第238話 聖なる地の多分聖なるモノ
作者ヽ(*゜∀゜*)ノ「お待たせしましたー!」
ヘルニー_( _´ω`)_「先週は調子が悪かったので更新が遅れたわー、ごめんねー」
ヘイフィー _(:3」∠)_「昨日は車の修理でしたしねー」
作者 ⊂( ⊂ _ω_)⊃「皆も季節の変わり目には気を付けてねー」
ヘルニー (:3_ヽ)_「先週休んだから今週は金曜日にも更新の二本立てよー!」
いつも応援、誤字脱字のご指摘を頂きありがとうございます!
皆さまの声援が作者の励みとなっております!
「あれが聖地……」
旅を続けてきた僕達は遂に巡礼の旅の最終地点である聖地へとやってきた。
「や、やっと着いた……もう魔物に追いかけられずに済む……」
振り返ればトレーシーさんが膝と両手を地面につき、聖地に向かって深々と頭を下げていた。
そっか、神に仕える者として最も神聖な地である聖地は特別な場所だもんね。感動もひとしおってわけだ。
「うん、良く頑張った、良く頑張ったわ」
「ああ、アンタの事見直したぜ」
「本当に良く頑張ったわね……大したものよ」
感極まっているトレーシーさんを皆が労っている。
「それにしても……」
聖地に視線を戻すと、僕達はその不思議な造形にひきつけられる。
「でっかい土の柱」
メグリさんの言う通り、聖地は平原に置かれた巨大な土で出来た円柱だった。
ただしその広さはちょっとしたほどの大きさで、高さも同様だ。
そしてその円柱の外周をなぞるようにらせん状の坂道が刻まれていたんだ。
「不思議な形ね」
「自然に出来たようには見えないわね。誰かが意図的にあの形状にしたんでしょうね」
皆の言う通り、あれは自然に作られたものじゃない。
ただあの形、何処かで見た事があるような気がするんだよね……
「それじゃあ聖地に行きましょうか」
「「「「おおーっ!!」」」」
「キュフン!」
◆
聖地へ上る外周路の入り口にたどり着くと、そこには何人もの門番と思しき武装した騎士達の姿があった。
ただ不思議だったのはその人たちは全員が女性だった事だ。
「ここは聖地だ。許可なき者は入る事は出来ん。用のない者は立ち去れ」
「道に迷ったのなら向こうに真っすぐ行けば村に着くぞ」
どうやら騎士達は僕等を迷子と勘違いしているみたいだね。
「いえ、私達は巡礼の儀の参加者です。聖地への入場許可を」
トレーシーさんが自分達は巡礼の旅の参加者だと告げると、何故か騎士達は驚きの声を上げる。
「巡礼の旅の参加者だって!? もう来たのか!?」
「早すぎないか!? まだ準備は終わってない筈だぞ!?」
「「「「「「「準備?」」」」」」」
「キュフン?」
準備って何の事だろう?
いやそれよりも……
「あの、早すぎるってどういう事なんですか? 僕達以外の参加者はもう到着してる筈なんですけど」
そう、結局僕達は最初に出会った人達以外の参加者と出会う事はなかった。
だから聖地にはとっくに他の参加者が到着している筈なのに。
「いや、まだ誰も来てないよ。アンタ等が最初の到着者だ」
「「「「「「ええっ!?」」」」」」
僕達が最初の到着者!?
一体いつの間に順位が入れ替わったの!?
「いつまで経っても追いつかないからおかしいと思ったのよねー」
「やっぱり何処かで追い抜いてたのね」
「そんな気はしてた」
けれどリリエラさんとミナさんとメグリさんはなんとなく予測がついていたみたいで、あまり驚いた様子はなかった。皆は気づいてたの!?
「でも一体いつの間に追い抜いたんだろう?」
うーん、他の町や村でも見なかったし……
あっ、もしかして何か凄く重要な困り事を見つけて皆でそれに掛かりきりだったんじゃ!?
