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プロローグ

何時も通り居酒屋のバイトを終え、自転車に乗り家に帰った。

 「あー今日も辛かった」

俺は都内の大学に通う大学三期生だ。

一期生では、浪人していて周りよりも1つ年上と言うこともあり友達も出来ずに1人で過ごした。

一応二期生にはなったが、バイトばかりで大学生活にも馴染めず、友達も出来ず、また単位も殆ど取れなかった俺は留年という恐怖に怯えながらも淡々とした日々を過ごしていた。

ここで、少し俺の昔のことを話そうと思う。高校時代は部活動、そして浪人とバイトなどしたことの無かった俺は大学に入り、遊ぶ金欲しさにバイトを始めたがそこは世間一般にいうブラックバイトと呼ばれるところで、休む暇さえあたえられていなかった。毎日毎日、仕事に疲れたサラリーマンたちから理不尽なクレームを付けられ、年金を貰っているような年寄りたちからセクハラまがいの発言を言われるそんな日々だ。

今日は久しぶりに、店がひまだったこともあり店長に早上がりさせてもらい家にかえっていた。

何時もと同じようにコンビニで弁当と飲み物、そして浪人時代にストレス解消で吸い始めた煙草を買い家に帰った。

「あー今日も結局大学にいかなかったな。」

家の鍵をあかながらそんな独り言を呟く。

俺は都内の大学に来ると同時に、地元から離れ1人暮らししていた。

そんなこともあってか、なにかと独り言を呟く用になってしまっていたのだ。

まぁなんと、寂しいことだろうが…

誰も居ない、家に帰り電気とテレビを付けコンビニで買いまだ少し暖かい弁当に手を付けながら俺はふと考えた、

おれの大学は三期生から四期生にあがるときにだけ留年がある。まあ、今の俺がまさにそれにあてはまる人物なわけだが…

「あー、人生やり直したいなー。高校生活では、部活動に専念するよりも勉強と彼女を作ったりして、そして、もっといい大学に入ってバイトをほどほどにしつつ、三期生には単位を殆ど取り終わって遊びまくる。そんな日々を送りたいな。」

そんな有り得ないことを考えながら弁当を食べていたとき、急に視界が暗くなった!

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