第212話 避ける、近づく、近づく、壊れる
作者(:3)∠)_「今週の更新でーす!」
ヘルニー(:3)∠)_「コミックス4巻も順調に売れているみたいよー! 皆買ってくれてありがとー!」
ヘイフィー(:3)∠)_「新連載魔法世界の幼女は諸事情で狂は午後からの掲載です!!」
いつも応援、誤字脱字のご指摘を頂きありがとうございます!
皆さんの声援が作者の励みとなっております!
「ではエリクサーの作り方を説明しますね」
「「「「はいっ!!」」」」
枝街に作られた集会場に、何十人ものエルフ達が集まっていた。
これだけの人数が集まったという事は、やっぱりいざという時の為に技術の蓄積をしたいんだろうね。
「まずエリクサーのレシピですが、今回は世界樹から得られる素材だけで作れるものにしてあります」
「え? もしかしてエリクサーの作り方って複数あるんですか?」
僕の説明に、若いエルフの戦士が首を傾げる。
「はい。エリクサーはポーションの一種なので、その土地で用意できる材料で作る様になっています。場所によっては家ごとにエリクサーのレシピが違う土地もありますよ」
「家ごとにレシピが違う!?」
「そ、外の世界ではそんなにエリクサーが普及しているのか!?」
何故かエルフ達がエリクサーに複数のレシピがある事に驚いている。
おかしいな、エルフ達も自分達のレシピを持っている筈だけど……あっ、そうか。
彼等は過去の災厄が原因で知識の一部を失っているらしいし、恐らく同じレシピを使う親戚ばかりが生き残り、違うレシピを使う家庭の大人は亡くなってしまったんだろう。
そして多少のレシピの違いは次世代に受け継がれて行く間に一番効果の高いエリクサーのレシピに淘汰されてしまったのかもしれない。
「よもや、我々が森に籠っている間に外の世界ではそんな事になっていたとは……!!」
「いや、それはホント一部の土地だけだと思うわよ」
そうだね、リリエラさんの言う通り、色々な不幸が重なってこうなってしまったんだ。
森の外で暮らしていたらそんな事にはならなかったんだろうけど、こればっかりは運が悪かったとしか言いようがないね。
「あー、そう言えば兄貴の村で怪我をした時に飲んだポーション、やたらとよく効いたよな。あれってもしかして……」
と、ジャイロ君が僕の村に滞在していた時に飲んだポーションの効能について呟く。
「あっ、止めて止めて。私の中ではあれはただの凄く良く効くポーションだから。それ以外真実は知りたくない!」
ミナさんには何やら魔法使い特有のこだわりがあるみたいだ。
まぁああいうのは他人には分からない職人のプライドみたいなものだし、そっとしておこう。
「エリクサーが沢山作れると希少性が減って値段が下がる……」
いやいや、エリクサーなんて家庭の薬学だから、大した値段はつかないですよ。
「あの、レクスさん。この講義、僕も習って良いでしょうか? 教会の信者さんの治療に使いたいので」
「はい、良いですよ」
ノルブさんは流石だね。回復魔法の魔力が足りない時の為に複数のエリクサーのレシピを覚えておきたいんだろう。
土地によって手に入る素材は違うもんね。
皆が落ち着いたのを確認すると、僕は世界樹の素材を使ったエリクサーのレシピの説明を始める。
「こちらの素材ですが、それぞれ粉末にして使うものと、薬草の絞り汁と混ぜたものにします。そしてこちらの素材は……」
そうして一通りの説明を終えると、今度はエリクサー制作の実演を行う。あくまで説明の為なので、薬の質は二の次でゆっくりと作りながらもう一度手順の説明を行う。
「……で、これを混ぜれば完成です。とっても簡単でしょう? では次は皆さんが作ってみてください」
「「「「はい!!」」」」
エルフ達は会場に用意されたテーブルに集まり、思い思いにエリクサー作りに挑み始める。
「へぇー、エリクサーって意外と簡単に作れるんだな」
「だよな。伝説の薬っていうから、もっと大変かと思ってたよ」
そうして暫くしたら全員がエリクサーを完成させた。
一人ずつ確認していき、皆のエリクサーがちゃんと成功している事を確認する。
「皆さん問題ない出来です」
