小さな願い
「じゃあまず白波虎助から叶えてやる。願いは?」
「世界平和!」
その答えに一同は驚きの表情を見せる。
「駄目だ。もう少し小さな願いで頼」
「じゃあ貧困な国への食料支援とかワクチン支給!」
「それも駄目だ。別のを」
「ふざけんな!何で叶えられないんだよ!」
どうやら白波の願いは世界のみんなを救うという感じの願いだったようだ。
それを叶えられないと言われて怒りを爆発させる。
「範囲がでかすぎる。上の人からの命令でこれで叶えられる願いは何かをあげるとか何かを直してほしいとかそんな類のものしか駄目って言われたし」
「じゃあ俺の弟の能力の復活は!?」
処理者は少し悩んで答えた。
「・・・・・それなら可能だが?」
「じゃあそれだ!」
「承知した。明日にはもう戻っているようにしておこう」
とりあえず白波の願いは叶えられた。
「次は茶沼道隆と眼沼鏡子。願いは?」
道隆は少し悩んだ後答えた。
「この戦いのついて詳しく教えてもらう。これはOKか?」
「残念だがそれは不可能だ。だが少しくらいなら適当に何かを教えてやる。それでいいか?」
「構わない」
そして処理者は一息ついて話し始めた。
「能力者はみんながみんな昨日手に入れたわけじゃない。それだけ言っておこう」
「・・・・・それだけか?」
「教えても大して支障にならないのはこれくらいだ。じゃあ眼沼鏡子、お前は?」
「ちょっとしか知れなかったじゃんか!」
道隆の顔が少し不機嫌そうになる。
「・・・・・新しいメガネケースがほしい」
なんだか凄く小さな願いに全員が驚きの表情を見せる。
「メガネちゃん!もっと違うことに使った方がいいと思うぞ!」
「・・・道隆だって無駄に使った。だからこれで一緒」
その言葉に対して凄くいい子だなと思って道隆は口を止めた。
「承知した。後で郵便で送る。気長に待っていてくれ。じゃあ次は青国龍駆。願いは?」
「龍御の体を元に戻してやってくれ」
「承知した。学校が終わるまでには直しておく。よし。願いは叶えたしこの4対4の戦いは終わりだ。じゃあな」
そういって処理者は光と共に消えていった。




