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無双計画
彫霧はトイレに行かずに授業のやってない空き教室へと向かった。
「遅いぞ!彫霧刻采!」
そこには一人の男がいた。
金髪をライオンみたいにしているいかつい男だ。
「何の用だ?」
「雇い主にその口の聞き方か?」
「勤務時間外だ。1000円」
「まぁよい。後でくれてやる」
「今だ」
男は舌打ちをして彫霧に1000円札を渡す。
「お前を呼んだのは他でもない。今日で一気に能力者の数を減らしてしまおうと考えてな。それでお前にも協力してもらおうという考えだ」
彫霧は男を見下すように言った。
「お前との契約は守れだけだったはずだ。契約外のことは1000円いただく」
それにより男の財布からまた1000円札が去っていった。
「それで、俺に何をしろと?」
「我等が弱そうな奴らを倒している間に強そうな奴の足止めを、それだけでよい」
「了解。実行はいつだ?」
「今日の5時間目くらいからだ。放送で他の能力者どもを呼び無双する」
「了解」
そう言って彫霧は自分の教室へと戻っていった。




