第249話 蘇りし聖女の伝説
作者┗( ^ω^)┛「今年最後の更新ですよー!」
ヘルニー┗( ^ω^)┛「今年一年、ありがとうございました!」
ヘイフィー┗( ^ω^)┛「また来年もよろしくお願いいたします!」
いつも応援、誤字脱字のご指摘を頂きありがとうございます!
皆さんの声援が作者の励みとなっております!
その日、聖都の大通りには沢山の人が集まっていた。
目的は噂の聖女様を見る為に。
「おっ! 来たぞ!!」
誰かが声をあげると、聖都の入り口から大きな馬車が姿を見せる。
馬車には壁も屋根もなく、中は豪勢なソファーのような椅子が設置されていた。
そこにはたった一人の少女の姿があった。
そう、トレーシーさんだ。
このパレードは、巡礼の旅に勝利した神殿を祝うだけでなく、神器を蘇らせた聖女の存在を広く知らしめる為のものでもあったんだ。
「……っ」
トレーシーさんは笑顔のような笑顔でないような不思議な表情を浮かべて皆に手を振っている。
「あれが聖女様かぁ。何とも不思議で神秘的な笑顔だぜ」
「ありがたやありがたや」
聖都の人達はトレーシーさんの姿に感動したり、拝んだりしている。
「何でも聖女様は長い間誰も扱えなかった神器を目覚めさせたんだとよ」
「知ってるよ。ウチの神殿の司祭様達も同じ話で連日もちきりなんだからよ」
彼等が話している神器は、トレーシーさんが聖地で掲げた管理装置の事だろうね。
僕達もその場に居たからよく知ってるよ。
巡礼の旅が終わった後、神器を光らせたトレーシーさんは聖地の神官達によって聖女に認定された。
何せ長年起動しなかった神器をトレーシーさんが触れた瞬間起動させたんだから、彼等としては聖女以外ありえないんだろう。
まぁ実際には神器は前世の僕が作った管理用のマジックアイテムで、光ったのも僕が魔力を注いだことで再起動しただけなんだけどね。
ただそれを指摘する事はしなかった。
と言うもの、トレーシーさんの聖女認定は今回僕達が受けた依頼に置いてとても有用だからだ。
フォカさんは主神の神殿が落ち目になった事で、神殿間のパワーバランスが大きく変わって戦争が起きる事を危惧していた。
だから神殿間の力関係を揺るがせかねない巡礼の旅で主神の神殿を勝たせたいと考え僕達を雇ったんだしね。
それを考えると、トレーシーさんが神器を目覚めさせた聖女として認められた事は主神の神殿の権威を復権させるのに非常に都合がよかった。
今の主神の神殿は信仰の低下もあって僕達が去った後にトラブルに巻き込まれるのが心配だったけど、神に選ばれた聖女と言う分かりやすい象徴が居れば悪さをしようと考える人間も、居なくなりはしなくてもかなりやりづらくなるだろう。
あとは主神の神殿の信徒が増えてくれれば自衛する事も出来るようになるだろうから、それまではトレーシーさんに渡したマジックアイテムに頑張ってもらおう。
「それにしてもあの落ち目だった主神の神殿の司祭様が聖女様とはねぇ」
「流石は主神の神殿って事だなぁ」
うん、神器云々はともかくとして、神殿の為に危険を承知で巡礼の旅に出る事を選んだトレーシーさんの心根は間違いなく聖女と呼んでいいと僕は思う。
前世や前々世でもそうだったけど、戦いの為の真に聖女と呼ばれる人は決して力を持つ人ではなかったからだ。
「俺、商売神様の信徒だけど、主神様の神殿に参拝に行こうかな?」
「あっ、俺も」
そんな話を聞きながら、僕達は皆に歓迎されるトレーシーさんから背を向け、その場を去っていった。
「頑張ってね、トレーシーさん」
◆
トレーシーさんの祝賀パレードを見た僕達は、冒険者ギルドにやって来た。
そして職員の人に案内されて以前に来た個室に入ると、そこには既に来ていたフォカさんの姿があった。
