夢のような彼を
私は夢を見る。
大勢の観客の前で歓声を浴びながらプレーする姿を。
大勢の観客が酔いしれる歌声を披露する姿を。
大勢の観客が聞き惚れる演奏をする姿を。
人々の心を震わせるその瞬間を。
私は幼いころからみんなの中心にいた。
近所の友達と遊ぶときは私が何をして遊ぶか決めていたし、私がみんなの前で何かを訴えていたら大体その意見が通っていた。
小学生のとき、先生から言われて学級委員になった。
別に嫌では無かったし昔から集団の何かを決めることはしていたことだったから特に何も気にならなかった。
小学生最後の学年のときに中央委員会の委員長になった。
生徒会の会長みたいな感じで用は学校行事の運営を任されることになった。
毎年中央委員会が中心になって委員会のメンバーで出し物をすることになっていた。
12人のメンバーで劇をした。
小学生の出し物だしできることは限られていたがその中でもできる限りの最善を尽くした。
私は主役で劇の最後にはソロパートでの歌があった。
そこで初めて大勢の前で歌を披露したが、生徒たちは息をのみ何人かの教員が涙を流していた。
保護者が動画を取っていてそれをSNSに投稿するとたちまち拡散されて私は一躍有名人となった。
翌日複数の芸能事務所からスカウトされたがまだ小学生だったこともあったし特にその道に進みたかったわけでは無かったためすべて断った。
中学生になり環境が変わっても私は変わらず中心にいた。
小学生の頃の中央委員会の運営が好評だったみたいで入学早々異例の生徒会長になった。
私を学校で知らない人はいなかったし何なら隣町の学校でも私のことを知らない人はいなかったと思う。
中学では必ず部活動に入部しなくてはならない決まりで様々な部活から勧誘された。
1番熱心に勧誘してきたのは合唱部だった。
たぶん、小学生の時の劇の動画を見たのだろう。
合唱部に入ろうと決めかけていた時に隣の第2音楽室からギターやらドラムの音が聞こえてきた。
少しだけ覗くと各々好きな楽器を鳴らし自由気ままに演奏していて何だか楽しそうだったから軽音楽部に入部した。
軽音楽部は教員たちから部活動としてあまり認められていない様子で部費も無ければ活動する場所さえままならない状況だった。
私は軽音楽部の先輩たちに呼びかけて全校生徒の前でライブをしないかと提案した。
私が真剣に訴えれば今までみんな必ず乗ってきてくれたしその時も先輩たちはやる気になってくれた。
5人のメンバーで3か月必死に練習して1学期の終業式で披露した。
結果から言うとライブは大成功だった。
軽音楽部に否定的だった教員たちは手のひらを返し次々に私たちを褒めてくれた。
それから活動場所は優先的に使えたし演奏する場は定期的に学校から用意された。
終業式に出席していたお偉い方の中に商店街組合の上の人がいたみたいで商店街の中にあるライブハウスや駅前でのライブなども定期的に開催された。
ライブハウスでライブを定期的にしているうちに音楽関係者の目に留まる機会が増えてメジャーデビューを本格的に目指さないかと声をかけられることが多々あった。
ただ、バンドメンバーは全員中学生。
話が大きくなりすぎて現実離れしていたためメンバーと相談してスカウトは断った。
高校生になっても相変わらず私は学校の中心にいた。
周りの女子たちは恋愛話に花を咲かせて、理想の彼についてああでもないこうでもないと連日飽きもせず話続けていた。
私はその話をうまく聞き流し決して自分の恋愛観の話をしなかった。
だって、本当のことを言ったら会話に咲いていた花が枯れてしまうから。
高校生になってから好意を寄せられることが増え、男子からアプローチされることが中学生の頃と比べて格段に増えたがすべて断った。
