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第164話 強襲! 空飛ぶオーク

作者(/・ω・)/「すいません、すこし投稿が遅れました」

ヘルニー(‘ω’)ノ「ごめんねー」

ヘイフィー|^・ω・)/「ちょっとバタバタしていてチェックが甘いので、あとで本文修正するかもですー」


いつも応援、誤字脱字のご指摘を頂きありがとうございます!

皆さんの声援が作者の励みとなっております!

「オークが空を飛んで襲ってきたんだ!」


 ボロボロの姿で冒険者ギルドに駆け込んできた冒険者さん達の報告は、にわかには信じられないものだった。


「ええとレクスさん? 空飛ぶオークって聞いた事ある?」


「いえ、僕も知らないです。リリエラさんは?」


「私も初めて聞くわ」


 小さな声で聴いてきたリリエラさんに、僕は前世と前々世の記憶を思い返しても知らない事を伝える。


 オークは見た通りの豚の魔物だし、飛行魔法で空を飛ぶオークを見た事もない。

 もしかしたら空飛ぶ魔物に乗って襲ってきたのかもしれないけど、オークの習性を考えると、飼うより食べちゃうと思うんだよなぁ。

 なによりオークは重いから、生半可な魔物じゃ乗せて飛ぶなんて不可能だ。


「落ち着け、オークが空を飛ぶわけないだろ」


 僕と同じ事を考えたらしい冒険者さん達が、錯乱気味に訴える冒険者さん達を落ち着かせようとする。


「本当なんだ! 本当にオークが空を飛んで襲ってきたんだよ! 俺達だって訳が分からずに驚いたさ。だが実際に襲われたんだ!」


 必死な、とても嘘をついているとは思えない様子でボロボロの冒険者さん達は訴える。


「「「「……」」」」


 けれど皆は空飛ぶオークという言葉に懐疑的で、どう反応したものかと遠巻きに見るばかりだった。

 そうだよね、いくら空を飛ぶとは言え、ただのオーク程度に冒険者さん達が不覚を取るとは思えない。


「落ち着いてください。一体その……空飛ぶオークにどこで襲われたんですか?」


 と、そこにエルマさんが割って入る。


「証言の信憑性がどうにせよ、この方達が襲われたのは事実です。ならばまずは情報の共有が最優先でしょう」


「あ、ああ……」


「そ、そうだな」


「あなた、教会に行って回復魔法の使い手を連れてきて!」


「は、はい!」


 エルマさんは職員の人を呼ぶと、教会から人を呼ぶように指示をする


「あっ、僕が治療します!」


 エルマさんの言葉に我に返ったノルブさんが、傷ついた冒険者さんに回復魔法をかける。


「……助かった。痛みが無くなったよ」


「どういたしまして」


「ありがとうございますノルブさん。ではあなた方がオークに襲われた時の話をお聞かせ願えますか?」


「あ、ああ。俺達が襲われたのはここから西に一時間程の位置にある平原だ」


「一時間!? そんな近い場所で!?」


 予想外に近い場所での襲撃に、エルマさんが目を丸くする。


「ああ、俺達もまさかそんな場所で襲われるとは思わなかったんだ。それも周囲に木や高台もない空からだ」


「それで、その話は町の入り口の衛兵隊には伝えたのですか?」


「ああ、勿論だ。血まみれで町まで逃げてきたからな、すぐに事情を聞かれたよ。人を集めてすぐに討伐に向かうと言っていた。仲間は重傷だったから衛兵の駐屯所で治療を受けている。俺はパーティの中で一番傷が浅かったから、ギルドに報告に来たんだ」


「……でしょうね。最悪の場合、街道を歩く旅人や商人が襲われかねませんから、衛兵隊も驚かれた事でしょう」


 エルマさんは何かを考えるそぶりを見せると、再び冒険者さんに顔を向ける。


「確認しますが、貴方方は西に一時間の距離にある平原で上からオークに襲われたんですね」


「ああ、そうだ。突然の事だったんで、どんな方法で襲われたのかは俺達にもよくわかっていない。ただあの豚面と鳴き声は間違いなくオークのものだった」


「分かりました。私はこの件をギルド長に報告しにいきます。皆さん、聞いた通り西の平原には未知の攻撃をしてくるオークが徘徊しているようです。また衛兵隊も向かっていますので、トラブルを回避する為にも用の無い方は西の平原へは行かない様にしてください」


