発動条件は正か否か
「お前ごときがこの僕に勝てるわけないのだね!」
「喰らえ!」
湯飲みから何かの弾が発射された。
しかしそれは人塚の前の机にぶつかった。
まるで意図的にぶつけたかのように。
「どこを狙っているの・・・!」
人塚が言いかけた瞬間教室全体に視界を奪うほどの強烈な光が広がった。
あまりの強烈な光に俺も人塚も目を押さえた。
強烈な光で一時的に視界を奪う閃光弾だ。
茶沼は目を瞑っていたためこれを逃れた。
そして人塚の懐へ入り強烈な膝蹴りを腹に入れた。
「かはっ!」
人塚は腹を押さえてもがいている。
その後すぐに教室全体は煙に包まれた。
どうやら煙弾を発射したようだ。
しかし煙弾が弱かったせいかすぐに煙は引いていった。
だがこれを考え道隆は煙弾を発射したのだ。
突然の煙に相手が動揺している中、煙が引いた瞬間に相手に近ずき強烈な一撃を加える。
俺の考えたとおりに道隆は動いた。
そして人塚の腹に強烈な膝蹴りで攻撃した。
人塚はあまりの痛みに声も出せずに床に寝転がりもがいている。
「これでとどっ!?」
道隆の言葉は不意に止まった。
道隆の手から湯のみが離れた。
どうやら人塚が本を操り湯のみを弾いたようだ。
湯のみは人塚の目の前に転がった。
「あ・・まい・・のだね・・!ゆだ・・んし・・・すぎなのだね!おま・・えの発動条件が・・・手で湯のみを持っていること・・・というのは知っているのだね!これで終わりなのだ・・・ね・・・?」
人塚は喋っている途中で何か異変に気づいた。
道隆は笑っている。
ピンチだというのに笑っている。
そして道隆の口が動き出す。
「ひとついいことを教えてやろう。そんな予測で動いたら痛い目見るってな!」
そういった直後湯のみから爆発が起きた。
どうやら爆弾を床に向けて発射し爆発させたようだ。
爆発の威力を抑えたからか人塚が1メートル後ろに吹っ飛ぶのと机の位置がバラバラになる程度で済んだ。
そして人塚は気絶して道隆が勝利した。