「待っていたわラクシさん、いえレクスさん」
「これで依頼は完遂と言う事で良いんですね?」
僕が確認すると、フォカさんは満足そうに頷く。
「ええ、予定通り、いえそれ以上の成果だったわ」
それ以上というのはトレーシーさんの事だね。
「まさか私みたいな神殿の権威を誇示する為のただの称号ではなく、本当の意味での聖女が生まれるなんてね」
「……そうですね」
うん、まぁ本当の事を言う必要もないよね。
それに僕が神器に魔力を込めたから管理装置が光った事がバレると、何故そんな事を知っていたのかと問い詰められる事になるのは間違いない。
だからこの事に関しては何も言わないでおこう。
それよりも……
「じゃあそろそろ元に戻る為の解毒ポーションを頂けますか?」
「「うんうん」」
「キュッ!」
そう、ある意味では報酬よりもこっちの方が重要だ。
「「「「えー? もう戻っちゃうの?」」」」
フォカさんが残念そうな顔でそんな事を言う。
って言うかなんでリリエラさん達まで一緒になってるの!?
「もう少しくらいそのままでも良いのに」
「「「そうそう」」」
「「「戻ります!」」」
「キュウ!!」
「はぁ、しかたが無いわね」
フォカさんはいかにも渋々と言った感じの声を出すと、懐から三本の小さな小瓶を取りだした。
「これが元に戻る為の解毒ポーションよ」
フォカさんからポーションを受け取ると、僕達はそれを一気に飲み干しモフモフが瓶に残った液体をペロペロと舐める。
そして少し経つと、以前経験したのと同じ熱さが体を駆け巡る。
「「「う、ううっ!!」」」
「キュウッ!」
そして全ての熱が消え去ると、僕の眼下に遭ったモノが消え、代わりに別物の感覚が戻って来る。
「「「……」」」
僕達は無言で部屋の隅に移動すると、ソレを確認する。
「「「ある!!」」」
「キュウ!!」
思わず僕達はお互いの顔を見合わせて声を上げる。
「「「戻ったぁーっ!!」」」
感動のあまり、僕達はお互いに抱きしめ合う。
「やっともとに戻った!」
「長かったぜ!」
「これでもう気まずい思いをせずに済みますね!!」
「キュッフゥ」
僕達は元の体に戻った事を心から喜び合った。
「……女の子の格好をした男の子達が抱きしめ合う……何とも言えない光景ね」
「これはまた……」
「こういうのもあるのね」
「なかなか興味深い」
そんな風に喜んでいたら、背後からそんな声が聞こえてきて、僕達は嫌がおうにも冷静さを取り戻す事になる。
「……兄貴、着替えくれよ」
「僕もお願いします」
「う、うん」
そっと魔法の袋から自分達の服を取り出すと、僕達は物陰で着替えを始める。
「そのままでも良かったのに」
「ちょっ、見ないでくださいよメグリさん!!」
うん、ノルブさんが被害に遭っているうちに着替えを終えてしまおう。
なんとかメグリさんがこっちに来る前に着替えを終えると、僕達は改めて報酬の話に戻った。
これ以上この話題を引きずられたくないからね!
「これが報酬の金貨1000枚と今回の必要経費よ」
そう言ってテーブルの上に乗せられたのは、明らかに本来の報酬よりも多い金貨だった。
二倍、いや軽く三倍はないかなコレ?
「あの、これ多すぎませんか?」
僕が確認を取ると、フォカさんはそんな事はないと首を横に振る。
「聖都までの移動費、それに依頼を遂行する為の行いで発生した経費を考えればこの金額は妥当よ。なにしろ、主神の神殿を改築しちゃったんだものね」
「あー、確かに神殿を改築したと考えると凄いお金になりそうよね」
「ん、大きな建造物は改築でも凄くお金がかかる。母もよく追加予算がー、警備代がーって頭を抱えていた」
フォカさんの言葉にリリエラさんとメグリさんが頷く。
というかメグリさんのお母さんってもしかして経理かなにかをやってる人なんだろうか?