「はいよー」


「まぁ衛兵はともかく、騎士団に睨まれたくはねぇからなぁ」


 エルマさんからの指示に、冒険者さん達がやる気無さそうに返事をする。

 そしてエルマさんがギルドの奥へ姿を消すと、冒険者さん達が一斉に立ち上がり、依頼ボードへと向かう。


「うぉっ!? なんだいきなり!?」


「え? え?」


 突然動き出した冒険者さん達に、ジャイロ君達が目を丸くしている。

 というか僕も驚いた。一体何事?


「皆西の平原に行くからよ」


 そんな僕達の疑問に答えてくれたのは、リリエラさんだった。


「え? でも今西の平原に行くなって……」


「ええ、言ったわね。用のない人はって。つまり用があるなら行っても良いって意味よ」


「「「「「成程」」」」」


「でも危険な魔物が居て、衛兵隊ともトラブルを起こさない様にって言っていましたよね? だったらわざわざ西の平原へ行く依頼を受ける必要はないのでは? 何かあったらそれこそ厳重注意を受けると思うのですが」


 ノルブさんの疑問に、ジャイロ君達がうんうんと頷く。正直僕も疑問だ。


「はははっ、馬鹿正直な坊主だな」


 と、そこに依頼用紙を手にした冒険者さんが会話に加わって来る。


「ありゃあエルマちゃんから俺達に、衛兵隊とトラブルにならない様に気を付けて情報収集をしてこいっていう秘密の暗号だよ」


「「「「「秘密の暗号!?」」」」」


「ああ、領主や国が動くような大事の時は、冒険者ギルドに厄介な依頼が来る事もザラだからな。現場を知らない偉いさんの無茶振りに対して俺等が良いように利用されない為にも、交渉材料になる情報が欲しいんだよ。それがギルドの為にも俺達冒険者の為にもなるのさ」


「「「「「へぇー」」」」」


 成る程、そういう意味があったんだね。


「それに、冒険者の行動は全て自己責任よ。本来ギルドが冒険者の行動を阻害する権利は無いわよ? まぁ国から侵入を禁止された禁止領域なんかは別だけどね」


「そういうこった。ちなみにこの件で得た情報をギルドに報告しても、特に追加報酬が貰える訳じゃないが、素材の買い取り価格のレートがたまたま上がっていたり、ランクアップの査定に影響したりするかもしれないって話だ」


 かもと言いつつ、実質査定に影響するって事だね。


「まぁ上位ランクの冒険者は、ギルドへの貢献度も査定に影響するから。レクスさんなんか、魔獣の森を横断する街道を開くなんて偉業を行ったから、アレでSランクへの昇格が確定したようなものね。アレ、普通なら一生ものの計画よ」


