表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君の声を  作者: 燈紗
プロローグ
1/2

1話前半

僕が通っている“新間学園高校”の2‐Cに突然転校生がやってきた。

髪の毛が長くて、きれいな黒い髪の毛だ。

「彼女は朝倉奈津さんです。以上」

担任の西條先生の説明は本当に短い。

大事なところはきちんと話しているが、もっとほかに大事なところを抜かしている。

なので、後から僕たちが転校生の事を聞かなくてはならない。

「朝倉さんの席は、窓側の一番後ろの席ね」

転校生は声で返事をせずに、こくりと頷いた。

なぜだろうか。

先生の問いには、普通は言葉を通して返事をするものではないか?


彼女は、窓側で一番後ろの席に座った。

こないだ転向して行った奴の席で、僕の隣の席だ。

「よ、よろしく・・・?」

すぐには返事をせず、いきなり鞄の中からノートを取り出して、なにやら書いている。

そして、その何かを書いたページを切り取り、僕の机にそっと置いた。

『よろしくお願いします』

僕は、なにやらおかしな子だな・・・としか思っていなかった。


そして、1時限目、1時限目・・・その内、6時限目も終わり、清掃も終わった。

教室に戻ろうとしていた時、後ろになにやら気配を感じた。

『あの、後で屋上に来てくれませんか?』

スマートフォンでいきなり伝えられた言葉。

僕にはすぐに理解することが出来なかった。

だから、咄嗟に「返事をしないと」と思い、「わかった」と言ってしまった。

『では、放課後4時に』

「うん・・・」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