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二度転生した少年はSランク冒険者として平穏に過ごす ~前世が賢者で英雄だったボクは来世では地味に生きる~  作者: 十一屋 翠
温泉秘塔編

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279/355

第279話 塔を登れ!

作者(/・ω・)/「宣伝でーす!」

女神(‘ω’)ノ「二度転生コミック第6巻が8/5発売ですよー!」

ヘルニー_:(´д`」∠):_「またセリフ取られた!? だから誰なんだよお前!?」

ヘイフィー(/・ω・)/「フリーダム……あっ、早売りしてるところはそろそろ販売してるかもですー」


いつも応援、誤字脱字のご指摘を頂きありがとうございます!

皆さんの声援が作者の励みとなっております!

 イノルエ様の許可を貰った僕達は再び温泉秘塔へとやって来た。


「へぇー、これが温泉秘塔って奴か。へへっ、いかにも古代遺跡攻略って感じだな!」


 塔を初めて見たジャイロ君は分かりやすくワクワクしてるね。

 とはいえ油断は禁物だ。


「塔の中はかなり危険な罠があるらしいから、皆気をつけてね」


「「「「「おおーっ!」」」」」


「キュウー」


 ◆


 温泉秘塔の扉は特に鍵のようなものはかかっていなかった。

 お陰で僕達はあっさりと塔の中に入る事が出来た。

 塔の入り口は小さなホールになっていて、そこから奥の通路に進む形になっていた。


「入り口付近は初代領主の話通り、特に危険は無さそうね」


「あっ、待ってください。そこにトラップがあります」


 リリエラさんがホールの奥に向かって歩を進ませようとしたのを僕は止める。


「えっ?」


「幻影魔法で隠された罠ですね。そのまま足を踏み入れていたら落とし穴に真っ逆さまでしたよ」


と、僕は幻影魔法を解除して隠されていた落とし穴をあらわにする。


「ひえっ!?」


 突然現れた落とし穴にリリエラさんは悲鳴を上げながら後ろに下がる。


「罠はもうこのホールからあります。皆さん探査魔法の身体強化で感覚を鋭敏にして」


「お、おう」


「ええと、探査魔法の身体強化は……」


 僕の指示を受けた皆が探査魔法の身体強化を発動して感覚を鋭敏化する。すると……


「「「「「ひぇっ!?」」」」」」


「ヒキュウ!?」


 皆がギョッとした顔で悲鳴を上げた。

 それもその筈、ホールの中はいたるところに罠が張り巡らされていたんだ。


「何これ!? 罠だらけじゃないの!?」


 といっても足の踏み場も無いくらいビッシリと大量に罠が張ってあるわけじゃない。

実に絶妙な配置で罠がホール全体にちりばめられていたんだ。


「見事に油断して中に入って来た相手を絶対殺す系の罠」


 メグリさんが設置された罠のバランス加減に冷や汗を垂らしているけど、塔に入った瞬間から即死亡の危険な罠じゃないだけまだマシではあるんだよね。


「これ、飛行魔法で飛んで移動した方が良いんじゃない?」


 と、リリエラさんが罠を発見しながら移動するよりも、飛行魔法で床や壁に触れずに移動してはどうかと提案してくる。


「いえ、屋内での飛行魔法は噴射系の飛行手段の人には危険です。それに空間に侵入した相手を感知するタイプの罠や、空中に張り巡らされた極細のワイヤーなどがあった場合、何も知らずに罠に自分から飛び込む危険があります」


「「「「「ひえっ」」」」」


 その光景を想像してしまったのか、皆がブルリと体を震わせる。

 

