第52話 獅子の船と鯨退治
_(:3 」∠)_久々の定時投稿!……うん、昨日の原稿が多すぎたからなんだ。
いつも応援、誤字脱字のご指摘を頂きありがとうございます!
皆さんの声援が作者の励みとなっております!
「そろそろ河口が近いぞ」
魔物の襲撃を乗り越えた僕達に、バーンさんがそう告げる。
「突然の魔物の襲来には驚いたが、果たして外海に待ち受けているのは魔物か大怪魚か、気を引き締めねばな」
「そうですね」
バーンさんもさっきの魔物達が、再びメガロホエールと遭遇する前触れだったのではないかと警戒しているみたいだ。
「心配ねぇって! レクスの兄貴が居ればなんの問題もねぇよ!」
「ふっ、信頼されているな少年よ」
ジャイロ君の元気さに勇気を貰ったのか、それとも僕への無垢な信頼を微笑ましく思ったのか、バーンさんが笑みを浮かべる。
やっぱりジャイロ君はバーンさんの近くに置いておいた方がよさそうだね。
なんだかんだ言いつつも、今も足がプルプルと震えてるから。
いやいや、良く考えると、二度もこの船に乗って酷い目にあっているのに、この自信満々な態度は寧ろ凄いんじゃないだろうかこの人?
割とメンタル強いのかもしれない。
「船長! 前方約3km先に複数の船影を確認!」
マストの上の見張り台に居た船員さんが大きな声でバーンさんに報告をする。
「船の所属と数は分かるか!?」
バーンさんの指示に船員さんが彼方を凝視する。
「ウチの見張り役は視力強化魔法が使える者を起用している。お陰で100m先の針の穴の先の光景も見えるぞ」
おおー、ピンポイントな身体強化魔法の使い手とは珍しいね。
大抵こういう尖った魔法の使い手は、ベーシックな魔法技術の扱いに長けている人が多い。
もしかしたらこの船の船員さん達は優秀な身体強化魔法の使い手が多いのかな?
だから二度も酷い目にあってもピンピンしているのかもしれない。
やるなぁ、さすが海の漢だ。
「数は3! 紋章は翼を広げた獅子です!」
「翼を広げた獅子、ヴェルティノの海軍船団か! だが3隻? 作戦行動としてもハンパな数だな。他に何か情報はあるか!?」
「リリエラさん、ヴェルティノと言うのは?」
「ええっと、ゴメン。私も良く知らないわ。私は魔獣の森でばかり依頼をこなしていたから」
「ヴェルティノは海辺の国の名前。内大海の河口付近はヴェルティノの縄張りになる」
と、僕の疑問に答えてくれたのは、盗賊のメグリさんだった。
「へー、そんな国があったんですね」
「うん、ヴェルティノは魚が美味しくて綺麗な砂浜が名物の町。一度行ってみたかった」
あっ、なんだか楽しそうだ。
あわよくばヴェルティノに上陸できないかと考えているのかな?
実際、調査のことを考えるとバーンさん達はヴェルティノの偉い人達と話し合いをする事になるだろうから、上陸する可能性は高そうだね。
「船長! ヴェルティノの船団ですが様子がおかしいです! どの船もボロボロで、風魔法を帆に当てて無理やり加速しています!」
「何だと!?」
見張り台の船員さんの報告がなんだかきな臭いな。
「海賊の襲撃にでもあったか、それとも……」
この状況だと、多分答えはそれともの方だろうなぁ。
「船長! ヴェルティノの船団後方に複数の黒い姿を確認! 一つあたりの大きさはヴェルティノの船の4倍! ですが船じゃありません! 速さもヴェルティノの船以上でじきに追いつかれます!」
黒くて船より大きいか。
これはやっぱりアタリだろうなぁ。
「少年、なんだと思う?」
「いやー、答えは同じだと思いますよ」
「では一緒に答えようか。せーの」
「「メガロホエール」」
うん、そうだよね。
さっきの魔物達はメガロホエールから逃げてきたで正解だろうね。
「それでどうするんですか? このままだとヴェルティノの船を通り過ぎてメガロホエールにぶつかりますけど」
この海路の横幅は大型の船がギリギリ3隻くらいすれ違う事が出来る程度の広さしかない。
ただそれはあくまで大きさの問題であって、細かな操船を考えると二隻が精々だろう。
ヴェルティノの船とすれ違う事は問題なく出来ると思うけど、ぶつかってくる気満々のメガロホエールの群れを全て回避できるかというと、正直無理だと思う。
「操舵長! 回頭して逆走出来るか!?」
「無理ではありませんが間に合いません! 今からやったら真横を向いてヴェルティノの船を通せんぼしちまいます!」
そうなったら後ろから来たメガロホエールにヴェルティノの船ごとぶつけられてまた転覆しちゃうだろうねぇ。
「……」
バーンさんが無言になって考え込む。
真剣な顔だ。ちょっと暑苦しくて面倒くさい人だと思っていたけれど、いざとなったら真面目に仕事を出来る人みたいだね。
そして何かを決心したらしいバーンさんが、僕達に顔を向ける。
「何か良いアイデアは無いかね!」
「……え?」
前言撤回、いざとなってもダメな人でした。
「えーっと、こういう時は船長が良いアイデアを出すものなのでは?」
「ふっ、見くびって貰っては困る! 普通の海賊や魔物が相手なら問題なく戦えるが! 普通じゃない相手に切羽詰った状況で逆転のアイデアが出るほど私は有能ではない!」
凄い! 凄いよこの人!
