのなら、俺達Sランクの出番だろう」


 成る程、さすがはロディさん。

目的が調査だけだとしても、規模の分からない最下層にどれだけのキメラが居るか分からないんだから、最低限の戦力は確保するべきだと言うことなんだろうね。


「なら俺達も同行しよう。戦力は多いに越した事はない」


「となれば回復役も必要よね」


 と、そこにリソウさんとフォカさんもやってくる。


「よし、それでは最下層の調査をする人員を編成する。少し待て」


 そう言って、ワンダさんは部下の人達を集めると、すぐに最下層へ向かう人材の編成を始めたのだった。


 ◆


「では開けるぞ」


 僕達の前で、ガンエイさんがキメラを捨てる為の廃棄穴を開く。

 廃棄穴は大きく、これなら大型のキメラでも落とせそうだ。


 ガゴンッと重い音と共に廃棄穴が開くと、そこに奈落の底へと続くような巨大な黒い穴が姿を現す。


 けれど、そこには予想もしていないものの姿もあった。


「「「「げぇっっ!?」」」」


 廃棄穴の奥に続く深い縦穴……その壁の側面には、大量の魔物達がへばりついていたからだ。

 そしてその魔物を僕達は知っていた。

「「「「アントラプターだぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」」


 そう、アントラプター。

 僕達が洞窟内に第二キャンプを建設していた時に襲ってきた、あの魔物達の群れ。

 それと同じものが廃棄穴の向こうにびっしりと蠢いていたんだ。


「どうやら暫くキメラを墜とさずにいたんで、餌欲しさに登って来たみたいじゃの」


「のんきに言ってるばあいかぁぁぁ!!」


冷静に解説したガンエイさんに誰かのツッコミが入る。


「「「「ギシャァァァァ」」」」


 と同時にアントラプター達が動き出した。


「いかん! 総員迎げ……っ!?」


「ライトニングバースト!!」


 リソウさんの言葉が終わる前に僕の放った魔法が炸裂する。

 広範囲に拡散する雷撃の魔法が廃棄穴全体に広がり、中からはい出そうと向かってきたアントラプター達を迎撃する。

 壁を上って来ていたアントラプター達に逃げ道も隠れる場所もなく、彼等は為す術もなく魔法に飲み込まれて消えていった。


「アントラプターの撃退完了しました!」


 うん、乱戦で味方を巻き込む心配が無ければこんなモンだよね。


「……ええと、ああ、ご、ご苦労」


 武器を構えようとしていたリソウさんが剣を下ろすと、微妙な表情でねぎらってくれた。


「俺達あんなに苦労したのになぁ……」


「まぁほらアレだ。相手はSランクだからよ」


「そうだな。Sランクだもんな」


 周囲の冒険者さん達から、Sランクだからなと納得の声がポツポツとあがる。

 よし、僕も少しはSランクに相応しくなってきたかもしれないね!


「いやちょっと待ってくれ。アレと俺達を一緒にしないでくれ……」

ガンエイ(´;ω;`)「成仏させて……」

Sランク(´;ω;`)「一緒にしないで……」


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