80/83
悔い
俺は着地して不良の方を見た。
まだ気絶はしていなかったが、もう戦闘不能のようだ。
「くそ・・・・・すまない・・・・・お前ら・・・を・・・助・・・・・」
涙をこぼしながらそうつぶやき、不良の意識は落ちた。
道隆はその言葉を聞き悲しそうな表情をしていた。
「大丈夫か?」
俺は二人に話しかけた。
「・・・・・あぁ。ありがとう」
眼帯の方が悲しそうな表情で返答してきた。
「俺も大丈夫だ!サンクス!」
茶色のアフロの方は明るく返答してきた。
「お前らも能力者・・・・・だよな?俺は剣崎道尾、あっちは茶沼道隆だ」
「そうだ。俺は山標岳斗。眼帯の方は鉛辺筆義だ。よろしく!」
成り行きで自己紹介をした後に事情を聞いてみる。
「どうして図書室なんかにいたんだ?」
山標は理由を話そうとした。
だがそこでチャイムが鳴った。
「やっべ!授業始まる!昼休みに話そう!弁当もって屋上!」
そう言って二人は教室へと走って戻っていった。




