右肩に負った致命傷
「ぎぃっ!」
いきなりの攻撃と痛みで俺は額を押さえる。
「うわぁぁぁ!にげろぉぉぉ!」
生徒たちは教室から逃げ出していった。
「おい!人塚!お前何をしっ!」
先生の問いかけは不意に終わった。
どうやら辞書を操り思いっきりそれを先生の頭にたたきつけ気絶させたようだ。
周りを見る限りもう俺と道隆と人塚と先生(さっき気絶させられたが)しかいない。
(器穂は逃げたか。ふぅ・・・よかった。)
安堵に包まれていると急に、
「道尾!前!」
いつの間にやら前から攻撃が来ていた。
(しまっ・・・)
心の中での声が終わらないうちに攻撃が命中した。
「がぁっ!」
攻撃は右肩に直撃した。
(こいつ・・・ちょうど本の角で攻撃してきやがる!こっちも反撃だ!えーっとものさし・・・あった!)
俺の席にものさしは立てかけてあった。
「道隆!ものさしパス!」
「わかった!ほらよ!」
ものさしが投げられた。
俺はそれをとるために右手を上げようとした。
しかし、
(だめだ!腕があがらねぇ!)
ものさしは俺を通過し床へ落ちた。
「どーしたんだね?剣崎道尾。肩が痛くてあがらないのかね?」
「くっ・・・!」
「ふふふなのだね!これで終わりなのだね!」
何の本だかわからないが俺めがけて飛んでくる。
本はもう目の前だ。
終わりだ・・・と思った瞬間、
「炎弾!」
湯のみから炎の玉が出て本めがけて飛んでいく。
炎の玉は本に直撃し本は燃え始めた。
その後すぐに、
「水弾!」
湯のみから水の玉を出し消火した。
「茶沼道隆。お前も能力者なのかね?」
「あぁ!そうだよ!」
「その様子から見ると湯のみから何かを出す能力かね?」
「答える義務はねぇ!俺の大親友を傷つけた罪は重いぞ!覚悟しやがれ!」