高校でも中学のころのメンバーとバンドは続けたが長くは続かなかった。
理由はメンバー同士の関係性が変わってしまったから。
きっかけはベースの先輩に告白されたことだ。
そこからギターの先輩とベースの先輩の関係が悪化した。
たぶん、ギターの先輩も私のことが好きだったのだろう。
心地の良かった環境はこうも簡単に崩れてしまうのかと感じた瞬間だった。
そして、好意を寄せらることに嫌悪感を抱くようになった。
高校でも今までのように私が発現すればみんなが肯定してくれてみんなが私を見てくれていた。
ただ高校2年の春、人生で初めての出来事にあった。
私の意見に否定も肯定もしない、私に全くの興味を示さない人に出会った。
彼はあまり目立つようなことは無かったしクラスの話し合いに意見を出すなんてことは無かった。
お昼は大体1人で食べているし、いつもイヤホンを付けていて誰かと話している姿はあまり見かけなかった。
高校2年になると修学旅行がありグループで自由行動する日があった。
グループ決めでは男子たちがあの手この手で私と同じグループになろうとしていたが私はうまく流していた。
女子だけでグループを固めていた時に担任からグループは必ず男女班にすることと言われ直談判したが旅行会社との関係とやらで却下されてしまった。
ここで私が特定の男子と同じグループになった場合、いろいろとめんどくさい。
そこで私はくじ引きにした。
男子たちが固唾をのんでグループ発表を聞いている中ついに私のグループの発表になった。
担任がグループを黒板に貼りだした瞬間、教室が静まり返った。
男子の名前は1人のみ。
男子がざわついている中彼はというと、教室にいなかった。
グループ決めが長引いて放課後に差し掛かっていたため帰っていたらしい。
発表が終わりクラスメイト達が部活に向かう中私は担任に呼ばれ彼に同じグループになったことを伝えておくようにと言われた。
次の日の朝、イヤホンを付けている彼に話しかけ、
「同じグループだからよろしく!」
と伝えると彼はちらっと私の方をみて軽く会釈するとまたイヤホンを耳に戻しスマホをいじり始めた。
この反応が衝撃的で今でもあの場面を昨日のことのように思い出す。
だって、クラスの中心で学校の中心で、クラスの誰もが欲していた席に着いたというのに全くと言っていいほどに興味を示していなかったのだ。
まるで授業中の先生の無駄話を聞いているかのような、駅でティッシュを差し出されて断るときのようなそんな反応だった。
これが彼との出会いでこの日を境に私は彼のことが気になるようになった。
朝登校するとき彼は必ず100%のフルーツジュースを飲みながら登校する。
そしてホームルームまでスマホを眺めホームルームが終わると一限が始まるまで必ずどこかに姿を消す。
授業中は頬杖をついて教科書をぼーっと眺め先生の話を聞いているふりをしている。
お昼になるとコンビニの袋を持って姿を消し午後の授業が始まる3分前に席に戻る。
大体午後は眠そうに授業を受けて放課後はすぐに帰宅している。
そしてたまに学校を休んでいる。
これが私が知っている彼だ。
もっと知りたいが彼に話しかけても彼のことはわからないだろう。
だって私と会話する気が無いから。
修学旅行のグループで話し合いの時間がロングホームルームで何度かあったが彼が出席したのは一度だけ。
しかも私に、
「好きなようにしていいよ。」
と一言だけ告げると教室を後にしたのだ。
それ以来彼は1度もグループの話し合いに参加していない。
前に一度担任からグループに参加するようにと促されていたが、彼が担任に「何か」を伝えると担任は少し困ったような表情をし以降一度も担任は関与しなかった。
私は高校2年の彼を気になり始めたこの辺りから人生の何かが変わっていくことを感じた。
