甘えん坊な義妹に転んでキスしてからツンデレになってしまった件について
っつううことで…俺には妹が居ません。なので本当のところどうなのか知りませんので、フィクションとして見ていただけると幸いです。
ではどぞ!
…俺の名前は一瀬正太郎。
突然だが…今、義妹と、キスしてしまっている…。
まぁ…唇だけのキスだがな?
あ~とりあえず…こうなった経路を話そう。
『義兄ちゃん!!好き!』
『はいはい…』
と、いつも道理、彩花…義妹を受け流しつつ、歩いていると…
そう、家で!何もない所で!躓いてしまったのだ!
そして義妹がそれを支えようとして…
こういう状況に至る。
これ…とりあえず…抜け出さないと!
「あ…ごめん!」
「いや、いいの。ぃぃ…」
…悪い事をしたなぁ…義妹のワァーストキスを…まぁ本格的では無いが、もらってしまうとは…。
俺?俺もファーストキスだが…義妹とは訳が違う。
義妹は美人、勉強できる、身体能力抜群なのにたいし、俺は、顔は普通で、勉強は…それなりだが…身体能力くそ雑魚、長所といえば料理ができるくらいか…。
はぁ…義妹と会うのが気まずくなったじゃないか。
本当に俺のドジが…。
このドジなおんないかなぁ…男のドジなんて得する人いないでしょう…?
はぁ…本当やだなぁ…
「…あ、彩花…」
「っ!儀兄ちゃん…ばいばい!」
そう言って逃げ去る様に走り去る彩花…。
はぁ…やっぱり俺…嫌われたかなぁ?
その明日も、明後日も、同じ様な反応だった。
だが、明々後日…つまり今日!
何故か…
「儀兄ちゃんなんて…好きじゃ無いんだからね!」
と、やっぱり嫌われてたぁああ!
彩花は、明後日の方向を向きながら、言っている為、顔は見えないが、起こっている顔と思われる。
うぅ…。嫌われたかぁ…。
「そうかぁ…やっぱりキス…悪かったね、ごめんよぉ…」
そういうと、彩花は何故かあせあせしながら、
「別に許して無いんだからね!」
と、言ってきた。
やっぱり…嫌い…か。
彩花に言われたらもう死ぬしか…!
「そうだよな…じゃあ俺…罪を償ってくるよ…」
「待ってほしくなんて…って本当にどこ行くの~!?」
俺は!彩花に嫌われたなら生きてけ無いんだ!
だから屋上まで…!
「ちょ!こっち屋上じゃん!儀兄ちゃん!!待って!!」
「俺は…彩花にキスをした罪を償うんだ!俺が死ねば…お前にキスしたという情報はなくなる!」
「!」
「ファーストキスは本当に好きな人に捧げられるんだ!」
「だから!俺は…俺は!」
「待って!!」
彩花が真剣な顔でこっちに来て…言った。
「私が好きなのは…儀兄ちゃんだよ?」
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