「けどこれってどういう事? 確か初代領主は途中までは普通に進めたんでしょう?」


 と、ミナさんが入り口のホールから罠が張り巡らされている事に首を傾げる。

 うん、確かにそうだね。


「可能性は二つですね。初代領主様の侵入で塔の防衛装置が新たに罠を追加した可能性。もう一つは……」


「もう一つは?」


「物凄く運が良くて、たまたま途中までは罠にひっかからなかった可能性……かな」


「そんな都合の良い可能性があるのっ!?」


 ミナさんが流石にそれはありえなくない? と困惑の声をあげるけれど、意外とありえないとは言えないのが世の中なんだよね。


「十分ありえますね。世の中には神に愛されているとしか思えない幸運や悪運を持っている人がいますから」


 そう、居るんだよねぇ。そういう人。

 前世や前々世でも、決して多くはないけれど確かに居たんだよね。


「神に愛されているとしか思えない幸運や悪運……」


「「「「……」」」」


 僕の言葉に皆が何とも言えない顔になる。


「俺、そういうオッサン知ってる」


「奇遇ね。私も何人かそう言うヤツ知ってるわ」


「いる所には居るものですねぇ」


「世間は狭い」


「突っ込みたいけど下手に突っ込むと藪蛇になりそうなのよねぇ」


「キュウキュウ」


 どうやらこの時代にもそういう人達は居るみたいだね。


「ともあれ雑談はここまで。皆さん、罠には気をつけて!」


「「「「「はーい」」」」」


「キューウ」


 気を取り直して僕達は改めて塔の探索を始める事にした。

 探査魔法による身体強化を発動させた事で、皆は罠の場所を察知してそれを回避してゆくんだけど……


「おっと、そっちとあっちが幻影でここが本物の通路だな」


「あっ、ジャイロ君、そこに罠があるよ」


「え!? どこに!?」


 罠を回避したと思っていたジャイロ君が、僕の指摘にびっくりして片足を上げた状態でアワアワとバランスをとる。


「ここだね。幻影魔法と通常の罠の二重のトラップになっているんだ。幻影魔法でここが落とし穴と思わせて実は本物の床、と思わせてここを踏むとパカッと床が開いてバランスを崩した所で罠が発動して命を奪う仕掛けだね」


「性格悪すぎだろぉぉぉぉぉ!!」


 探査魔法をもう一度使って罠を発見したジャイロ君が苛立ち交じりに声を上げる。

 まぁ気持ちは分かるよ。


「探査魔法に頼り過ぎると引っかかるタイプの罠だね。罠を見抜いたと油断させて警戒を解除させるやり口だよ。安全と判断した場所でも違和感が無いか確認する癖をつけた方が良いかな」