まずは全く興味が無かったSNSを始めた。
理由は単純で彼がしているかもしれないと思ったから。
ただ彼のアカウントを見つけることは出来ず、私のフォロワーだけが増えていった。
あとは高校一年以来のバンドを組みライブ活動を再開させた。
今度はいざこざが起きないように女子四人で、特に私に忠実な人でメンバーを構成した。
私の数少ない彼の情報から、いつもイヤホンを付けていて音楽好きだと思ったからだ。
しかし学校でライブをしても彼が見に来ることは無かった。
私が活動的になればなるほど彼との距離が遠くなるような気がしてならなかった。
このころから芸能関係からスカウトされることが増えていった。
SNSを始めたことが大きなきっかけなのだろう。
今までの私ならスカウトは一蹴していたが、彼が私に興味を持つかもしれないと思い試しに雑誌のモデルをした。
初めは雑誌の後ろのページの誰も見ないような小さい特集に掲載され、そこから徐々に雑誌内での露出度は高まり世間でも新人モデルとして周知され始めたが彼の反応は相変わらずだった。
そうして私の知名度がある程度になった時期に修学旅行を迎えた。
3泊4日で内2日をグループ活動に当てられていた。
初日はクラス行動をし移動疲れもあってか夜は割とすぐに寝た。
2日目の朝、彼と集合するためにロビーのソファで同じグループの女子と喋りながら彼を待っていた。
集合時間の5分前になるとエレベーターが開き私服の彼が姿を現した。
淡いカーキ色のパンツに黒シャツ、黒の革のサンダルで首元のネックレスがやけに色っぽかった。
高身長なのもあってか、正直モデルの現場で見るどのメンズモデルよりも様になっている気がした。
彼は、
「お待たせしました。今日だけど外に出たら適当に1人で行動するから俺のことは気にしないで。」
と私たちに声をかけると1人ですたすたと歩き始めた。
私は歩く彼に
「グループ活動で単独行動してるのばれたらめんどくさいから一緒にいて。私の立場的なこともあるからお願い!」
と言うと彼は私の近くまで戻ってきて、
「教員には単独行動すること伝えて許可貰ってるから大丈夫。ありがとう。」
と小さい声で私にだけ聞こえるように話した。
少しだけ目にかかる前髪から初めて目が合い、私はそれ以降彼に何も言えなかった。
2日目のグループ活動は女子と2人で回り、時折声をかけられる場面があったがうまくやり過ごし無事2日目が終了した。
2日目の夜、夕食を済ませて部屋に戻るとクラスメイトのたまり場になっていてまたもや恋愛の話で盛り上がっていた。
私はそこでも話の中心にいて、いつも通り相槌をうっていたが彼の名前が出てきた瞬間胸がざわついた。
どうやら彼は学校の女子からひそかに人気だったらしい。
あまりにも私が恋愛に興味が無かったから気づかなかったがたびたび彼の話は出てきていて、彼に好意を寄せている女子は一定数いるみたいだ。
ただ、彼のことを詳しく深く知っている子は誰もおらず、ミステリアスな雰囲気も更に人気な要因になっているみたいだった。
日付も回りそうな時間帯になっても話の勢いはとどまることを知らず、私は休憩がてらホテルの外のビーチに散歩に行った。
クラスメイトには他のクラスにも顔を出すと伝えると誰もついて来ようとしてくる人はいなかった。
夜は海風が意外にも涼しく、フロントで淹れた紅茶を片手に堤防に腰をかけた。
紅茶を飲みながら海を眺めているとスマホが鳴った。
画面を見るとクラスメイトからでゲームをするから部屋に戻ってきてとのことだった。
私は残りの紅茶を飲み干すと来た道を引き返した。
堤防を降り、砂浜を歩いていると遠くから歩いてくる影が見えた。
私は教員だったらまずいと思い隠れようと思ったが砂浜に隠れるところも無く言い訳を考えていると遠くに見えた人影がだんだんはっきり見えてきた。