「「「「おおーっ!!」」」」
「マジかよ! 俺エリクサー作っちまったぜ!」
「俺がエリクサーを作ったのか……」
「へへっ、これがあればもう怪我も怖くねぇな!」
うん、皆さっそくやる気になってるね。
じゃあ次のステップに進むとしよう。
「では皆さんエリクサーも完成した事ですし、次は戦闘訓練に行きましょうか」
「「「はー……え?」」」
「はい、それじゃあ皆さん自分のエリクサーを持ってついてきてくださいねー」
そう言って皆を誘導すると、僕達は地上へやってくる。
「ではこれから魔物を誘導してきますので、皆さんには魔物と魔法を使わず戦ってもらいます」
「「「「はっ!?」」」」
「ちょっ、ちょっと待ってくれ! 魔法を使わない!? 無理だろそんなの!?」
さっそく訓練を始めようとしたら、エルフの戦士の一人が声を上げる。
「いえ、全然無理じゃないですよ」
「無理だって! あの魔物の大きさはアンタだって知ってるだろ! ドワーフのような頑丈な体が無い俺達が魔法無しで戦ったら、あっという間にひき肉にされちまうよ!」
うーん、あの魔物程度の甲殻なら、普通に刃物で切れると思うけどなぁ。
ああでも若いエルフ達は郷の方針で精霊魔法での戦いに専念しているから、白兵戦だと不安になるのかもしれない。
人間初めてやる事には身構えちゃうからね。
「じゃあ、まずは僕が魔法無しで戦ってみせますね」
「え?」
そう、不安ならまずは出来ると言う前例を見せるのが重要だ。
アイツに出来るなら俺にも出来るんじゃないかなっていう出来そうとイメージを持ってもらうんだ。
「ではこれから魔法無しの技術だけで戦いますね」
僕は森に入り、手ごろな魔物を誘導すると世界樹の下へ戻ってくる。
「ではいきますよ!」
僕は魔法の袋からごく普通のナイフを一本だけ取り出して向かって行く。
「ナイフ一本! 無茶だ!!」
「まずは相手の動きを封じる為に、相手の関節の一番薄い部分を切ります!」
僕は魔物の膝の裏側にナイフを突き刺し、腱を斬る。
これで魔物はバランスを崩して倒れる。
「片足を止めて転ばせたらすぐに肩の関節を切ります!」
僕は魔物の肩の関節を切断して、相手が腕を振るえなくする。
「同様に反対側の足と肩の腱も切ります!」
同じ手順で反対側も処理する事で、魔物は身動きが出来なくなった。
「これで手足に関節のあるタイプの魔物は身動きできなくなります。腱が深い部分にある場合は表面を何度も削って刃を届かせるか、大木を斬るように全体を削って最後は相手の自重を利用して切断するのも手です」
僕は動けなくなった魔物の上に乗ると、脳天にナイフを突き刺して完全に止めを刺す。
「あとは身動きできなくなった相手の体をじっくり切断していけば、どんな大きな敵も最後には倒せます」
「こうやって見ると結構えげつない倒し方ねぇ」
「とまぁこんな感じで実演してみましたが、やってることは結構簡単な事ばかりだったでしょう?」
「「「「全然簡単じゃないです!!」」」」
あれ? おかしいな。
特別な技術は使わず、単純に切るだけの実演だったんだけど。
「関節を斬るって簡単に言いますけど! そいつらは関節でも膜が固いからドワーフの斧でもないと簡単には切れませんよ!」
「それはこう、関節の一番薄い部分をこうやって。ほら」
僕は皆の前で関節の裏側の薄い部分にナイフを突き刺して見せる。
「マジだ。何でこれでナイフが刺さるんだ?」
「駄目だ、ぜんぜん刺さらねぇ」
さっそくやる気のあるエルフの戦士達が僕の倒した魔物の関節にナイフを差し込もうとするけど、場所が悪いせいで全然突き刺さらない。
この郷の若いエルフ達は完全分業制にしているから、こうした解体に関する知識は持っていないみたいだね。
「そこは硬い部分ですよ。 ここを刺してみてください」
「いや場所を変えて……も!?」
無理だろうと言いたげなエルフの戦士だったけど、刃を当てた瞬間深々とナイフが沈んでいく。
「「「「刺さった!?」」」」
「おい、お前なんかしたのか!?」
他のエルフの戦士がイカサマでもしてるんじゃないかって目を丸くしているけど、イカサマなんてする意味ないですよ?