「わ、分かったぜ兄貴。けど兄貴はスゲェな。罠まで分かるんだから盗賊みたいだぜ!」


「いやいや、僕の罠感知なんてプロには全然敵わないから」


 うん、僕のはあくまでも魔法頼りなのと前世の経験、それに前世で知り合った盗賊の教えのお陰だ。決して僕が優秀な罠の解除師と言う訳じゃない。


「そんな事ねぇよ。俺なんて全然分かんなかったからよ!」


「あ、あの二人共その辺で……」


 と、僕達が凄い凄くないと言いあっていたら、ノルブさんが申し訳なさそうな様子で僕達に待ったをかけてきたんだ。


「何だよノルブ?」


「仕事を取られてメグリさんが物凄くへこんでます」


「「あっ……」」


 見ればどよーんとした雰囲気のメグリさんが僕達をじっとりとした眼差しで見つめていたんだ。

 うん、ちょっと怖い。


「ふ、ふふふ……どうせ私は素人以下のプロもどき……」


「い、いやそんな事ないですよ! たまたま今回はジャイロ君の傍に居たから先に気付いただけですって」


「そ、そうだぜ。兄貴が凄すぎただけでお前が凄くないとは言ってねぇよ!」


「そう、レクスが凄すぎてそこらへんのプロなんて雑魚同様……せっかく罠感知の魔法技術を教えて貰ったのに役に立ってない……」


「ジャイロくーん!!」


「す、すまねぇーっ!!」


 結局、罠の解除よりもメグリさんの機嫌を直す事に時間をかける事になっちゃったんだよね……


 ◆


 罠を回避しつつ塔を登り、次のフロアにやってきた僕達は、そこで奇妙な光景を目にした。

 そこは両端に柵が立った通路で、柵の向こうには縦横に広い四角い穴が空いていたんだ。

 そして四角い穴の上側の壁には人が一人は余裕で入れる丸い穴が空いていた。


 なんだろう? あの丸い穴から何かを下の四角い穴に……


「あっ、これ聖地でレクスさんが直した入浴施設に似てない?」


「「「「「あっ」」」」」


 言われてみれば確かにそうだ。

 床や壁面の素材や構造が一般の入浴施設と違ったから気付きにくかったけど、よくよく考えてみれば確かに浴槽や水槽に似ている。

 見れば四角い穴の隅っこには排水溝らしき格子とフィルターがはめられた穴が空いている。


「と言う事はここが初代領主様の到達したフロアみたいだね」


「でもお湯が無いわ。聞いた話の通りならここに温泉があったんじゃないの?」


 うん、本来ならここには源泉から運ばれてきた温泉が溜め込まれていたんだろうね。

 でも町で温泉が枯れた問題はこの塔にも影響を及ぼしていたみたいだ。


「ここにお湯がないって事は、もっと上に行かねぇといけねぇって事だな! よし! 先に進もうぜ!」


 ジャイロ君の言葉に従い、僕達はさらに上の階層を目指して進む。


 ◆


「ここが塔の制御室みたいだね」


 あれから数時間、ようやく僕達は塔の最上階にたどり着いた。


「……酷っでぇ罠だった」


 ただ、ここに来るまでの犠牲は酷く、皆心底疲れ果てていたのだけれど。


「まさかここまで性格の悪い罠が仕掛けられていたなんて……」


うん、実際見事な罠だったよ。

途中から常に最もありえないと思う位置やタイミングで罠が仕掛けられ、今までこうだったんだから今度も意地の悪い罠が来るだろと思った瞬間に普通の罠を仕掛けてきたりと、侵入者の心理を見事に読み切った嫌な意味で見事な罠の数々だった。

あれだね。この塔を作った人は罠の開発者としての才能の方があったんじゃないかな。


「本当に、罠自体は大したものじゃなくて良かったよ」


「「「「「いやいやいやいや、めっちゃ殺意が高かったから!!」」」」」


「キュキュウ!!」


「猛毒の矢が飛び出す罠を避けたと思った瞬間、天井から部屋全体を埋め尽くす量の猛毒が降って来るとか殺す気満々だろ!! 何だったんだよあの矢は!!」


「でも下級万能毒消しで治療できる程度の毒だったし」


「天井が凄い速さで落ちて来たと思ったら、実は床も上に向かってせり出していて入って来た扉から逃げれなくなった時は死ぬかと思いました」


「あれは天井と床を壊せたから実際には大したことなかったし」


「部屋に入った瞬間、個別の部屋に転移させられて、魔物が無限に召喚される部屋に閉じ込められた時はもうダメかと思ったわ」


「あれも魔物が大した事なかったのと魔法陣を破壊して召喚を無効化できる脆い罠で良かったですよね」


「「「「「解決方法が力尽く過ぎない?」」」」」


「キュウゥ?」


 え? そんな事はないと思うけど。


「思うにあれは、引っかかってもちゃんと冷静に対処すれば解決できる程度の罠にしてあったんだと思うんですよね。罠の設置位置や読み合いの悪辣さの割には随分楽でしたし。恐らくはさっさと塔から出て行けっていう警告だったんじゃないかと」


