第163話 オークエンペラー
作者(/・ω・)/「ずっと家に居ると退屈なので、積みガンプラを消化しはじめました」
ヘルニー(‘ω’)ノ「原稿書けや」
ヘイフィー|^・ω・)/「ラジオ体操をすると健康にいいみたいだよ」
ヘルニー(‘ω’)ノ「小学生に戻った気分」
作者(´;ω;`)「だが締め切りは待ってくれない」
いつも応援、誤字脱字のご指摘を頂きありがとうございます!
皆さんの声援が作者の励みとなっております!
「討伐部位はこっちでーす」
「解体素材はこちらに持ってきてくださーい!」
町から離れた平原で、冒険者ギルドの職員であるエルマさん達が声を張り上げる。
彼女達は僕が冒険者さん達に解体を依頼したオークの素材をその場で査定する、出張窓口職員としてやって来ていた。
というのも、約二万体のオークの素材は、とてもじゃないけど冒険者ギルドの解体場に入りきらないからだ。
だからこの場で査定を行い、そのまま商人ギルドの倉庫や、商店へと運ぶ事になったんだ。
「いやー、この光景を見ると、冒険者さん達を雇って本当に良かったなぁ」
「だよなぁ、俺達だけだったら何日かかった事か」
「その間に倒したオークが腐る……」
「もしかしたらその場でアンデッドになっていたかもしれませんねぇ」
「二万体のオークのアンデッド……全力で遠慮したい相手ね」
「「「「「うんうん」」」」」
僕達は少し離れた場所から、オーク解体の現場を眺めていた。
傍に居たら二万体分のオークの血や臓物の匂いがキツいからね。
「依頼主だから、仕事を手伝わなくても良いっていうのが最高よねー」
「そうねー」
「モグモグモグモグ」
のんびりしている僕達の足元で、モフモフがオークの肉を食べる音が聞こえる。
「平和だなぁ」
「いや、この光景で平和と言って良いのかちょっと疑問なんだけど……」
「ボリボリバキバキッ、ゲフゥ」
モフモフが骨まで綺麗に食べ切って満足げな声を上げる。
それにしてもよく食べたなぁモフモフ。
ちなみにオーグさんは、二万体のオークを討伐した事で領主様に報告に行っている。
もともと今日は探索が目的だったのに、予定外の大規模戦闘が起きたから、しっかり報告しないといけないらしい。
そう言って領主の館に向かうオーグさんは、本当に騎士って感じの後ろ姿だった。
とその時、解体をしていた冒険者さん達の方から歓声があがる。
「どうしたんだろう?」
何事かと首をかしげていたら、エルマさんが緊張した様子で僕達の下へとやって来た。
「レクスさん、ちょっとこちらに来ていただけませんか?」
「何かあったんですか?」
「ええ、大物が見つかりました」
へぇ、大物って事はオークジェネラルやオークウィザード辺りかな?
