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外に出ましょう魔王様!  作者: 彩葉 翔
引きこもり魔王様降臨
4/14

3.「時間は有効に使いましょう魔王様!」

 79900ポイント。


 あまり現実を直視したくないが、計算すると1332時間かかる計算になる。そこからさらに24時間を割るとだな……。


 55.5日。


 約二ヶ月だぞ。

 そんなにかかって何作んのかって聞いたら……。


「玉座……この階のことですね、と地上の間に一回層追加し、レベル30ほどのゴーレムを設置します」


 おぉ。レベル30がいかほどかは分からないが、今の俺のレベルは1だから単純に考えれば30倍の強さ。頼りになりそうだ。

 それに、自由に行ける場所が増えるのもありがたい。


「ダンジョンポイントで購入出来るアイテムを表示します」


 特に言われてないのだが、自動的に出てきた。鏡がパソコンの画面のようになり、かなりのアイテムが表示されている。ざっと300ぐらいかな。


 〈初心者の剣〉〈冒険者の心得〉などのいかにも初心者用のアイテム。


 〈水〉〈りんご〉〈パン〉などの食事関係もある。今まで気がつかなかったが、人間のときに比べれば非常に遅いペースではあるが確かに空腹を感じてきている。


 その他には、本が大量に……ん?


 〈上位モンスター召喚陣〉

 〈成長する魔物の卵〉


「うぉぉぉぉぉ!」


 俺は魔王である以前に魔物使いだ。こんなアイテム興奮しないわけがないだろう。


「えーと? 必要ポイントは……」


 俺は〈上位魔物召喚陣〉を、タップした。


「低位魔物召喚陣は、10万ポイントです」

「たかっ!」


 まあ、若干そんな気がしてたよ。


「100ポイントで買えるものはありますか?」

「ございます。こちらが一覧になります」


 うーん、やっぱりぐっと減るな。

 あるかなー、魔物関連。


「お!」


 〈低位モンスター召喚陣〉


 発見。すぐにタップする。


「敵意のある低位のモンスターを召喚します。1ポイントにつき1体です」


 敵意のある……だと?

 それ、ただのモンスターだよな。

 まあ、いいんだけどさ。


「100ポイント分購入します」

「どこに設置しますか?」


 設置型らしい。

 本来は、ダンジョンの外に設置するんだろうなー。

 まあ、でも俺は外でねえし


「この部屋の端の方にお願いします」

「了解しました」


 ――――ピューー。


 直径1メートルのサークルが、設置された。


 当たり前だよな。いかにも弱そうなスライムが召喚された。


「鑑定」


 【雑種スライム Level 1】


 うん。これなら俺でも行けるな。

 俺は素手でそいつをぶん殴り、生まれて初めての経験値を得た。

誤字脱字の指摘。感想&評価よろしくお願いします。

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