5.「魔王様は部下が欲しいようです」
悩んだ。悩みに悩んだ。本当になや(ry
結局俺は【魔物召喚士Ⅰ】と【支配者の素質Ⅰ】を取ることにした。
ヒールもかなり欲しいところだったがスキルは次に持ち越されるっぽいので、次回にすることにした。
[最終的なステータスが確定致しました]
職業:魔物使い 格闘家
種族:獣族人型 男
レベル:2
HP:12 MP:32
攻撃力:16
素早さ:23
防御力:16
賢さ:134
精神力:3
運:4
スキルポイント:0 -350
スキル:
魔物使い適正Ⅲ
↪支配者のオーラレベルⅠ 魔物召喚士Ⅰ 支配者の素質Ⅰ
:格闘家Ⅰ
↪正拳突き レベル1
:鑑定Ⅳ
正直、支配者のオーラと支配者の素質の違いが分からない。
こういうときに便利なのが鑑定スキルだ。
さっそくレベルの上がった鑑定スキルを使うぞ。
「鑑定」
【支配者のオーラ】
このスキルは発動型です。魔物に対し支配者としての強大さを感じさせます。
レベルが上がれば上がるほど強い魔物に効果が効くようになります。
なるほど。
【支配者の素質】
このスキルは常時発動型です。
支配下にある者の基本ステータスを上昇させます。レベルが上がれば上がるほど上昇値が増えます。
なるほどな。
同じように見えて結構違うな。どちらも便利そうだ。
【魔物召喚士】
敵意のない魔物を呼び出すのに使用する巻物を使うのに必要なスキルです。
レベルが上がれば上がるほどより上位の物を使えるようになります。
これも、便利なスキルだな。
今のところハズレなしといったところかな。
しかし、レベル上げるのに100体ちかくスライム狩ったからな。次にレベルが上がるのはいつになることやら。
個人的には部下がほしいところだな。魔王の名も魔物使いの名もこれではただ持っているだけになってしまう。
困ったときの鏡頼みだ。見てみよう。
「現在2300ポイントです。購入出来るアイテムを表示します」
スライムの落とすアイテムのおかげで地味に増えているからな。買えるアイテムも増えていることだろう。ちなみにだが、神の箱は8万ポイント貯まるまで放置することにした。
さて、あるかなそんなアイテム。
うーん、
ないか?
ない…………お!
〔成長するスライムの卵 巻物〕
おぉ、良さげなのがあったぞ。スライムってのはちょっとあれだが、2000ポイントという格安だからな!
「これ、お願いします」
鏡の中から巻物らしきものが出てくる。新しい物を見たら鑑定だ。
「鑑定」
【成長するスライムの卵 巻物】
成長するスライムの卵を出す巻物。使用可能です。
よし、使えるぞ!
俺はアイテムを使用する。
「スライムの卵を召喚!」
――――ポン。
スクロールが、卵に変わった。
真っ黒な卵だ。大きさは片手ではぎりぎり持てないぐらい。
召喚したはいいが、どうやって孵化させるんだろうな。
やっぱり、日光が必要だったりするのか?
いや、こいつはモンスターのはず。暗いところのほうがいいだろう。
結局、ベットの上におき布団で温めておくことにした。
「それにしても、スライムってどうやって卵産むんだろう」
素朴な疑問だった……。
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