「俺達も見に行こうぜ!」
「ええと、僕は遠慮しておきます」
「私もパス。血の匂いが付いちゃうわ」
「お金の匂いがするから私は行く」
「それじゃあ私も付いて行こうかしら。上位種のオークを見るのは初めてだから」
リリエラさん、ジャイロ君、メグリさんが付いてきて、ミナさんとノルブさんはこっちで待機だね。
「分かりました、じゃあ行きましょうか」
◆
「これは……」
エルマさんに連れてこられた場所は、オーク達の集団のちょうど真ん中の位置だった。
そこには他のオーク達よりも体が大きかったり、良い装備を身に付けたオーク達の姿がある。
明らかに群れの中心グループだね。
けれどそれらのオークすらもかすむ存在がそこにはあった。
身長およそ5メートル、丸太の様な手足をした巨大な肉体。
魔物の毛皮で作ったマントを羽織り、頭には同じく魔物の頭蓋骨を加工した王冠を被った姿は王と呼ぶにふさわしい装いだ。
「オークエンペラーだ」
そう、そこに倒れていたのは、オークの皇帝オークエンペラーだった。
巨大なオークの群れが出来た時に極稀に生まれる、オークキングを超える強力無比なオークの王者。
「オークエンペラー……初めて見たぜ」
「あれがオークエンペラー……あんなオーク見た事もねぇぞ」
周囲の冒険者さん達が、オークエンペラーを見て動揺の声を上げる。
「ご覧の通りオークエンペラーです。オークエンペラーはオーク帝国を統率する群れのリーダーですから、冒険者ギルドはこの群れがオーク帝国だと判断しました。そして群れが討伐された事で、レクスさん達に依頼したオーク帝国の調査依頼を完了と致します」
エルマさんに言われて、今回の依頼がオーク帝国の調査だった事を思い出す。
「「「「……」」」」
「「「あーっ!! そういえば!!」」」
「まさかこんなに早く調査を達成するどころか、オーク帝国を丸ごと討伐してくださるとは思ってもいなかったので、我々としても正直驚いています」
確かに、たまたま発見した群れが本命であるオークエンペラーの本隊だとは僕も思わなかったよ。
ただ、オークエンペラーの本隊の割には数が少ないような気がするんだよなぁ……
「ですが、そのおかげでオークエンペラーの群れに町が襲われずに済みました。ありがとうございます、レクスさん」
「いえいえ、それが僕達の仕事ですから」
うん、ここからトーガイの町まではほんの三時間くらいだから、群れの発見が遅れていたら大変な事になっていたかもしれないもんね。
それに関しては本当にタイミングが良かったとしか言えない。
「勿論オークエンペラーを含めたオーク達の素材買い取りは報酬とは別に支払わせて頂きます。これだけの個体ですから、買い取り価格には期待してくださいね」
「はい、期待させて貰いますね!」
「やったな兄貴! もう仕事が終わっちまったぜ!」
依頼が簡単に終わって、ジャイロ君もはしゃいでいる。
「そうだね、正直僕もこんなにあっさり終わっちゃって驚いたよ」
「しっかし俺もオークエンペラーと戦いたかったぜ。こんなにデカいんだから、きっと強かったんだろうなぁ」
と、ジャイロ君はオークエンペラーと闘えなかった事を残念がっているんだけど……
「いや、どっちかと言うとこのオークエンペラーは小物だよ」
「「えっ?」」
エルマさんとジャイロ君が僕の言葉に首を傾げる。
「小さい? これがですか?」
「めっちゃデカくねぇ? 腕とかスゲェ太いじゃん?」
あれ? もしかしてエルマさんもオークエンペラーを見るのは初めてなのかな?
「本来のオークエンペラーはもっと大きいですよ。この2倍はあります」
「「2倍っ!?」」
「ええ、最低でも数万体のオークを統べる個体ですからね。単体で群れの全てを倒せるくらい強いからこそ、皇帝として君臨出来るのがオークエンペラーなんですよ。本来のオークエンペラーは筋力と体力の化け物で、普通に戦ったら何十時間も体力が保つやっかいな相手ですよ」
「「何十時間も!?」」
うん、オークエンペラーって本当に体力の続く限り一対一で敵と戦うっていう闘い方をするんだけど、本能的に発動している身体強化魔法と筋肉の鎧で筋力と防御力が半端ないんだよね。
あれは生きた筋肉の鎧と言っても差し支えないよ。
「多分このオークエンペラーはまだ生まれて間もない若い個体なんじゃないかな。たった二万体しか従えてなかったし」
「「たった二万!?」」
そう考えると、群れが二万体しか居なかったことにも納得がいくんだよね。
本当のオークエンペラーなら、文字通り帝国と言って差し支えない数のオーク達を従えているんだから。
そんな訳で、この程度の規模のオーク帝国を倒した程度で依頼達成と言われると、ちょっと達成感が無さすぎて本当に終わったのかなぁって気になっちゃうんだよね。
あっ、買い取り価格を期待してくれって言うのはもしかして、被害が最小限に収められた事に対するお礼って意味もあるのかな?
