一話 災難な始業式 ①
-ピピピ ピピピ ピピピ ピピッ‥‥
時計のアラームが止まった。
今、貴方は”当たり前だろ”と思ったことでしょう。
だが、それはありえない。
なぜなら、アラームを止めようとうつ伏せのまま伸ばした右手は明らかに時計に届いていないからだ。
俺は一旦頭を整理させることにした。俺のベットは部屋の左の壁際に設置してあり、時計はベットの前方に配置してある机の上にある。
よって左は壁、前は時計(机の上に置いてある)。
俺は霊的なものは信じてはいないが、もし何かが俺の代わりにアラームを止めたとしたら右方向に居ることになる。
俺は意を決して時計に伸ばした右手を右方向に伸ばした。
”もにゅ‥”
『!?』
そこには口では表しきれない程の柔らかい感触があった。
何故か、俺は本能的にその柔らかい感触の物を二度三度と触っていた。
その時、全身に鳥肌が立ち身体が動かなくなった。
”こ、これが金縛りというやつか”
そんな事を思いながら、せめて幽霊の姿を見てやろうと頭をゆっくりと右に向け目を開いてみると、そこには霊の方が可愛く見えるほどに顔を真っ赤に染め、唇を噛み締めながら睨む、よく知っている女性がそこにはあった。
そこで、自分が何を触っていたかを理解した‥‥
”あっ‥‥俺‥ヤバイかも‥‥”
その後、経験したことないほどの強さのビンタが右頬に飛んできた事は言うまでもない。
この女子高生こそ、俺の幼馴染であり、
隣の家に住む西寺 雫である。
この日を境に順調だった俺の人生の歯車は少しおかしくなっていった。
なにぶん僕は初心者なので、何かおかしなところや直したほうが良いところがあれば言ってください。
お褒めの言葉も嬉しいです。
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