「あとはそうね、貴方達が試練を先行してくれたお陰で、私達もそれを参考にしてなんとか試練を完走する事が出来たのよ。お陰で大地母神の信徒としても、神殿内でも面目もなんとか立ったと言う訳なの」
うーん、正直言えばSランク冒険者であるフォカさんがあんな試練に苦戦するとは思えないんだけど……ああそうか、これは口実なんだ。
トレーシーさんの件で頑張った僕達に対する追加報酬という事なんだろうね。
とはいえ、初心者向けの訓練施設の攻略風景を見せただけで報酬にするっていうのは強引だよ。
尤も、それがフォカさんの優しさなのかもしれない。
「本当ならもっと支払うのがスジなんだけど、私が自由に動かせて周囲に怪しまれない額となるとこの辺りが限界なの。代わりに今後大地母神の教会と何かトラブルになったなら、私の権限の及ぶ範囲で手を貸す事を約束するわ」
「分かりました。報酬、ありがたく受け取らせて頂きます」
「ええ、お疲れ様でした」
よし、報酬を受け取った事で依頼は完遂だ。
色々大変だったけど、終わってみれば聖都や聖地の観光が出来た良かったかもだね。
「ところでレクス君。せっかく聖都に来たんだし、本洗礼をしてい……」
「じゃあ僕達は帰らせて貰いますね!」
面倒な事になりそうな気配を察したので、僕は即座に立ち上がって部屋を出て行く。
「え? あっ、ちょっと待ってよレクスさん!」
「待ってくれよ兄貴!」
次いで皆が慌てて立ち上がって追いかけてくる。
「かないって、あ、ちょっと!? まだ話は終わってないってばー!」
後ろからフォカさんの声が聞こえてきたけど、聖都に新しい聖女が誕生したこのタイミングで本洗礼とか面倒事の匂いしかしない。
僕は静かに地味に暮らしたいんだから、これ以上の厄介事はごめんだよ!
◆フォカ◆
「はぁー、また逃げられちゃった」
折角聖都に来てくれたのだからと本洗礼に誘おうとしたら、レクス君はあっという間に居なくなってしまった。
「あの子こそ聖女に相応しいと思うのになー」
残念な気持ちはあるけれど、いつまでも落ち込んではいられない。
何しろ今後はますます神殿での仕事が増えるのは間違いないからだ。
何故なら仮にも私は大地母神の神殿の聖女。
その称号が冒険者としての活躍から付けられた拍付けの為の銘だとしても、聖女と呼ばれるからには主神の神殿の聖女とかかわりが出来るのは間違いない。
それはつまり、神殿の面子を保つ為の面倒な仕事が増えると言う事だった。
「出来ればあの子達も聖女として一緒に仕事してほしかったんですけどねぇ」
残念な気持ちを残しながら神殿内にあてがわれた自分の部屋へと戻って来る。
巡礼の旅を終えた私は、暫くゆっくり休む許可が下りていたので、数日はのんびり過ごすつもりだ。
「遅かったねフォカちゃん」
だと言うのに、何故か私の部屋には予期せぬ来訪者の姿があった。
ただし曲者ではない、寧ろその逆。いやある意味では曲者なんだけど。
そこに居たのは私が良く知る人物、すなわち大地母神の神殿長だった。
「神殿長!? 何故ここに!?」
というかここ私の部屋なんですけど!?
何で優雅にお茶をしてるんですか!?
しかも明らかに高級そうなお茶菓子まで用意して!
「まぁ立ってないで座りなよ」
「は、はぁ……」
いやここ私の部屋なんですけど!? 何で神殿長が自分の部屋の様に振舞ってるんですか!?