そして町に被害を出さないように外で戦っていたのかもしれない。
そう考えるとつじつまが合うね……
「どうやら僕達はかなり運が良かったみたいだね」
他の参加者から遅れていたお陰で、厄介な困り事に遭遇せずに済んだなんて、まさに怪我の功名だよ!
「うーん、明らかに何か勘違いしている感覚」
「いつものアレね……」
「え? アレってなんですか?」
「ええと、それで、あの、聖地への入場の許可を頂きたいのですが……」
「あ、ああ。分かった。巡礼の旅の参加者なら受け入れない訳にはいかないからな」
トレーシーさんが尋ねると、騎士達は道を開けて僕達を受け入れてくれた。
「では皆さん行きましょう!」
「おーっ!」
トレーシーさんの呼びかけにジャイロ君が元気よく返事を返すと我先にと外周路に駆け出す。
次いで僕達もその後を追ったんだけど、外周路に入った瞬間、僕は聖地の空気に違和感を感じたんだ。
「ん?」
これは……悪意ある者を退ける結界かな?
でもかなり効果が弱いね。これだと無理やり入ろうと思えば入れちゃうんじゃないかな?
「頑張れよー」
「怪我すんなよー」
外周路を登っていく僕達に、騎士達の声援が聞こえてきた。
「ありがとうございます!」
うん、良い人達だなぁ。
よーし、それじゃあ気合を入れて挑むぞー!
◆
「へぇ、これが聖地の中かぁ」
外周路を登り終えた僕達は、円柱状になっている聖地の上部へとやって来た。
「大きな建物が沢山あるのね」
リリエラさんの言う通り、聖地の上には沢山の大きな建物が建っていた……んだけど。
「あれ? あの建物って……」
「どうしたのラクシさん?」
「あっ、いえ何でも」
この建物、どこかで見たような気がするんだよなぁ。
と、そんな事を考えていたら、女性の神官らしき人達が近くの建物から姿を現し、急いだ様子で別の建物へと向かってゆく。
「すみませーん、巡礼の旅の参加者ですが、どこにいけば巡礼を完了した事になるのですかー?」
「へっ!?」
そんな彼女等にトレーシーさんが声をかけると、呼ばれた神官達は最初はキョトンとした顔でこちらを見ていたのだけど、すぐに慌てたような表情になる。
「ええ!? 巡礼の旅の参加者!?」
「は、早すぎる! まだ試練の起動が完了していないんだぞ!?」
「「「「「「「試練の起動?」」」」」」」
そう言えばさっきも試練の準備がまだとか言っていたような。
「あー、いやそのですね。聖地で受ける最後の試練は住民の悩み事を解決するのではなく、特別な施設で行うものなんですよ」
「へぇー、そうだったんですか」
特別な施設か。神殿のような場所で何かの儀式でも行うのかな?
「ただ施設がまだ起動していないので試練を受ける事が出来ないんですよ……」
「そうなんですか?」
「実は試練の施設は動き出すのに時間がかかるんです。例年通りだと巡礼の旅の参加者の到着にはまだ時間があったのでその間に起動する予定だったんですが、今年は特に起動に時間がかかってしまって……」
「それは困りましたねぇ」
動き出すのに時間がかかるのかぁ。
折角急いできたのに無駄骨を折った気分だなぁ。
「申し訳ありません。こればかりは我々にもどうしようもないので……」
神官達は申し訳ないと頭を下げてくる。
「いえ気にしないでください。聖地にあるものは神々が我々に賜ってくださったもの。動くかどうかも神の御心次第なのですから」
「そう言って頂けると助かります」
成程、神から与えられたものなら、動くのが遅いのも何か意味があるって事か。
人の考えが及ばない神々の意図か、一体何を考えているんだろうね。
「これほど早く聖地にたどり着いたと言う事はかなり無理をされたのではありませんか?
