ブックマリオネット
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「授業だリー。」
「そんなこというなよ道尾。まだ2時間目だぜ?」
「さっきまで授業をサボろうとして仮病使ってたやつがよく言えたな。」
「過去は過去。今は今さ。」
今は2時間目の途中である。
俺と道隆はさっきまで保健室にいた。
保健室で授業をサボっていたら1時間目の終わりを告げるチャイムが鳴り保健室の先生が職員室に行ったため小声ではなく普通の声で喋っていたら保健室に俺の様子を見に来た楽中器穂に見られてしまったため授業をサボっていたことがバれて現在に至る。
今は数学の授業中だ。
周りを見てみると真剣に問題を解いている生徒が大半だ。
寝ている生徒数人いた。
なんとその中に楽中器穂が入っていた。
(あいつ寝てやがる!)
そんなことを思っていると数学の先生が器穂の前に行き
「おい。楽中。起きろ。」
「ひゃっ!すいません!」
(あいつ怒られてやーんの!)
心の中で笑っていると道隆が
「先生!道尾がうとうとしてます。ここは眠気覚ましに問題をやらせたほうがいいと思います。」
「そうだな。おい剣崎!この問題を解け。」
数学の先生は問題が書かれた黒板を指差す。
「ふざけんな道隆!って先生ちょっと待ってくださいよ!誤解ですよ!誤解!俺はうとうとなんかしてませんし眠くなんかもありません!」
「言い訳は無用。さっさとこの問題を解け。」
「そんなぁ!」
クラス内で笑いが巻き起こる。
俺はしょうがなく黒板へ向かった。
黒板へ向かう途中ふとある生徒が気になった。
人塚形矢という生徒だ。
人塚形矢はなにかをノートに書いている。
『自分が持っている本をマリオネットみたいに操る能力。』
(まさかこいつ・・・能力者!?)
そう思った直後俺の額に数学の教科書が直撃した。




