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三蜜の長城

作者: 旭 与五郎

豪は国家なり。蓮は豪の賤吏たり。窪と秀とは豪の土木師たり。窪、偵察の後、又蓮に謂ひて曰く「願はくは秀をして愛蜜を書かしめん」と。蓮、窪に従ひて秀をして愛蜜を書かしむ。法の曰く「小規模工事の時、当に複数業者に見積を書かしむべし」と。

則ち、工事に於いて須らく愛蜜をすべきこと定めらると虽も、三蜜を禁ずる物無し。将に三蜜を為さんとす。此を以てDANGOを止めんと欲す。

源もまた土木師なれば、則ち加へて源にも愛蜜を書かしむ。

則ち、蓮、源をして工事せしむ。源に因りて金銭の余りければ、獣をして和を接待せしむ。獣、和を下北沢旅行に接待し、冷茶を以て豪華に和を接待す。

窪と秀との蓮に謂ひて曰く、「然る土木師の悪んぞ丁寧に工事せんや。工事現場の地盤の弱きを知らざれば、則ち廉価にて落札し、杜撰なる工事をせんと欲すべし」と。

奇しくも、源、弱き地盤を丁寧に補強し、工事を完了す。其の現代に於いて「万里の長城」と呼ばるる物の一部なること、知る人も無し。

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