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仕事探しに出発!!

朝起きると陣地の配分が逆転していた。俺はなぜか母親のお腹の中にいる時のように丸まって寝ていた。そしてリコは俺のベッドから丸まった俺がいる面積を引いた分を自由に使えるためとても心地よさそうな顔で寝ていた。


「なんか...もう慣れたな。はぁ顔洗おう」


なぜかあんな格好で寝ていたのに快眠だった。この快眠はは慣れなのか、もしくは母親のお腹の中にいる時を思い出していたからなのかどっちなんだろうと考えながら脱衣所に向かう。脱衣所ではフラーレンが歯を磨いていた。


「おはようっす。すぐ終わるんでちょっと待っててください」


「おう、急がなくてもいいぞ」


廊下で待っていると30秒ほどでフラーレンが歯を磨き終えた。


「はい、終わったすよー」


「サンキュー」


「ダイヤモンドさんが朝食作ってるんでみんな起こしてくるっす!ゲンマさんも終わったらリビング集合で!」


「りょーかい」


フラーレンはそう言い残してロリっ子三人を起こしに行った。俺の横を通り過ぎる時に頬を赤らめハァハァ言っていたことには触れないでおく。


顔を洗って歯を磨き終わり、リビングに向かうとすでに全員イスに座っていた。なぜかサーヤとアリスが少し疲れていそうだったが気にせずあいさつを済ませ食事を始める。


「じゃダイヤモンドとフラーレンとリコはサファイアの昇格試験頼んだぞ。まぁサポートだからそんなにやることもないだろうけどな」


「そうですねイレギュラーなことが起きない限りは大丈夫だと思います」


「ダイヤモンドさんいるし余裕っすよ」


「サーヤとアリスは飯が終わったら準備しといてくれ。たぶんルビーが来ると思うから合流したら出発する」


「わかったー!」


「はいはい」


今日の予定の確認は済んだので後は雑談をしながら食事を進める。



食事が終わるとダイヤモンドとフラーレンが食器を片づけ、それぞれ自分の準備に入る。俺はリコの準備を手伝い、サーヤとアリスに出かける準備をしとくように言った。


リコの準備が終わり、リビングに行くとすでに準備を終えたダイヤモンドとフラーレンが待っていたのでリコを引き渡す。引き渡す際にリコの耳元で頼んだぞと声をかけておいた。


「それでは時間もないので先に出ますね」


「あぁ頼んだ。フラーレンはサファイアの緊張をほぐしてやってくれ」


「了解っす!」


サファイアの昇格試験付き添い組は先に出発した。


付き添い組が出発してから30分後にルビーがやってきた。


「おはようございます」


「おはよう。じゃ二人を呼んでくるよ」


ルビーが来たのを確認して二人を呼びに行くとちょうど準備を終えて、リビングに来る途中だった。


「二人とも準備できたなら行くぞー」


二人を連れて家を出る。サーヤとアリスとがルビーと軽くあいさつを済ませた所で知り合いの運び屋の経営している運送会社に向かった。


「ゲンマーこれどこ向かってるのー?」


「まず知り合いの運び屋のとこだ。エルっていうやつで俺が冒険者になってからずっとお世話になってる運び屋なんだ。いつの間にか社長になってたから最近は経営のほうが忙しいらしくて会えてなかったけど優しい奴だからサーヤも仲良くなれると思うぞ」


「ゲンマのお友達ー?」


「まぁそうだな」


「そっかーじゃあ楽しみだなー。ゲンマのお友達ならみんないい人だよ」


「まぁ仲良くするのはいいことだが仕事探しっていう目的も忘れるなよ?」


「うんわかった!」


初めからサーヤも仕事探しについてはあんまり心配はしていない。問題はアリスだ。性格があれだから話す際に俺が間に入ってワンクッション置かないとならないだろう。とりあえず面倒を見ると公言してしまった以上は採用されるまでは面倒を見なくてはならないのだ。採用された後にどうなろうと知ったこっちゃないのでとりあえず採用までねじ込むつもりだ。まぁ冒険者希望だからギルドに任せるだけだが...アリスに関してはユリさんにいじめられる未来が見える。


「アリスもあんまり相手の機嫌を損ねるようなことを言うなよ?」


「えっ何言ってんの?私は普段からそんなことしないじゃない」


...無自覚だった。でももう知らない。あとはユリさんにいじめられながら人との付き合いについて学んでもらおう。ユリさん頑張ってと心の中で祈っていると運送会社が見えてきた。


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