「絶対に違うと思う。向こうは本気で殺しにかかって来たと思うわ」


「「「「うんうん」」」」


「キュウキュウ」


 皆疑い深いなぁ。


「ともあれ、ようやく最上階まで来たんですから、この塔が何なのか調べる事にしましょう」


「そ、そうだったわね」


「そんじゃ調べるぞお前等ぁ~」


「「「は~い……」」」


 何故か皆妙に疲れた様子で制御室の捜索を開始する。


「キュウ」


 モフモフに至っては近くの作業台の上に乗ると、ゴロンと寝転がって昼寝を始めていた。

 まぁモフモフは子供だしね。

 さて、僕はこの制御室の機能を調べるとしようか。

 メインの操作盤を見れば、制御装置はしっかり生きているのが分かる。


「動力に問題はなしと。塔全体のシステムに異常は……無し。それじゃあ塔の機能は……」


 僕は装置の機能を調べる事で、この塔がどんな目的のために作られたのかを調べていく。


「……成る程、そういう事か」


「何か分かったの?」


 一通り制御装置の機能を確認し終えると、皆が何か情報があったのかと集まって来る。


「ええ、この塔は温泉の効能を薄める為の装置のようです」


「「「「「効能を薄める!?」」」」」


「普通逆じゃないの?」


 まぁそう思うよね。


「薬と同じですよ。強すぎる薬は毒になりますし、毒を希釈して加工すれば薬になります」


 そう、この塔の目的は温泉の成分を希釈して、人間が入れる濃度にまで落とす事だったんだ。


「どうもこのあたりの温泉は薬効が強すぎるみたいで、それをこの塔で希釈し、それぞれの成分ごとに分けていたみたいなんです」


「って事は町の温泉って……」


「ええ、ここで効能を分割希釈したお湯を、更に混ざらないように別々の水路に分けて排出していたものなんです」


 面倒なことするよねぇ。ただ人が入れるようにするのなら、希釈するだけで良いのに。


「希釈は分かるけど、効能を分割なんて出来るの?」


 と、メグリさんが技術面でそれは可能なのかと聞いてくる。


「理論的には可能です。毒から薬効のみを抽出する時のように、この塔の施設でお湯の中の成分を個別に抽出したんでしょうね。この塔の中の設備は巨大なマジックアイテムのようですから」


「でもなんで効能を分割なんてしたんでしょうか?」


 ノルブさんが温泉の効能を分割した理由は何だったのだろうかと首を傾げる。

 うん、それは僕にも分からなかったんだよね。

 制御装置からは機能こそ読み取れはしたものの、その真意までは分からない。

 

「それはこれに書いてあったわ」


 その疑問に一石を投じたのはミナさんだった。

 彼女はその手に一冊の本を持っていた。


「それは?」


「この塔を所有していた魔法使いの遺した手記みたいね」


 ミナさんは手記を開くと、ページをパラパラとめくりながらそこに書かれた内容を話し始める。


「なんでもこの塔の主は元々この地に住んでいた魔法使いみたいなの。ただ僻地過ぎて全然人が来ないから、何とか人を集める事が出来ないかって色々やってたみたいね」


「つまり村おこし」


「そう言う事。で、その試みの一環として行った温泉の発掘に成功したみたいなの」


 おー、それがあの町の温泉になった訳なんだね。


「で、どうなったんだよ? 温泉が見つかってめでたしめでたしか?」


「ううん、どうも発掘したその温泉は天然の超高濃度ポーションみたいなものだったらしくて、とても人間が浸かる事なんて出来ないシロモノだったみたい。レクスも話していた強すぎる薬は毒になるって奴ね」


 手記に書かれた内容と塔の機能が一致した。やはりこの塔の目的は温泉の為のものだったみたいだね。


「だから魔法使いはたまたまついでに発見したこの塔の機能を使って温泉の効果を希釈したって訳」


「「「「「たまたま発見した!?」」」」」


 予想外の言葉に思わず僕達は声を上げてしまう。

 この塔の持ち主が作ったんじゃないの!?