試練が起動するまではまだしばらくかかりますから、それまではゆっくりと休んで英気を養ってください。休むことも旅には必要な事ですからね」
と、神官達は試練の施設が起動するまで聖地で体を休めるように提案してくれた。
「お詫びと言ってはなんですが、宿泊施設の用意をさせますのでそれまで聖地の観光でもなさってください。入ってはいけない場所には衛兵が居るので、そうした場所には入らないように気をつけてください」
僕達は顔を見合わせて如何しようかと話し合う。
「いいんじゃない? どのみち試練が動かないんじゃ何もできないんだし」
「そうね、それにトレーシーは休ませた方が良いわ。アレを体験したばかりだし、体力と魔力よりも心の消耗がね……」
と、リリエラさん達はトレーシーさんを休ませた方が良いと提案してくれた。
成程、確かに試練を受けるなら万全の状態で受けた方がいいもんね。
こういう気遣いはやっぱり女性ならではだよね。なんちゃって女の子の僕達じゃパッと思いつかないや。
僕達もその考えに賛同すると、トレーシーさんも休息をとる事を受け入れた。
「分かりました。それではお言葉に甘えさせて頂きます」
「では係りの者が呼びに行くまで聖地をお楽しみください」
◆
「それじゃあお言葉に甘えて聖地を見て回りましょうか。トレーシーさんはどうしますか? どこかで休憩しますか?」
「いえ、私も聖地を見学したいです。中途半端に休むと寝ちゃいそうなので」
「分かりました。それじゃあ行きましょうか」
聖地を見て回ることにした僕達は、その意外な大きさに驚いていた。
「外から見ても大きいと思っていたけれど、実際に中に入るとやっぱり広いわねぇ」
実際、聖地の中は小さな町程もあった。
「けど、聖地ってもっと神聖な感じの場所で、神殿以外何もないような所かと思ったんだけど、意外に建物が多いのね」
確かに、儀式を行う土地というよりは町の一角といった感じだ。
「でも大きな建物ばかりで町って感じじゃないわね」
うん、確かに住宅街というよりは聖堂のような大きな建物が多いね。
人が暮らす居住区という感じじゃないのは確かだ。
「なぁなぁ、中に入ってみようぜ。衛兵の居ない所なら入って良いんだろ?」
外から見ているだけでは退屈らしく、ジャイロ君が中に入ろうと提案してきた。
「そうね、折角だから中も見せてもらいましょうか」
ジャイロ君の提案に皆も頷く。
「聖地ならお宝があるかも!」
「メグリさん、聖地でそのような発言をしてはいけませんよ!」
「そうです! 神々から罰を受けますよ!」
そしてうっかり口を滑らせたメグリさんにノルブさんとトレーシーさんのお説教が始まってしまった。
「くっ、迂闊……」
そんな話をしながら近くの建物に入ると、入口には受付のカウンターが待ち構えていて、それを通り抜けて奥へと入ってゆく。
「何あれ?」
「おー、デッカイ絵が飾ってある!」
「工芸品のようなものが飾ってありますね。この辺りの特産でしょうか?」
皆興味津々で建物の中を見て回る。
「ん? なにこれ?」
と、奥の部屋へと続く扉を開けたメグリさんが首をかしげる。
その言葉に興味を惹かれた僕達も同じように中を見ると、そこは床に大小さまざまな四角い穴が開いた部屋が広がっていた。
「何ここ? 床に浅い穴が開いてるんだけど?」
「それに壁に鏡や不思議な鉄の……壁かけでしょうかアレは?」
トレーシーさんが指を差した先には、小さな丸い椅子と鏡、その上下にはそれぞれ金属製の曲がった筒と花のような金属塊が設置されていた。
「鏡があるってことは化粧台? それにしては背が低いわね?」
「聖地の施設ですし古代の化粧台とか? それとも何かしらの宗教儀式の準備を行う為の場所?」
皆はそんな風に周囲の器具の用途を予想しているけれど、僕はそれ等の憶測が間違いである事を知っていた。
「おー、窓の外の庭にも穴がたくさん開いてるぜー」
「本当だ。中と違って外の穴は不ぞろいの形ですね。あちらはまるで貴族の屋敷にある池のようですね」
ジャイロ君達が見つけた部屋の外の池のような穴を見て、僕は自分の予想が正しいと確信する。
でもなんで聖地にこんな施設が……?