トーガイの町の規模だと、一般的なオーク帝国に襲われたら防衛が大変だもんね。
いくらオーグさん達が優秀でも、数の差は結構厄介だ。
冒険者ギルドはそういう所もちゃんと見ていてくれてるんだなぁ。
前世の依頼主だった貴族達は、周囲に被害が広がらない様にと頑張って戦っても、こっちがどれだけ苦労したのか知らないから、この程度の相手に随分時間がかかったなとか、この魔物は簡単に倒せたようだから、大した事なかったのだなとか言って、報酬を切り詰めてきたんだよね。
それを考えると、色々な要因を査定してくれる冒険者ギルド本当に良い組織だよ!
「なんだこりゃ?」
と、そこでオークエンペラーを解体していた冒険者さん達が声をあげる。
「どうしたんですか?」
「いや、オークエンペラーの持っていた武器があまりにも汚かったんで、魔法使いに水魔法で洗って貰ったんだが、どうもこれ普通の武器じゃないみたいなんだよ」
普通の武器じゃないってどういう事だろう?
オークエンペラーの武器を見に行くと、既にメグリさんがオークエンペラーの武器をかぶり付くように調べていた。
「レクス、これ見て!」
メグリさんに促されて僕はオークエンペラーの武器を見る。
「これは……」
オークエンペラーの武器は飾り気のない無骨な武器だった。
本当に武器として必要な機能だけの戦う為の道具って感じの作りなんだけど、唯一刃を受ける鍔の部分に巨大な宝石が埋め込まれていたんだ。
「おおっ、デケェ宝石! こりゃ金になるんじゃねぇの兄貴!?」
宝石が付いている事で、ジャイロ君は金になるんじゃないかと興奮するけれど、同じものを見るメグリさんの視線はただの金目の品を見る目つきじゃない。
なにより、宝石を装飾として付ける割には武器のデザインが無骨過ぎる。
「寧ろこれは……スキャンエコー」
僕はオークエンペラーの武器に触れて、解析魔法を発動させる。
すると内部から規則的な魔力の流れが感じられた。
「……これ、マジックアイテムですね」
「「「「マジックアイテム!?」」」」
「やっぱり!」
皆が驚く中、メグリさんだけはこれがマジックアイテムだと分かっていたみたいだ。
「装飾品にしては剣本体が無骨過ぎるし、属性強化も使ってないのに武器からかすかに魔力を感じたからそうだと思った!」
さすがメグリさん。盗賊だけあって鑑定眼もあるみたいだね。
もしかしたら王女であるアイドラ様の影武者をしていた事で、審美眼も磨かれていたのかもしれないね。
「魔物がマジックアイテムを持っているなんて……」
「どこかの遺跡に住み着いていた魔物なのかもしれないな」
「となると、この群れがやってきた方向にはまだ発見されてない遺跡があるかもしれないな!」
「「「「おおーっ‼」」」」
新しい遺跡があるかもしれないと聞いて、冒険者さん達が沸き上がる。
「オーク帝国の危機も脱しましたし、暫くは遺跡探しが始まるかもしれませんね」
エルマさんの言葉に、僕はちょっと胸が弾む。
遺跡探しかぁ。僕達も報酬を受け取ったら遺跡探しをしてみるのもいいかもしれないね。
◆
数日後、オーク帝国討伐の報酬が用意できたとの報告があって僕達は冒険者ギルドへとやってきた。
というのも、討伐したオークの数が多すぎて査定に時間がかかってたからなんだよね。
そしてエルマさんに案内されて、以前来た事のある特別室へと入る。
「お待たせしました。こちらが皆さんにお支払いするオーク帝国の調査報酬、金貨120枚です」
まず最初に調査の報酬が全員に支払われる。
「こちらの調査報酬には通常の報酬だけでなく、早期発見のボーナスも入っております」
「ボーナスですか?」
「ええ、通常の偵察報酬としては破格の額ですが、二万体のオークの群れが相手と考えれば妥当との判断で報酬の増額が決定しました」
となると皆で分けて一人金貨20枚か。
「更にオーク帝国を壊滅させた事で追加報酬が出ます。といってもこちらはギルドからではなく、領主様からとなります」
「領主様から?」
何で領主様が冒険者ギルドの依頼に追加報酬を出すわけ!?