自分の無能っぷりを全肯定しちゃった!
ある意味清々しい!
「一応聞いておくが副長には良いアイデアはあるかね?」
「いいえ、私も非常識な相手に対抗できる手段は持ち合わせておりません。ここは冒険者ギルドが推薦した凄腕冒険者の手腕に心から期待しましょう」
凄いよこの人達! 自分達の命運を出会ったばかりの僕達に全面的に預けてきた!
「何しろ我々は二度も死に掛けましたからな。生き残れるのであれば、プライドもへったくれもありません」
「うむ、その通りだ」
おお……二度死に掛けた人達の実感の篭った言葉は重いなぁ。
自分の不足を認める事が出来る程の成長したって事なのかな? うん、そう思っておこう。
「それで、何か良いアイデアはあるかね? 出来れば迅速に答えてくれると、とても、心の底から、本当に、助かる」
「私も漏らさないで済むアイデアを心底望みます」
僕はちらりとジャイロ君達を見る。
「兄貴ならスゲーアイデアが出せるに決まってるぜ!」
「私達は普通の冒険者だから、期待されても本気で困るわ」
「お役に立てずすみません」
「いざとなったら船を捨てて逃げる。この川幅なら陸に逃げれる」
何気にメグリさんのアイデアは辛辣だけど真理だ。
船が壊れても生きてさえ居ればまた船は建造できるからね。
今度はリリエラさんとモフモフの方を見る。
「残念だけど私もアイデアはないから、迎撃するにしろ、脱出するにしろレクスさんの選んだ方に従うわ。だって、レクスさんの決めた事なら確実に生き残れるって皆信じているから」
リリエラさんがそういうと、皆もそうだと頷く。
これは信頼されているって事で良いのかな?
「ギュウゥー!!」
そして唯一逃げようとするモフモフを、ガッチリと身体強化魔法で確保していた。
結構メンタル鍛えられてるよねリリエラさんも。
「そうですね……メガロホエールはヴェルティノの船よりも速いとなると、僕等が逃げたらヴェルティノの船はいずれ追いつかれて破壊されてしまうでしょう」
しかもヴェルティノの船の真後ろにメガロホエールが居るという事は、おそらく船を捨てても岸にたどり着く前にメガロホエールに襲われてしまうことだろう。
あの巨体が近づいてくればその波でまともに泳ぐ事も出来ないだろうしね。
「彼等を見捨てて逃げるか、危険を承知で助けに行くか……僕個人としては、助けに行きたい所ですね」
ここで僕はあえて個人的な意見を提案する。
問題を丸投げしてきたんだから、この程度のわがままを言うくらいは良いよね?
「具体的にはどうするつもりだね? 残念ながら我が船にはヤツに勝てる武器は無いぞ」
「先の戦闘で痛いほど思い知りましたからな」
「副長、少し黙っていたまえ」
「承知しました」
仲いいなぁこの二人。
でもまぁ、偉い人はこのくらい軽い方が部下も緊張しないで済むのかな?