なんて不敬な物言い、口が裂けても言えませんけどね!!
「ほら、茶でも飲んで落ち着きな」
「あ、ありがとうございます」
神殿長手ずから淹れてくださったお茶を受け取り恐る恐る口に運ぶ。
「何を怖がってるんだい。毒なんて入ってやしないよ! まぁアンタなら自分で解毒できるだろうから入れてみるのも面白そうだけどね」
この人なら本当にやりそうなので止めて欲しい。
何も知らない信徒や初級司祭達ならこの光景を羨ましがるのだろうけど、この人の本性を知っている私としては何を企んでいるのかと不安にしか思えなかった。
しかもお茶が美味しいのがまた悔しさを感じる。
「それで何の御用ですか? 報告書は既に提出しましたけど」
何せ新たな聖女が現れたのだ。上から根掘り葉掘り何度も同じ事を聞かれた上に最後には報告書の提出まで義務付けられたのだから、今更話せる事なんてない。
「なぁに、頑張った部下を労ってやろうと思ってね」
うっそだぁ。
「うっそだぁ」
「本音が出てるよ小娘」
「聞き間違えじゃないですか、神殿長」
いけないいけない、ついうっかりしていた。
「全く、このアタシに対して聞き間違いなんて開き直れるのはアンタくらいのモンだよ。さっさと外で遊びまわるのは止めてアタシの後を継いでほしいんだがね」
「御冗談を。神殿長の後釜だなんて私には荷が重すぎますわ」
いや本当に勘弁してほしいわ。この人の後継者とか絶対先送りにしていた面倒事を纏めて押し付けられるに決まっている。
この人はそういう事をする。
そういう人だからこそ、神殿長という信徒の最高権力者を何十年も続ける事が出来るのだから。
「まぁ今すぐとは言わないさ。アタシが死ぬか、アンタがババァになる前に頼むよ」
え? この人私がお婆ちゃんになるまで生きているつもりなんですか?
もしかして人間じゃないのかしら?
「さて、本題に入ろうか」
来た! この人唐突に本題に入るのよね。
「ここ最近、各国は尋常ならざる事態に巻き込まれている。それも近隣の国だけじゃなく、遠く離れた異国ですらだ」
神殿長は聖都周辺だけでなく、離れた立地の国家や、海を隔てた先にある国家の名を挙げてゆく。
「そんな状況で神器の発動と聖女の降臨だ。誰もが何か起こるかもしれないと不安になっている」
確かに、神殿長の言いたい事は分かるわ。
私も冒険者ギルドから依頼されたあの地下施設での冒険は忘れていない。
「何より気になったのは、聖女の降臨に合わせて聖地の試練が突然凶悪な難易度になったと言う話だね」
「ああ。あれですか……」
アレは本当にきつかったわ。正直レクス君達の攻略を見なければ、私達も他の神殿と同じように脱落していた事でしょうからね。
「各神殿の神殿長達と協議した結果、アレは聖女の出現が原因だろうという見解で一致したよ」
「え?」
各神殿の神殿長達と協議? 顔を会わせれば嫌味の応酬でいつ全面戦争になるかと言われる神殿の最高権力者達が!? いつの間に!?
「ひひっ、驚いたようだね。アタシ達もいつも私腹を肥やす為に頭使ってる訳じゃないのさ。必要とあれば即座に神の使徒に戻る、それが神殿長ってものなんだよ」
……それは、都合の良い事を言う破戒僧とどう違うんでしょう?
「昨今の情勢と聖女の出現を鑑みて、我々は主神の神殿を長として有事の際には意見を纏める事を決定したよ。つまりは今まで通りって事さ」
良かった、色々と驚いたけれど、上手くいったみたいね。
「アンタの望み通りになって良かったねぇフォカの嬢ちゃん」
「ふえっ!?」
え? 望み通りってどういう意味!?