「もともと我々の依頼は国からの依頼です。ですが二万体のオークの大群となると、領内の防衛の観点から見ても危機的状況でした。ですので、騎士団に代わって領地を守ってくれた事に対する領主様からの感謝の印という事です。こちらが金貨1000枚となります」
へぇ、わざわざそんな事で追加報酬をくれるなんて、良い領主も居たもんだなぁ。
それとも、今の時代の領主は皆この町の領主様の様に良い貴族が多いんだろうか?
だったら良いなぁ。
「これは私達は辞退しないとね。倒したのはレクスさんな訳だし」
リリエラさん達が、自分は戦っていないからと報酬の受け取りを拒否する。
「また金貨1000枚だな兄貴!」
「けど二万体のオークを倒して金貨1000枚だと、ドラゴンと戦った方が効率が良さそうねぇ」
「二万体は数が多すぎましたからねぇ」
確かに、同じ値段ならドラゴン一体と戦った方が解体や回収の手間がかからないもんね。
「というか皆さん、そもそも比較としてドラゴンを出すのがおかしいと思うんですが……」
「「「「「はっ!?」」」」」
「しまったわ、最近レクスと一緒にいる時間が長すぎて、感覚がおかしくなってたわ」
「危なかったですね、あやうく僕達もレクスさんと同じになる所でした」
「いや、皆酷くない? グリーンドラゴンも今回の小さなオーク帝国も強さは大して変わらないじゃないか。確かに解体の手間はオーク帝国の方が大変だったけど」
「「「「「「いや問題はそこじゃないから」」」」」」
えー? じゃあどこが問題なのさー?
「コホン……それでは次にオークエンペラーの討伐報酬です。こちらのオークエンペラーはSランクの魔物ですので、例によってオークションで買い取り金額が変わる予定です」
「あっ、またオークションなんですね」
って言うか、オークエンペラーってSランクなんだ。
「基本Sランクの魔物素材は貴重過ぎますので、オークションに出すのが一般的ですね。いえ、Sランクの魔物の買い取り自体、そう何度もない事なんですけど。また、オークエンペラーと同行していたオークジェネラル、オークウィザードと言った上位個体のオークとオークエンペラーの魔剣もオークションに出される予定です。今回報酬として提供されるのは、状態の悪いBランクとCランク以下のオークですね。といっても、二万体ものオークですから結構な額になります。こちらは合計で金貨2850枚。既に冒険者への解体費用を差し引いた金額となります」
「合計で金貨が約3000枚か。レクスさんにしたら小遣い稼ぎくらいの金額ね」
「……金貨約3000枚が小遣い稼ぎですか……いえまぁ、Sランクになったレクスさんならそうなのでしょうね……ウチのギルドの年間予算ギリギリなんですけどねぇ」
何故かエルマさんが遠い目をしているんだけど、どうしたのかな?