「でも丁度良かったです。少し休ませてもらいますね」
そういうとトレーシーさんが近くの小さな椅子に座って大きく息を吐いた。
「あーちょっと小さいですけど椅子に座れるのはありがたいですね」
どうやらトレーシーさんは予想以上に疲れていたみたいだ。
ふむ、これは丁度いいかもしれない。
僕は前世の記憶を頼りに施設の中を調べると、そう時間をかけずにお目当ての部屋を見つけた。
「あったあった。やっぱりこういう施設は機材の配置を考えて似た構造になるみたいだね」
僕は室内に設置されていた設備のメンテナンスドアを開けると、その内部を魔法の灯りで照らして確認する。
「やっぱり、ここが悪くなってたね。このタイプのマジックアイテムの故障は大抵ここが原因だもんね。あとは……この部品も劣化してるな。でもこっちの部品は大丈夫と。うん、良い素材を使ってるね」
僕は壊れた部品を手持ちの魔物素材を加工する事で交換すると、さっそく確認の為に施設の操作を行った。
「よし、配線を直した事で動力が繋がった。あとはこっちのスイッチを押してこのバルブを開ければ……」
少しするとゴゴゴゴッと震動が響き、ゴボッ! ゴボボッ!! という音が聞こえてきた。
「うわっ、何これ!?」
皆の元に戻っていくと、リリエラさん達の慌てる声が聞こえてくる。
部屋に戻ればそこは一面の湯気に囲まれた空間へと変化していた。
「うおお!? あの穴から水が出てるぜ!」
「こっちもです! この穴から水……いえお湯が出てきます!」
ジャイロ君が驚いている通り、規則正しく掘られた穴の脇から、大量のお湯があふれ出し穴を満たしていく。
「うん、全部動いているみたいだね。」
「ラクシさん!? これはラクシさんがやったの!?」
質問に答えようとしたら、部屋の中にさっきの神官達とは別の女性神官達が入ってきた。
「何事ですか!?」
そして室内を見た神官達はその光景に驚きの声をあげる。
「こ、これは一体!?」
ああ、そういえばこれ、勝手に聖地の施設を動かしちゃった事になるのか。
しまった、直して良いか確認してからにすればよかったよ。
「すみません、施設の一部が壊れていたので勝手に直しちゃいました」
「「「直した!?」」」
「ええ、管理室の配線や一部の装置が古くなって劣化していたので、手持ちの素材で部品を交換したりして直したんです」
「はぁ……!?」
「えと、勝手に直してすみません。仲間を休ませる為に使いたくて」
「休ませる? このお湯がですか?」
「はい、ここの入浴施設を直して疲れを癒して貰おうと思って」
「「「「「「「入浴施設!?」」」」」」」
そう、この部屋は入浴施設だった。
室内に開いたたくさんの穴はお湯を入れる湯船だ。
そして背の低い椅子と鏡がはめ込まれ、金属の筒が壁から生えた場所は洗面台だね。
部屋の外の池は露天風呂だ。
「はい。お風呂の事ですね」
「「「「「「「お風呂!?」」」」」」」
「風呂ってあの風呂? 貴族が入るアレ?」
「ええ、そのアレです。ただしこれは貴族のお風呂とは違う公衆浴場ですね」
「公衆浴場!?」
「ええ、みんなで一緒になって入るお風呂ですよ」
そう、ここは前々世の僕もたまに使っていた公衆浴場だったんだ。
「一緒に!?」
一緒と言われたリリエラさん達が顔を赤くして自分達と僕達男を交互に見回す。
「あ、いえ、勿論男女別ですよ」
「そ、そうよね……」
