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フルポーションの材料...

忙しすぎて更新ができない状況の中短いですが少し書きました。これからも更新遅くなるかもしれませんがよろしくお願いします。

「ゲンマ様?どうします?」


俺が考え事をしている間にもダイヤモンドがフルポーションの購入の話を進めてくれたらしい。俺は話を聞いていなかったためダイヤモンドに軽く説明を求めた。


「ん?何が?」


「フルポーションは売ってくれるらしいのですが材料が足りないらしくそれが調達できるなら1時間もかからずに出来上がるらしいです」


「ギルドにクエストを発注するより冒険者に頼ったほうが早いってことか」


まぁ確かにそのほうが効率がいい。しかしおじさんは微妙な顔をしていた。


「そんなに捕獲難易度の高い素材なんですか?」


「..いや捕獲難易度自体はそんなに高くない。だが..あまり頼みたくはないな」


「何がそんなに不安なんだ?俺のことなら別に気にしないでいいぞフルポーションのためならどんな素材でもすぐに手に入れてくる」


おじさんは俺が引かないことを理解したのか諦めたような顔で必要な素材を教えてくれた。


「10歳以下の子供の唾液だ」


「「へっ??」」


ダイヤモンドと二人して間抜けな声が出た。子供の唾液?なんでそんなものが...俺が不審者を見るような目でおじさんを見ているとダイヤモンドが小さな声でつぶやいた。


「殺菌作用?いや抗菌作用?いえ、どちらもですかね...」


「そっちの姉ちゃんは気づいたみたいだな。そう唾液には殺菌抗菌作用がある。フルポーションは複雑な調合で成り立っているため殺菌抗菌作用がある薬草などを入れると効果が相殺してしまうのだ。そこで人間が使うもには人間から排出されるものを使えばいいという答えにたどりついたらしくその中で一番効果があったのが唾液というわけだ」


確かに理屈はそれなりに理解できた。しかし...


「10歳以下の子供に限定している理由は?」


「大人の唾液でもポーションは作れる。だが殺菌性が弱く、ハイポーション以上は作れないんだ。フルポーションを作るには殺菌効果の高い子供のでないとダメなんだ」


おじさんが理由を話し終えると長い沈黙が流れた。そして唐突にダイヤモンドが質問した。


「ちなみに今まで調達はどうやってしていたのですか?」


ダイヤモンドが珍しく特大地雷を踏み抜いた。おじさんは言いづらそうにしていたがダイヤモンドの眼力に威圧され、話してくれた。


「...駆け出しの冒険者にポーションの割引を条件に集めてもらっていたんだ」


なるほど、駆け出しの冒険者にしてみれば冒険に必須のポーションを安くしてもらえるとなれば死に物狂いで集めてくるだろう。まぁ違法ではないがギリギリだな...

このまま話していてもどうしようもないので実用的な話を始めることにする。


「つまり子供の唾液を持ってくればフルポーションは作ってもらえるんだな?」


「あぁそれは約束しよう。しかしどこで調達する気なんだ?」


俺は黙って窓を指差す。窓にはサーヤとアリスが中の様子を伺おうと張り付いていた。


「あの2人に協力してもらう」


するとダイヤモンドが珍しく俺の意見に反発してきた。


「ゲンマ様さすがにそれは...」


「だが他に方法はないぞ?」


「そうですが...」


「大丈夫だ、無理やりやったりはしないよ。頼んでみて断られたら諦める。それでいいだろ?」


ダイヤモンドはしばらく悩んでいたが納得してくれた。


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