いつも目で追っている彼だった。
「こんな時間に何してるの?」
「別に。会長で委員長のあんたこそこの時間に外出てるのばれたらやばいんじゃないの?」
「わ、私は許可もらってるから、、」
「じゃあ俺と一緒だ。」
夜に見る彼は昼とは違いどこか大人っぽかった。
「嘘ついちゃだめ。許可なんてもらってないでしょ?」
「はあ。まあいいや。ほんとか嘘かはすぐわかるよ。」
彼は後ろを指さすとホテルの方で担任と誰かが話している姿が見えた。
「あれ、あのあと俺のこと迎えに来るよ。」
言い終えると同時くらいに担任は話し終えこちらに向かってきていた。
「許可、貰ってないんだろ?」
私は頷くと彼は少しため息をつき担任の方に歩いて行った。
「、、、はい。はい。大丈夫です。今回で、、、、ですから。」
「じゃあ、、、、、、また、、、、最後は、、。」
遠くだったのと、波風の音でよく聞こえなかったが担任と彼は数分会話すると2人でホテルに戻っていった。
私は少しだけじっとしていたが人気が無くなったのを感じると駆け足で部屋に戻った。
部屋に戻るとクラスメイト達は解散していてみんな就寝したようだった。
次の日彼にお礼を伝えようとロビーで待っていたが彼は姿を現さず、代わりに担任が姿を見せた。
彼は体調不良で修学旅行に参加することができなくなったとのことだった。
3日目も2人で回り早めにホテルに戻った。
3日目の夜は外出許可が出ていてグループ関係なしで行動して良いとのことだったためクラスの女子みんなで観光地のアーケード街に出かけた。
安全のために教員も複数人ついてきていたが観光地なこともあり人が多く教員たちとはすぐにはぐれた。
特に私たちも気にすることなく各々で楽しんでいたが、4人組のやんちゃしてそうな若い男の人達に声をかけられた。
「可愛いね~!高校生ー?」
「俺らと一緒に遊ぼーよ~!」
「お兄さんたちが大人の遊び教えてあげるよーー」
にやにやしながら私たちのことを囲むと段々と距離を詰めてきた。
クラスメイトはおびえて泣き目になり、誰も何も動けなくなっていた。
私も怖かったし泣きたかったがおびえても泣いても状況が好転することは無いということだけはわかっていたため何とか精一杯の強がりで対抗した。
「この子たち、幼すぎてお兄さんたちと遊んでもお兄さん満足しないから私だけでどーかな?」
「1人で4人相手できんの~?」
「最近の高校生は凄いね!」
男たちは盛り上がりクラスメイト達は放してくれた。
「じゃあ、相手してもらおっかな~」
4人の内の1人が私のバックを持ち1人は私の腰に手をまわしてきた。
私は抵抗できずに4人と一緒に裏路地の方に進んでいった。
10分も歩くとさっきまでの観光地の雰囲気とは違い、怪しい店にホテル街、完全に高校生が足を踏み入れるような場所ではないところに連れてこられてしまった。
「最初、誰と相手したいか決めていいよー?」
「俺にしな!」
「いや、絶対俺でしょ!」
男たちはわいわいと盛り上がりあるホテルの前で止まった。
「じゃあ、ここにするか」
ホテルの自動扉が開き男たちとホテルの中に入った。
男たちはどの部屋にするか盛り上がりタッチパネルの前で騒いでいたが私は逃げられそうなタイミングをうかがっていた。
全員がタッチパネルに夢中になっている隙に私は全速力で自動扉の前まで走った。
後ろを振り返らずできる限りの速さで必死に走ったが自動扉は開かなかった。
「あーー。残念残念!」
「お嬢さんに1つ教えとくとこういうホテルは会計しないと出られないようになってんだよー!」
男たちは後ろでげらげらと笑いその場に座り込んだ私を無理やり立たせた。