「あー、成程なぁ。そう言われると分かった気がするぜ」


「成程ねぇ、普通ならこういう地味な功績を積み重ねてランクアップするのが普通だったのね」


「皆さんが一斉に立ち上がった理由がわかりましたよ」


「うん、確実に貢献できるチャンスは大事」


 と、そこでジャイロ君達が僕を見る。


「という訳で」


「私達もランクアップする為に」


「西の平原の仕事を」


「受ける!」


「あ、うん、良いんじゃないかな」


「……」


 皆ランクアップの為に行く気満々だね。

 こうして、僕達も西の平原で謎の空飛ぶオークを捜索する事になったんだ。


 ◆


「それじゃあ噂のオークを探すとしようか」


 他の冒険者さん達と同じく西の草原での依頼を受けた僕達は、すぐに町を出て魔物の目撃情報のあった場所へと向かっていた。


「くっそ、そこら中ライバルだらけじゃねぇか。俺達は空飛んできたのによ」


 既に他の冒険者さん達が到着していた事に、ジャイロ君は悔し気だ。


「しょうがないじゃない。窓口の受付行列で遅れちゃったんだから」


「あの人達馬を連れてる。受付の人の言葉を聞いてすぐに動いたんだと思う」


「そういう点では僕達も熟練の先輩方には一歩劣りますね」


 メグリさんとノルブさんは、すでにここに到着していた人達の手際を素直に賞賛する。

 確かに、あの人達の行動力、いや決断の速さは凄いね。


「まぁでも心配はいらないんじゃない?」


 けれどリリエラさんは全く気にしてない様子だった。

 それはどういう事だろう? 既に僕達はかなり出遅れていると思うんだけど?


「あのね、私達はここまで空を飛んで来たでしょう? 普通に考えたら馬で来るよりも飛んだ方が早いのよ」


 そう言ってリリエラさんは周囲に見える冒険者さん達を指さす。


「つまり、私達と彼等の間には、皆が思っている程差は無いわけ」


「言われてみれば確かに……」


「でね……」


 リリエラさんが僕を見ながら言う。


「デタラメな広さを調べる事の出来るレクスさんの探査魔法を使えば、あっという間に空飛ぶオークの位置を把握する事が出来ると思うのよね」


「「「「「……言われてみれば!!」」」」」


「という訳でお願いできるかしらレクスさん?」


「そういう事なら」


 僕は探査魔法で周辺の魔物の反応を確認する。

 すると……


「あっ、南西の方角に三十分くらいの距離に魔物の集団の反応があるね」


「「「「「はやっ!」」」」」


「それに何人か人間の反応もある。もう冒険者さん達が接触したのかも」


「分かってはいたけど、本当に広いわねレクスさんの探査魔法の範囲……」


「ぐぬぬ、私の探査魔法じゃまだ周囲300メートルくらいしか分からないのに……」


「ミナ、レクスと比べるのが問題。ミナも十分凄い」


「ありがと」


 悔しそうなミナさんがメグリさんに慰められているけど、ミナさんももう少し修行すれば、すぐに数キロ単位で探査できるようになると思うけどな。

 こういうのって、コツを覚えればすぐだし。


「よーっし! そんじゃさっそく行こうぜ!」


 僕達は空に上がると、空飛ぶオークとおぼしき魔物の反応があった場所へと向かう。


「あっ、あれ!」


 するとさっそくメグリさんが何かを発見したのか、彼方を指さす。


「何か複数の空飛ぶ生き物が居るわね。シルエットからして鳥には見えないし、当たりかしら?」


「レクスが言っていた通り、地上に人の姿がある……うん、明らかに戦ってる!」


「早く援護に行った方がいいね!」


 僕達は急いで襲われている人達を救助に向かう。


「待って皆! もしかしたら苦戦してないかもしれないわ。その場合、こちらが善意だったとしても向こうは獲物を横取りされたと思われるかもしれない。だから敵に攻撃をする前に一言確認を取るのがルールよ!」


 おっとそうだった。

 獲物の奪い合いになると大変だからね。


「分かりましたリリエラさん!」


「おう! 分かったぜ! とりあえず攻撃する前に援護するぜって言やー良いんだろう?」


「ええ、それで良いわ!」


 現場に近づいて行くと、状況が見えてきた。


「あの鎧は、衛兵隊の人?」


 魔物に襲われていたのは、トーガイの町の入り口を守る衛兵隊の人達だった。


「先行していた冒険者じゃなかったみたいですね」


「よし、あれなら獲物の奪い合いにはならないわね!」


「すみませーん! 援護は要りま……すか?」


 すぐに援護に入ろうとした僕達だったけれど、そこであまりにも異様な光景を見て我が目を疑ってしまった。


「な、何アレ!?」


 衛兵達を襲っていたのは、間違いなくオークだった。


「あ、あれは……オーク……なの?」


 ただし、その背中から天使のように大きな羽を生やした、異様な姿のオークだったけれど。

 それがまるで鳥の群れの様に空を埋め尽くしていたんだ。


「羽の生えたオークゥ!?」


「何アレ!? あんなオーク見た事も聞いた事もないわよ!」


「ブモォォォォッ!」


羽の生えたオーク達は、翼をはためかせて真下にいる衛兵達に襲い掛かっている。

 明らかに羽根が羽ばたいているし、本当にあの羽根で飛んでいる!?