「武器ならありますよ」
「何?」
僕は足元を指差して言う。
「ここにあります」
◆
僕は船員さん達に対して、船に自分の体をくくりつける様に指示をする。
「この船が武器とはどういう事だね!?」
自らの体をロープでマストにくくりつけながら、バーンさんが作戦内容の説明を求めてくる。
「この船はSランクの魔物であり、鉄よりも硬いエンシェントプラントの素材で出来ています。つまりこの船全体が鉄の塊と言っても差し支えありません」
そう、この船の頑丈さはこれまでの戦闘で確認済みだ。頑丈さだけは。
「まさか衝角攻撃か!?」
船の船首下部にある突起を衝角と言い、それを相手の船にぶつける事を衝角攻撃と呼ぶ。
そして僕はそれを利用しようと考えていた。
「ですがこの船ではメガロホエールの重量に比べて軽すぎます。ぶつかっても吹き飛ばされるのはこちらなのでは?」
副長の言葉は正しい。
けどソレは普通の衝角攻撃をしたらだ。
「ええ分かっています。ですから魔法で船を加速し、更に付与魔法で極限まで防御力を高めた状態で敵に突撃します」
「船に付与魔法だって!? そんな事が可能なのか!?」
船員の魔法使いさん達が驚きの声を上げる。
「船に特殊な魔法陣を書いて付与魔法をかけるから大丈夫です」
「巨大構造物への付与魔法……そんなロストマジックが存在するのか!?」
ロストマジック、確かこの時代には失われた魔法のことだっけ。
多分探せば結構使える人は居ると思うけどね。
「では僕は魔法陣を書きますので、魔法使いの人達は船の後部に体を固定して、合図があったら全力で船を加速させてください」
「分かった! 加速は任せてくれ!」
「私も加速の手伝いに行くわ」
ミナさんがロープを持って船の後方へ走っていく。
「おい兄貴! また魔物の群れが来たぜ!?」
ジャイロ君の言葉に前を見れば、再び水棲の魔物達が凄い勢いでこちらに向かってくるのが見えた。
「メガロホエールから逃げて来た魔物の第二陣だね。船の上に上がってきたら迎撃して! それ以外のヤツは無視して構わない!」
「分かった! 任せておけ!」
「喰らいなさい!」
「船の上には上がらせない!」
ジャイロ君とリリエラさん、それにメグリさんが船上から上ってくる魔物に攻撃を開始する。
その間に、僕は船の甲板に魔法陣を描き、付与魔法の準備を整える。
「船長! ヴェルティノの船を肉眼で確認しました!」
船首付近でギリギリまで作業を続けていた船員さんが報告をあげる。
「分かった! お前達も後ろに下がって体を固定しろ! 操舵長、端に寄ってヴェルティノの連中が通り抜けれる隙間をあけろー!」
「りょーかーい!」
バーンさんの指示に操舵長が舵を切ると、船が川岸に近づく。
『船を捨てて逃げろー! 後ろにとんでもなく巨大な魔物の群れが居るぞー!!』
風の魔法でヴェルティノの船から警告が聞こえてくる。
「忠告ありがとうございますー! ですが我々の事は気にせず逃げてくださーい!」
ソレに対して、こちらも風魔法で返答する。
『冗談ではない! 本当に居るんだ!』
こちらを心配しているんだろう、真剣な声が聞こえてくる。
「大丈夫です! 対策はありますからー!」
『対策だって!? 一体……』
そうこう話している間に、僕達の船がすれ違う。
グッドルーザー号の真横を、ボロボロになった船が通り過ぎる。
そして、その後ろから、真っ黒な山が向かってきていた。
「付与魔法を発動します! ハイガードキャッスル! ハイショックアブソーブ! フルメタルボディ!」
複数の付与魔法が魔法陣を通してグッドルーザー号を強化していく。
「今です! 皆さん加速してください!」
「「「「おう! ストームブリンガー! エアプレッシャー! エアロバースト! ウインドブースト!」」」」
多種多様な風の魔法で船が一気に加速していく。
「リリエラさん達も魔物の相手を止めて体を固定してください!」
「分かったわ!」
リリエラさん達が慌てて下がり、体をロープで固定していく。
水面の魔物達が加速する船に弾き飛ばされて吹き飛んで行く。
そして目の前に聳え立つメガロホエールの姿が大きくなってきた。
「おいおい、本当に大丈夫なのかよ」
誰かがそう呟く。
「ぶつかるぞ! 全員口を閉じろ! 舌を噛むぞ!」
バーンさんが叫び皆が口を閉じる。
そして僕はぶつかる直前更なる付与魔法を発動させた。
「グラビティアイアン!」
直後グッドルーザー号の船体が不自然に沈み込み、メガロホエールと衝突する。
ドォォォォォォォォォォォォォォォォンッッ!! と凄まじい衝撃音が鳴り響き、まるで地震のような振動が体の芯まで響き渡る。
「「「「っっっっ!?」」」」
皆が歯を食いしばって必死で耐えながら船にしがみつく。
本当に大丈夫なのか、と誰もが不安に眉をひそめる。
けれど、それでも船体からは破滅の音は聞こえてこなかった。
「今だ! ハイブーステッドアクセル!!」
ここで最後の仕上げとして僕はもう一つの付与魔法を発動させた。
そして、ふっと僕等に襲い掛かっていた衝撃が消えた。
「……?」
皆が恐る恐る目を開けると、目の前には先ほどまでの黒い山の姿はどこにも無かった。