「異国からSランク冒険者を何人も呼べばそりゃ分かるさ。今後はもっと上手くやるんだねお嬢ちゃん」
「は、はは……」
つまり、ぜーんぶお見通しだったと言う事なのね。
見逃して貰っていたと言う事かぁ。
けれど神殿長は部屋の扉を閉める寸前でこんな事を言った。
「アンタが報酬を自腹で払ってくれたお陰で、あたしゃタダで大儲けだよ! ありがとよフォカちゃんや」
「はぁっ!?」
言いたい事は全て言ったと言わんばかりに部屋の扉が閉められ、ドアの向こうからは嫌らしい声でヒッヒッヒッという声が遠ざかっていった。
「あ、あんのケチババァーッ!!」
見逃したんじゃない! 自分のお金を使うのが勿体無いから私を利用しただけだったぁーっ!!
◆
聖都から戻って来た僕達は再び普段通りの生活に戻っていた。
国内の教会が妙な動きを見せる事もないから、巡礼の旅が無事主神の神殿の勝利で終わった成果があったみたいだね。
「ふぃー、疲れたぜぇ」
今日は女性陣が出かけているから、僕達男衆だけで鍛錬に勤しんでいた。
「やっぱりレクスさんとの訓練は僕達だけでやるよりもキツいですね」
「あはは、汗を流したら夕飯にしようか」
「肉だな!」
屋敷の戻ると、リビングから聞きなれた声が聞こえてくる。
「やっぱりこれは……よね」
ああ、僕達が訓練に専念しているうちにリリエラさん達が帰ってきていたんだね。
「となるとこれは……かしら?」
「いや……も捨てがたい」
「何してるんですか?」
リビングに入ると、テーブルの上には何着もの服が並べられていたんだ。
皺のないそれらは、買って来たばかりの新品と分かる。
「ああ、買い物してきたんですか」
「なんだ食いモンじゃねーのか」
「食材の買い出しは昨日したじゃないですか」
けど、随分と買い込んで来たなぁ。
軽く十着くらいあるんじゃないかな?
「ええ、それでね、ちょっと……」
とリリエラさん達は妙に上機嫌で僕達に方に向き直る。
「レクスさんに」
「ジャイロに」
「ノルブに」
三人は僕達と視線を合わせるとゆっくりと立ち上がってこう言ったんだ。
「「「似合いそうな服が売ってたのよ」」」
「「「……は?」」」
似合い……え? どういう?
「また、女の子になってみない?」
そう言ったリリエラさんが取り出したのは、なんとあのポーションの瓶だった。
「な、何でそれがここに!?」
それはまさしくフォカさんが僕達に飲ませた性転換のポーション!!
「フォカさんがお土産にって余りをくれたのよ」
フォカさんなんて物を渡してるのーっ!?
「大丈夫、着替えは私達が手伝ってあげるから」
「お化粧もお任せ」
ずいっとリリエラさん達がドレスやアクセサリを手に真似に出る。
「キュッキュッキュッ」
足元でモフモフが楽しそうに笑い声をあげる。
「勿論モフモフの分もあるわよ」
「キュゥーッ!?」
「「「さぁ、お着替えしましょ」」」
「「「え、遠慮しまーーっす!!」」」キュキューッ!!」
「待てぇーっ!!」
訓練を終えて帰ってきた僕達は、全力で再び外へと飛び出したのだった。
もう女の子になるのはコリゴリだよぉーっ!!
リリエラ┏|∵|┛♪「今度の服もきっと似合うわよぉー!」
ミナ└|∵|┐♪「お化粧! お化粧もしましょ!!」
メグリ┌|∵|┘♪「アクセサリも用意した!」
男衆(இ ω இ`。)「絶対嫌だぁーっ!!」
モフモフΣ(:3)レ∠)_「これにて聖地編は終了。来年からは新章を開始するぞ(全力で逃亡しつつ)」
全員(:3)レ∠)_「「「「「「「良いお年をーっ!!」」」」」」」
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