 その姿は浮島で出会った天空人達を彷彿させるけれど、彼等の作り物の羽とは違い、このオーク達の羽は本物に見える。


 あんなオークが存在していたなんて……

 あの冒険者さん達の言っていた事は本当だったんだ!


「なぁ、それよりも早くあいつ等助けねぇとマズくないか!?」


 と、そんな僕達にジャイロ君が冷静に突っ込んでくる。

 ってそうだった! 負傷している人たちも居るし、速くあの人達を助けないと!


「そ、そうだね! まずはあの羽の生えたオークを討伐しよう!」


 とはいえ、いきなり戦いに参加したらエルマさんも言っていた通り、衛兵隊とのトラブルになりかねない。

 ここはちゃんと一声かけてからにしないとね。


「援護します!」


 改めて声を張り上げながら、僕は衛兵さんに襲い掛かるオークを身体強化魔法を使って蹴り飛ばす。


「お、おおっ!?」


「冒険者ギルドの冒険者です! たまたまこの近くの依頼を受けていたんですが、皆さんが襲われているのを見て救援に来ました! 余計なおせっかいだったでしょうか?」


「いや、非常に助かった! 救援感謝する!」


 良かった、とりあえずトラブルにはならなそうだ。


「数が多い! まずはアイツ等を地面に落とすよ!」


 僕は皆に空飛ぶオークを墜とす様、指示をする。

 飛んでる敵はまず地上に落とすのが基本だからね!


「グラビティフォール!」


 僕は重力魔法を発動させて空飛ぶオーク達を地面に叩き落とす。


「「「「ブモォォォォォッ!?」」」」


 突然体が重くなったオーク達は、空を飛ぶ事が出来ずに地上へ墜ちてゆく。


「って、何アレ!? 明らかに範囲魔法なのに、範囲に入ってる衛兵達は何ともなってないわよ!?」


 ミナさんが言う通り、地上に墜ちたオーク達は未だに重力魔法の影響を受けているけれど、衛兵達はなんともなっていない。


「うん、グラビティフォールの魔法は最初に指定した範囲に居る相手を一定時間重力で動けなくする魔法なんだ。だから空中で指定して落としておけば、地上の衛兵さん達は影響をうけないんだよ」


「明らかに複雑な魔法をさらっと説明した!?」


 そんなに複雑な魔法じゃないよ?


「よっしゃ行くぜー!」


「ささっと狩る!」


「キュキューッ!」


 地上で待ち受けていたジャイロ君達が、待ってましたとばかりにオーク達へ向かって攻撃してゆく。

 