「そう書いてあったのよ。村おこしに使えそうなものを探していたら古い時代の魔法施設を発見したって。多分大昔の製薬施設なんじゃないかって書いてあるわね。で、その施設に源泉から引いてきた、温泉の成分を調整する施設に改装したみたい」


 また随分と思い切った改装をしたもんだなぁ。


「で、結局成分を分けた理由はなんなんだよ?」


 そうだね。これだと塔の由来と希釈した理由しか説明できない。


「それなんだけど、温泉を売りにするのに効能が多すぎると個々の効能が埋もれちゃうから、逆にありがたみが薄れるからって理由みたい」


「なにそれ」


「あー、『何にでも効く』よりも、『これに対して物凄く効く』の方が特別効果が高く見えるって感じな訳ね」


「そうそう。せっかく塔の機能で成分を分割出来るんだから使っちゃえーって思ったみたいよ。あと色んな効能の温泉が沢山あれば、その分多くの効能を求める客を集客できるからそれで村おこしが出来ると思ったみたいよ。村中に温泉が湧いている温泉村みたいに」


 あー、成る程。せっかく分けた温泉の効能を一つだけ使って残りを捨てるのはもったいないもんね。

 ただどうもこれ、せっかくこんな機能が付いているんだから使った方が得だよねって感じで使った感もあるんだけど……まぁ、それは言わない方が良いかな。


「成る程、途中はどうあれ、結果としては今の町の状況と同じですね」


 と、ノルブさんが納得いったと頷いている。


「でもそれなら何で初代領主様がこの土地に来た時には寂れていたのかしら? 温泉はちゃんと人が入れるようになってたんだから、その魔法使いが生きていた時代に村起こしが出来ていたと思うんだけど?」


「それねー……」


 と、ミナさんは手にしていた本をパタンと閉じると、指で弄びながらため息を吐く。


「単純に温泉施設を作る予算が足りなかったのと、ここまで来る客がいなかったみたいよ」


「え? こんな塔があるのに?」


「この塔を改装して予算が尽きたみたいね。温泉を引いてくるのにもお金を使ったみたいだし。利用できるから安くなると思ったら意外と高くついたみたいよ。残りのページは予算不足に対する恨み言ばっかりね」


「「「「「あー」」」」」


 予算不足はどうしようもないよねぇ。

 ちょっぴりその魔法使いさんが不憫と思いつつも、今を生きる僕達は彼のお陰で温泉街が栄えたので感謝と共に後で報告に加えておくことにしよう。


 ただ、この塔の建設理由については分かったんだけど……


「それで、温泉が枯れた理由は結局なんなんだよ?」


 そう、根本的な問題が分からないままだったんだよね。


「うーん、多少劣化こそしているものの、塔の機能自体に問題はないみたいなんだよね」


 僕が調べた感じだと、塔自体には問題はなかった。


「どうやら原因はこの塔以外にあるみたいだね」


「この塔じゃないってなるとまさか……」


「ええ、源泉ですよ」


 そう、この塔はあくまで源泉から引っ張って来た温泉を加工する施設だ。

 そしてこの塔にも温泉のお湯がないと言う事は、源泉、もしくはその途中に問題があると言う事。


「この塔には源泉からお湯を引いてくる巨大水路がありました。そこを伝って源泉に向かいましょう!」


 よーし、温泉秘塔の次の目的地は、源泉だ!!

塔(‘ω’)ノ「救われた、前の家主の評価以外は救われた!」

モフモフΣ(:3)レ∠)_「というかその家主、罠設置師にでもなった方が大成したのでは?」

ノルブ_:(´д`」∠):_「まぁ力にはそれ以上の力をぶつけるの理屈で踏みつぶしたんですけどね……」



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― 新着の感想 ―
[一言] 予算不足の理由がバカ高い罠の設置費用だったら笑える…。
[一言] なんで罠いっぱい仕掛けたっすか? 予算不足のうらみつらみで、なんか怒っちゃったすかねえ~ そう思うと可哀想っすねー。 レクスがいたら交通インフラも何とかしてくれたのにっすー。
[気になる点] トーガイの町(ティオン国グリモア領)で鍛冶屋を営む名匠ゴルドフが第170話「ゴルドフの槌」(まだ書籍化されてない「Sランクの凱旋編」)を機に将来「鍛冶王」(クラフトキング)と呼ばれるの…
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