「い、いや、何もしてねぇよ!?」
「嘘つけ! ナイフ刺しただろ!」
「いや刺したけどさ!?」
「とまぁこんな風に刺す場所を見極めれば、ナイフで魔物の固い殻を貫く事も出来ます。ねっ、簡単だったでしょう?」
「「「「だからどうやってんですか!?」」」」
うーん、この郷のエルフ達は自己評価が低いなぁ。
彼等の実力ならもっと出来ると思うんだけど。
「あー、懐かしいわー。私もあんなだったのよねー」
と、僕達のやり取りを見ていたリリエラさんが感慨深そうに見つめていた。
「あっ、そうだ。次はリリエラさんにもやってもらいましょう」
「はっ!? 私!?」
「リリエラさんは若くしてAランク冒険者になった腕利きですから、この程度余裕ですよ」
「「「「ほう……」」」」
エルフの戦士達の視線がリリエラさんに集まっていく。
「え!? いや、その……」
「さ、どうぞリリエラさん!」
「「「「じー……」」」」
「わ、私には無理だからぁーっ!!」
けれどリリエラさんは目立つのが恥ずかしいのか、無理だと言って逃げてしまった。
そう言えばドラゴニアでも龍姫と勘違いされて恥ずかしがっていたなぁ。
リリエラさんはかなり恥ずかしがり屋さんみたいだ。
そんな風にああでもないこうでもないとエルフ達と話し込んでいたら、探査魔法に魔物の群れが近づいてくる感覚を感じた。
「あっ、丁度魔物の群れが来たみたいですね。それじゃあさっそく訓練を始めましょうか。マジックシーリング!!」
僕は訓練の為に魔法封印魔法を周囲に展開する。
「魔法を使えなくしたので、皆さんうっかり魔法を使おうとしないように気を付けてくださいね。戦闘中の隙が大きくなりますから」
「魔法を……使えなくした?」
若いエルフの戦士達は魔法を封じられたという言葉に首を傾げるが、魔物が雄たけびを上げて襲ってくる姿を見た瞬間、とっさに精霊魔法を唱える。
「火の精霊よ! かの魔物を燃え上がらせたまえ!」
けれど彼等の呼びかけに精霊達は全く答える様子も見せず、魔法が発動する事は無かった。
「ほ、本当に魔法が使えないぞ!?」
「ど、どうすれば良いんだ!?」
「皆さん避けないと死にますよー」
「え? う、うわぁぁぁぁっ!!」
突撃してきた魔物達を間一髪で回避するエルフ達。
「む、無理無理無理無理!! 当たったら死んでしまいますよ!?」
エルフ達がこのままでは負けると力説し、魔法を使える様にしてほしいと頼んでくる。
「大丈夫ですよ皆さん! その為にエリクサーを持ってきたんですから!」
「は?」
一瞬どういう意味だと首を傾げたエルフの若い戦士達だったけど、すぐにその意味を察して顔を青くする。
「そ、それってまさか、怪我をしたらエリクサーで治せって事ですか?」
「はい、そういう事です。エリクサー作りと実戦訓練は集団戦闘の基本ですからね」
「「「「どこの基本ですかそれ!?」」」」
え? 騎士団とか戦士団とかなら割と普通の話だよね?