「「「ブ、ブモォォォォッ!」」」


「はっはー! 地面に落ちたお前等なんざただのオークだっての!」


「ん、大した相手じゃない」


「キュウッ」


「ブモォォォォッ!!」


 約一匹、モフモフに羽を齧られているオークがいたけれど、まぁ敵を減らしてくれているし良いか。


 そうして、僕の重力魔法で動きを封じられたオーク達は碌な反撃も出来ないままに倒されていく。


「エリアヒール!」


「おお、傷が!」


「すまん、助かった……」


 僕達がオークの相手をしている間に、ノルブさんが兵隊達の治療をしていく。

 そして全員の治療が終わるころには、オーク達の討伐も終わっていたのだった。


「皆お疲れ」


「まぁ大した相手じゃなかったわね」


「そうね、見た目に驚かされたけど、実際に戦って見ればそれだけだったわね」


「キュキュウ!」


モフモフも大した事なかったなといいたげに空飛ぶオーク達の上に乗って羽を齧っている。

 それは提出用なんだけど、まぁモフモフが自分で狩った分くらいはいいか。

 空飛ぶオークの死骸は沢山あるしね。


「それにしてもさっきのジャイロ君は凄く冷静だったよね。見た事のない魔物相手と遭遇したのに、全く動揺する事無くやるべき事を提案してきたし」


 僕はジャイロ君の冷静な判断を賞賛する。

 するとジャイロ君は照れくさそうに笑うと、こういった。


「いやー、それほどでもねぇぜ。ただ俺が知らない魔物でも物知りな兄貴なら知ってると思ったしさ。だったら知らない事に驚くよりも戦って、倒してから考えた方がいいしな」


「あ、そういう事だったんだ……」


 状況に驚いてたんじゃなくて、知らなくてもいいやって判断だったんだね。

 それはそれでジャイロ君の将来が心配になるんだけど、彼にはミナさん達がいるからなぁ。

 そうやって役割を他の人に任せるのがパーティってものなのかもしれないね。


「君達」


 と、そこに衛兵隊の人達がやって来る。


「お怪我は大丈夫ですか?」


「ああ。君達のお陰で助かったよ」


「それは何よりです」


 ノルブさんの治療のお陰で、衛兵隊の人達は全員無事だったみたいだね。


「しかし大したものだ。あの奇妙で厄介な空飛ぶオーク達をこうもあっさりと……」


「見た目は奇妙でしたけど、空を飛べる以外はただのオークでしたから。地面に落とせば普通に倒せる相手でしたよ」


「それはそれで簡単ではなさそうなんだが……なんにせよ助かったよ。君達は命の恩人だ」


 そこまで言われるとくすぐったいなぁ。


「おかげで命を懸けて我々を逃してくれた隊長の遺志を無駄にせずに済んだよ」


 え? それはどういう意味? もしかしてまだだれか魔物に襲われているの?


「隊長ってどういう事ですか?」


「ああ、我々はオーク帝国の残党がまだ残って居ないかを調査の為にここまでやって来たんだが、先ほど突然見た事もない化け物オークに襲われてな、あわや全滅かという所で隊長が自ら囮となって、我々に情報を持ち帰るように命令されたのだ」


「なんですって!? すぐに救助に向かわないと!」


「そうしたいのはやまやまだが、我々はあの化け物オークの情報を持ち帰らねばならん。それに先ほどの空を飛ぶオークについても報告せねば。それに、あの化け物が相手では隊長ももう生きてはいないだろう……」


「そんな事は無い! 隊長は元Aランク冒険者だぞ!」


「そうだ! それにあの人にはドラゴンの鎧がある。アレがあればあの化け物相手でも何とかなるさ!」


 衛兵の一人が悔しそうに呟くと、他の衛兵達がそんな事は無いと言って、囮として残った隊長さんはまだ生きていると叫ぶ。


って、あれ? その特徴、なんだか聞き覚えがある様な気が……


「元Aランク? それにドラゴンの鎧?」


「ああ、隊長は冒険者だったんだが、過酷な冒険でドラゴンの素材を使った鎧を手に入れたり、Bランクの魔物を単独討伐するなどの偉業を成し遂げて、遂に領主様直々に騎士に勧誘されたんだ!」


「あの……その人の名前って……」


 もしや……


「「「オーグ隊長さっ!」」」


「「「「「やっぱり!!」」」」」


 オーグさんの事だったーっ!!

モフモフ(/・ω・)/「ふむ、こういうのも悪くはない(モグモグ)」

羽の生えたオーク(´;ω;`)「出た瞬間叩き落されました。華麗な空中戦を披露する予定が……」


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 速くあの人達を助けないと → 早くあの人達を助けないと
[良い点] なるほど!紅の豚をリスペクトしたんですね笑! [気になる点] レクスの知らない魔物が出たのって初めてじゃない!? [一言] ヘイフィとヘルニの中お疲れ様です! とても面白いです!
[一言] 飛ばねぇ豚はただの豚だな。
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