私は必死に抵抗したが男4人に勝てるわけもなく引きずられる形でエレベーターまで運ばれた。
私はこのとき心底男という生物が嫌いになった。
そして彼のことが頭にうかんだ。
これからのことが彼に知られたら彼は更に私のことなんて興味が無くなるだろう。
それどころか私に嫌悪感を抱くかもしれない。
事務所に知られたらどうなるのだろう。
別にモデルをずっとやっていくつもりは無かったが最近少し楽しいと思ってきたところだった。
自然に涙は流れて男たちが卑猥な話で盛り上がっていると後ろの自動扉が開いた音がした。
助けを求めようとしたがここに来ているカップルか男女の関係の人たちに行ったところで無意味だと思いただただ泣いていた。
後ろでタッチパネルの操作が終わった音がして足音が近づいてきた。
エレベーターの扉が開くと私は男たちに抱えられた。
抵抗することもやめてエレベーターの扉が閉まりかけたが外から足が伸びてきてもう一度扉が開いた。
私は何が起きたかわからず顔を上げると、そこには彼が立っていた。
「あんた。こんなとこで何やってんの。」
「え、、な、、んで。」
「泣きすぎ。ってかかっこつけすぎ。」
男たちは私をエレベーターの外に出し今度は彼を囲んだ。
「助けに来たんですか――?」
「ふー!かっこいいねー!」
笑いながら彼に近づくとそのうちの1人が彼に殴りかかった。
私は目を伏せて叫んでいた。
私のせいで彼がひどい目にあってしまう。
彼に一生の傷を負わせてしまうかもしれない。
ほんの一瞬んが随分長く感じた。
静かになった為恐る恐る私は目をあけると、彼がそばにいた。
「さあ。もう大丈夫だから。」
床には男たちが転がっていて彼の服は少し汚れていた。
「立てる?立てなさそうだね。」
彼は私の腰に手を回すと私の身体を抱きかかえてそのまま背中に乗せた。
私は彼の背中で泣きながら何度も謝った。
何度も何度も謝ると彼はもう大丈夫だからとだけ言いそれ以降は何も言ってくることは無かった。
5分ほど歩き広い通りに出ると道路の端に止まっていた黒い車に私を乗せた。
「ホテルまで頼んだ。」
「また無理して、、、。仕事に支障が出たらどうするんですか!」
「出ないから大丈夫。それに最後のわがままだろ?」
「はあ、、。最後ですからね?」
彼と運転手が何かを話していたが内容が全く分からなかったし、何より何も考えられなかった。」
後部座席に私を乗せると彼はそのまま隣に座った。
彼は私の肩を抱き寄せると「よかった」とつぶやいた。
私のあの日の記憶はここまでで気づいたらホテルについていて担任に連れられて自分の部屋に戻り次の日のクラス行動は不参加で地元の警察に事情聴取をされた。
翌年から修学旅行先は変更されて更に厳しくなったそうだ。
あの日以降彼とは会っていない。
修学旅行から帰り次の学校に行くと彼のロッカーは奇麗に片付いていて担任からは家庭の事情で転校したと言われた。
修学旅行先でのことはそこそこ大きい事件になるかと思われたがどこにも報道されず、彼が助けてくれたはずがなぜか別の人が助けたことになっていた。
そして、私はあの日以降更に芸能の仕事の幅を広げた。
ドラマや映画にも出演したし、歌手活動でツアーも行った。
彼が私のことを見つけやすいように。
21歳になった私は大学生でありながらタレントして活動している。
彼ともう一度会って話がしたい。
話してもう一度私を抱き寄せてほしい。
私は夢を見る。
大勢の観客の前で歓声を浴びながらプレーする姿を。
大勢の観客が酔いしれる歌声を披露する姿を。
大勢の観客が聞き惚れる演奏をする姿を。
人々の心を震わせるその瞬間を。
そして彼に会えるその日を。
ご愛読いただきありがとうございました。
「彼」視点でも短編で上げたいと思いますので是非そちらも読んでいただけると幸いです。