あからさまにホッとした顔で安堵のため息を吐くリリエラさん。
うん、さすがに僕の時代でもお風呂は男女別だったよ。
本当に大昔、性別の違いを大して気にしなかった頃はそうでもなかったみたいだけど、まぁそれは言わないでおこう。余計な混乱をさせちゃうからね。
「信じられない、これ全てが風呂なのですか!?」
神官達は今もお湯が注がれている湯船を見て目を丸くしている。
「これだけの湯船にお湯を流すなど、どれだけ薪が必要になるんですか?」
どうやら彼女達は入浴施設を使うための薪の消費を気にしているみたいだ。
「いえ、ここのお湯はマジックアイテムで沸かしたお湯と地下深くからくみ上げた温泉なので薪は不要ですよ」
「薪が不要!?」
「凄い、薪が要らないお風呂だなんて」
「しかもマジックアイテムを使うのなら魔法使いがいちいち魔法でお湯を沸かす必要もないのか……」
神官達は興味津々に湯船を見て回る。
「ん? 君、あの風呂からは泡が出ているが大丈夫なのか? 壊れているんじゃないのか?」
と、神官の一人が泡の出ている湯船を指差して壊れていないかと尋ねてくる。
「あれはバブルバスと言う泡が出るお風呂ですね。泡にリラックス効果やマッサージ効果があるんですよ」
「へぇー、泡にそんな効果があるのね」
「あの、あちらからはお湯が凄い勢いで噴き出してますよ? アレは流石に壊れているのでは?」
と、別の神官が凄い勢いで水が渦巻いている小さな湯船を指差す。
「あれはハイドロバスですね。強めの水流を背中に当てる事で背中をマッサージする事が目的のお風呂です」
「風呂でマッサージ……」
「他にも弱い雷の力でコリをほぐしたり、美容に良い炭酸泉なんかもありますよ」
「「「「「詳しく!!」」」」」
「うわっ!?」
そうしたら突然その場に居た女性達が凄い剣幕で僕に詰め寄って来たんだ。
「美容に良い風呂ってどういう風に入れば良いの!?」
「他にも美容に良いお風呂ってあるの!?」
皆目が真剣を通り越して怖いんですけど。
「え、ええと、普通に入れば良いですよ。あそこの洗面台を操作するとお湯が出るので、まずあそこで体を綺麗に洗ってから入ると湯船を汚さずに入れます。それと外の湯船は地下深くからくみ上げられた天然温泉なので、お湯の成分自体に美容効果がありますね。あとお湯を送り出す装置にもそれぞれシミ消しやむくみ取りなどの美容効果のあるマジックアイテムが仕込まれているみたいですよ」
「「「「「すぐ入りましょう!!」」」」」
まさに満場一致といった勢いで皆がお風呂に入ろうと告げる。
まぁもともとそのつもりで修理したんだけど。
「ええ、ええ、マジックアイテムが直ったのなら、その効果を試してみないとね」
「そうね、確認は必要よね、全部!」
「ん、直ってるかしっかりチェック!」
「うむ、その為にも数多くの人間が使って効果を確認しないとな。人によって効果にバラつきがあってはいかん」
「わ、私もお手伝いします!」
「私も!」
「私も手伝います!」
えっと、皆お風呂にそこまで真剣に取り組まなくてもいいんじゃないかな?
女性陣(┛"°Д°)┛「おっふっろおっふっろ!!」
レクスΣ(゜ω゜ノ)ノ「なんて真剣な眼差し! もしやこの入浴施設には何か特別なものが!?」
ジャイロ/ノルブ/モフモフ(ヾノ・∀・`)「ないない」
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