「ええと、あとはそうですね。正式にオークションの落札額が判明しましたら改めてギルドから連絡があります。それまでは皆さんご自由に過ごしてください。ただオーク帝国の討ち洩らしがあるかもしれませんので、しばらくはこの町で待機してくださると助かります」
「わかりました、エルマさん」
僕は報酬を魔法の袋に仕舞うと、特別室を後にする。
「おーっ! ドラゴン坊主が出て来たぞー!」
ギルドのホールに戻ってくると、ギルド内に併設された食堂に陣取っていた冒険者さん達が歓声を上げる。
「ありがとなー! アンタ等のお陰で懐があったかいぜー!」
「ははははっ、あんだけオーク共を解体したのは生まれて初めてだぜ!」
「Sランクってのはあんなハデな活躍をするんだな!」
「まったくビックリだぜ!」
どうやら皆、僕の依頼を受けてオークの解体を手伝ってくれた冒険者さん達みたいだ。
「なぁドラゴン坊主、今度も相当儲けたんだろー?」
「そりゃオーク二万体も倒せばスゲー金額だろ!」
「オークエンペラーも居たしなぁ!」
「ドラゴン坊主! どうやってオーク帝国を倒したんだ? 教えてくれよっ!」
「そうそう、酒の肴にゃ自慢話がねぇとな!」
冒険者さん達は、僕がどうやってオーク帝国を倒したのかと興味津々で聞いてくる。
っていうか、皆こんな時間からもう飲んでるの!?
「いやいや、そんな面白い倒し方なんてしてないですよ」
「フッフッフッ、そりゃあ知りたいよなぁ」
と、僕の横を抜けてジャイロ君が前に出る。
「聞いて驚け! なんと兄貴はたった一発の魔法でオーク共をぶっ倒したんだぜ!」
「ちょっ、ジャイロ君!?」
「「「「「おおーっ! マジかよ!?」」」」」
「兄貴の魔法の凄ぇのなんのって!」
「こっちきて詳しく聞かせろよ、坊主!」
「坊主じゃねぇ、ジャイロだ!」
ジャイロ君はあっというまに冒険者さん達の中に入っていくと、僕がオーク帝国を討伐した時の事を語り出す。
「空から降った魔法が、あれだけ居たオーク達をあっという間に殲滅してビックリしたのなんの! だが兄貴の凄さはそれだけじゃなかった! なんと兄貴の魔法に倒されたオークの体はビックリするほど余計な傷がなかったんだよ!」
「ああ見た見た。全然傷がなかったよな、あのオーク共の死体。どうやったら頑丈なオークをあんな傷もなく倒せるんだ?」
「それはな……」
駄目だ、あの中に割って入ったら、間違いなく僕が自分で説明をさせられる。
っていうか、自分の活躍を人の口から語られるって、ちょっと恥ずかし過ぎるよ!
ここはジャイロ君に任せて僕達は宿に戻った方が良いね!
「ええと、僕は宿に戻りますけど、皆はどうしますか?」
一刻も早くこの場から逃げ出したいけれど、一応皆の予定も確認しておかないとね。
「そうねぇ、適当に町をぶらつくのも飽きたし、何か簡単な依頼でも受けようかしら」
「ああ、良いわね。今回私達何もしてないものね」
リリエラさん達はこのまま依頼を探す事にするみたいだね。
となると今日はここで別行動かな。
と、そんな風に今後の予定を話し合っていたら、突然ギルドの入り口が大きな音を立てて開かれたんだ。
入って来たのはボロボロの姿をした冒険者さん達だった。
まるで今の今まで戦ってきたかの様な酷いありさまだ。
「おいおいお前等、随分ボロボロだな? 何かあったのか?」
驚いて声をかけた冒険者さんの言葉にも答えず、彼等は息を荒げながらこう叫んだんだ。
「た、大変だ……オ、オークが……」
オーク? もしかしてエルマさんが懸念してた通り、オーク帝国の生き残りでも居たのかな?
いやでも、それにしては装備がボロボロ過ぎるか。
残党程度ならあそこまで酷い状態にはならないだろうし。
けれど冒険者さん達が次に発した言葉は、僕達が予想すらしていなかったとんでもない内容だったんだ。
「オークが空を飛んで襲ってきたんだっっっ!!」
「「「「「……」」」」」」
……ん? オークが、空を飛んで襲って……きた?
「「「「「……はぁっ?」」」」」
モフモフ(/・ω・)/「新しい珍味の予感!?」
エルマ(´;ω;`)「また報酬予算が瞬間的に激減する予感……っ!?」
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