「あんな巨体の攻撃が当たったら、エリクサーを飲む前に死んじゃいますよ!!」
エルフの若い戦士達が無理だ無理だと駄々をこねる。
なるほど、若い人の自己評価の低さもあってシャラーザさんは僕に訓練を依頼してきたんだね。
専業化も良い部分だけじゃないんだね。
「じゃあこうしましょう。ワイドジャストロープロテクション!!」
「こ、これは!?」
僕は皆に範囲系の防御魔法を発動させる。
「今皆さんに下級範囲極限防御魔法をかけました」
「下級範囲極限防御魔法? 何ですかそれ?」
「この防御魔法は範囲内の味方が即死レベルの攻撃を受けてもギリギリ瀕死で生き残る魔法です」
「「「「なんでそんな微妙な効果なんですか!?」」」」
あはは、気持ちは分かるよ。
僕も魔法の制作を依頼された時にそう思ったから。
「昔とある国の将軍が、新兵が訓練だからと危機感がないから、ギリギリで死なない修羅場を経験させたいと言って作らせた魔法なんですよ」
「「「「ソイツ最悪なのでは!?」」」」
まぁかなり悪質な人だったのは確かだよ。
でも実績はあったし、やってみると理にかなった行動だったりしたからね。
「ともあれ、これで皆さんは万が一にも死ぬ事はなくなったので、大きな傷を負ったらエリクサーで回復してください。そうする事で戦闘訓練だけでなく、自分が作るエリクサーの効果量が体感で理解できるようになりますから」
「体感でって……」
「あっ、よそ見してると危ないですよ皆さん」
「「「「え?」」」」
僕との会話に夢中になっていたエルフの若い戦士達に魔物が襲い掛かる。
キュルルルガァッ!!
そして回避する間もなく吹き飛ばされ、砦の壁に叩きつけられる。
「「「「ぐわぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」
「い、生きて……る」
「た、助かった……?」
でも僕のかけた下級範囲極限防御魔法のお陰で、皆重傷だけど生き残っていた。
とはいえ、ギリギリで持ちこたえる為の魔法だから、直撃のダメージは大きい。
「い、痛ぇ、痛ぇよ……あ、足が変な方向向いて……」
「皆さん早くエリクサーを飲んで回復してください。でないとまた魔物が来ますよー!」
「ひぃっ!? え、エリクサー! エリクサーを!」
また魔物が接近してくる姿を見たエルフの若い戦士達は、慌ててエリクサーを口にする。
「ゴクゴクッ!!」
すると若いエルフの戦士達がほのかに輝きだし、見る見る間に傷が癒えていった。
うん、ちゃんと効果を発揮したね。
「お、おお!? 傷が治った!?」
「あ、足が治った!? よ、良かった……」
「皆さん魔物が来ましたよー!」
けれど魔物を退治したわけじゃないから、すぐにまた襲われてピンチになる若いエルフの戦士達。
「「「「ひぇぇぇぇぇぇっ!!」」」」
けれど皆が逃げ惑う訳じゃない。
「くっ! やってやる! やってやるぞ!」
勇敢な若いエルフの戦士が魔物に向かって行き、間一髪で敵の攻撃を回避すると、すぐさま反撃に移る……んだけど。
カキンッ!
狙いどころが悪かったらしく、はじき返されてしまった。
「落ち着いて! 動きながら甲殻の薄い部分を見極めてください!」
「で、出来るかぁぁぁぁ!!」
「やっぱ無理だぁぁぁぁっ!!」
キュガァァァァッ!!