「え?」
今まで見ていたのは幻だったのか、といわんばかりのキョトンとした表情になる皆。
「メガロホエールは?」
皆はキョロキョロと周囲を見回すが、メガロホエールの姿はどこにも見当たらない。
「あそこですよ」
ただ一人メガロホエールがどうなったのかを知っていた僕は、上を指差した。
「上?」
僕が指差した空には、グッドルーザー号を飛び越え、ついでにヴェルティノの船までも飛び越えてはるか先まで飛んでいったメガロホエールの姿があった。
「え? 何で飛んでいるの!?」
「クジラって空を飛べたっけ? 魔物だからか?」
「ど、どういう事なの!?」
リリエラさん達が僕に説明を求めてくる。
「答えはこの船の喫水域です」
「喫水域だって?」
リリエラさんやジャイロ君達は何の事? と首をかしげているけれど、船員さん達はすぐに船の側面から海面を眺める。
「何だ!? 船がいつもより沈んでいるぞ!?」
「まさか船底に穴が開いたのか!?」
「え? え? どういう事?」
「喫水域って言うのは、船本体の水面より下に沈んでいる部分の深さの事です。そして船員さん達の言う通り、今この船は普段よりも深く沈んでいるんですよ」
「どういう事? それでなんでメガロホエールが空を飛ぶ事になるの?」
皆の視線が再び僕に集まる。
「では答え合わせと行きましょうか。実は僕はメガロホエールと衝突する直前に、ある付与魔法をこの船にかけました」
「付与魔法を?」
「ええ、重量を増加する魔法です」
「「「太る魔法!?」」」
リリエラさん達女性陣が心底嫌そうな顔になる。
いえいえ、そういう意味の魔法じゃないですよ。
「これは重力を操作する魔法で、一時的に本来の重さよりも何倍も重くする事が出来るんです」
そう言って僕は魔法を解除すると、重量が戻った船が浮きあがり船体がグラリとゆれる。
「な、なる程、それでこの船の重量をメガロホエールより重くしたんですな」
副長がそういう事かと僕の言葉に納得する。
「そうです。グッドルーザー号は沈みながら高速でメガロホエールにぶつかりますが、魔法で重量を増しているので吹き飛ばされず、また防御魔法をかけているので船が壊れる心配はありません」
僕は指先を伸ばした右手と左手を胸の前で交差させ、右の手を下げて左手の下をくぐらせる。
そして左手を斜め上に反らせる。
「そして高速でこちらに向かってきたメガロホエール達は衝角を伝って滑る様にこの船の上に上がります。しかもここで僕はメガロホエール達に対して更なる付与魔法を発動しました」
「メガロホエールに付与魔法!?」
「はい、それも相手の動きを早くする加速魔法です。これを受けた事でメガロホエール達は加速しながら浮き上がり、ついには空へと舞い上がった訳です」
僕の説明を聞いた皆が、唖然とした顔になる。
「敵に付与魔法を使うなんて……」
「付与魔法も使い方しだいでは攻撃魔法になりますよ」
おーっ、と魔法を使える人達から歓声が上がる。
「驚いたな。そんな魔法の使い方は考えた事も無かったぞ」
「ああ、応用できるかは分からないが、参考になるな」
「というかだな、衝角攻撃をするんじゃなかったのか?」
予定と違うじゃないかと、バーンさんが声を上げる。
「いいえ、僕はそんな事をするとは言っていませんよ」
それに一体を倒しても後続が居るからね。
「はー、けどまさかそんな方法でメガロホエールを何とかしちゃうなんて驚きだわ。単純な能力もそうだけど、発想もとんでもないわね」
リリエラさんが呆れたような関心したような顔で僕を見つめる。
「キュッキュ!」
モフモフが信じていたよって顔ですり寄ってきたけど、お前さっき思いっきり逃げようとしてたよね。
「いやそれにしてもめでたい! 今まで負け続けだった我が船がついに勝利を収めたのだからな!」
「そういやそうだな!」
「俺達の初勝利だ!」
バーンさんが初勝利に喜び、船員さん達も興奮している。
その時だった。
彼方からドォォォォォォォォンという音と共に、地響きがする。
見れば遠くで一際大きな水柱が上がっているじゃないか。
「メガロホエールが海路に落ちたみたいですね」
水上に落ちるとは運の良い連中だなぁ。
あれなら海水がクッションになって生き残る可能性が……
「あっ」
「え? 何?」
リリエラさん達がキョトンとした顔で僕を見つめ、何事かと問いかけてくる。
けれど、その答えは僕が答えるまでも無く、船の後方からやって来た。
それは、メガロホエール達が水面に飛び込んだ事で発生した大波の山だった。
◆
「やっぱり急いで飛行魔法を覚えたいわ」
やはりというかまたというか、転覆したグッドルーザー号から助け出されたリリエラさんが、開口一番そう告げたのだった。
というか、船の名前を変えた方が良くないですか?
(・∃#)∠鯨「ヒャッハー! フラーイハーイ!」
(:3 」∠)前回の魔物達「空の国へようこそ。そしてパラシュートのないダイブへゴー」
(:3 」∠)最新鋭戦艦「今度も沈没しないと思ったのにー!」
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