と、叫んでいる間に魔物に吹き飛ばされる若いエルフの戦士達。
「「「「うわぁぁぁぁぁっ!!」」」」
そして地面や壁に叩きつけられたエルフ達がまた瀕死になる。
「し、死ぬ、死んでしまう……」
「ひぎゃぁぁぁぁぁ!!」
「た、助け、助け……て」
「くそっ! 刺され! 刺され!!」
「うわぁぁぁぁぁっ!!」
彼等は必死でエリクサーを飲んで傷を癒しては、必死の形相で魔物に向かって行く。
そんな光景を見ていたリリエラさんがポツリと呟く。
「……地獄絵図だわ」
「私達もあんな感じだった……のよね?」
「おお、神よ。彼等の心をお救いください」
「あんまり滅茶苦茶に攻撃すると、せっかくの魔物の素材が傷……つかないから良いか」
リリエラさんとミナさんは自分達が特訓をしていた時の事を思い出しているみたいで、感慨深げな表情だ。
対してノルブさんは必死で修行をしている若いエルフの戦士達の成長を祈っている。
メグリさんは……まぁいつも通りだね。
そしていつも通りといえばもう一人。
「なぁなぁ兄貴、俺も参加しちゃ駄目かな?」
「キュウキュウ!!」
ジャイロ君とモフモフが自分達も戦いたそうに僕に聞いてきた。
「えっと、ここの魔物は彼等の獲物だから、外から追加で来る魔物は良いよ」
「やったー!」
「キュキュー!」
許可を得た二人はさっそく霧の向こうからやって来た魔物に向かって行く。
「あっ、リリエラさん、モフモフが森の奥に飛び出さないように監督をお願いします」
「わかったわ」
そうなんだよね。何故かここに来てからというもの、モフモフがやたらと森に入ろうとするんだ。
何か気になるものでもあるのかな?
そんな風に戦場を観察していると、若いエルフの戦士達に変化が起こった。
「ひ、ひひ……死なない、死ねないんだ……だったら、お前が死ぬまでやってやらぁぁぁぁ!!」
「ここか? 違うか、ならこっちか? げぶぉっ!? エ、エリクシャァ……ぐびっ、よし、次はここだ」
「ヒャッハァァァァァァ! 刺さったぞぉぉぉぉ!」
「へ、へへへっ、エリクサーさえあれば怪我は治るんだ……お前等なんて怖くねぇ!!」
これまでパニックに陥っていたり、勝てるわけがないと逃げ惑っていた若いエルフの戦士達だったんだけど、彼等は何度も死にかけた事で極限防御魔法の加護とエリクサーの効果を実感したらしく、死なないならいつかは勝てると果敢に魔物に挑みだしたんだ。
「うん、ようやく自分達の本当の実力に気付いたんだね。そう、貴方達は自分で思っているよりもずっと強いんだよ。可能性を自分で狭めるには早すぎるのさ」
全ての若いエルフの戦士達が、傷を負う事を厭わず紙一重で魔物の攻撃を回避し、魔物の関節にナイフを突き刺し始める。
その姿は、かつて僕が共に戦った事のある、あの懐かしきエルフ達を思い出す雄々しさだった。
「ふひひひっ! 分かる! お前の脆い部分が分かるぞぉー!」
「攻撃が通じるようになればこっちのもんだ! 今度は俺達がお前達をビビらせてやるぜぇーっ!!」
「キュ、キュガ!?」
「「「「魔物は皆殺しだぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
「キュガァァァァァァッ!!」
霧の森の中で、エルフと魔物の雄叫びが木霊していた。
エルフ達Д:3)∠)_「ヒャッハァァァァァ!!」
魔物(இ ω இ`。)「助けてっ!!」
リリエラ(:3)∠)_「何この修羅の国」
ミナ(:3)∠)_「エルフのイメージが……壊れる」
ジャイロ_(┐「ε;)_「ちゃんと今回のサブタイトル回収してんだよなぁ……」
面白い、もっと読みたいと思ってくださった方は、感想や評価、またはブクマなどをしてくださるととても喜びます。




