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雨
「ナイス♪玄武♪」
笑顔でグッドサインをする。
「お前。自分でこいつは倒すとか言っといてこのざまか?」
「うるせぇ!油断しただけだ!」
「なにがともあれこっちの勝利はもう確定したみたいなもんだな。もう一人の能力が気になるが二人でまとまっていないということは攻撃系の能力ではないだろうからな」
道隆は今とてもピンチである。
1対1で一人ずつ倒していくのなら何とかいけそうであったが2対1となると話は別だ。
一人の能力に対応している間にもう一人に後ろから攻撃されてしまう。
それを何回も繰り返されれば確実に気絶するだろう。
「爆弾!」
二人まとめて倒すために爆弾を二人に向けて発射した。
「壁になれ、水」
水で出来た壁に爆弾は捕まってしまった。
火薬は濡れれば使えなくなってしまうため爆弾は何の意味も持たなくなってしまう。
「ちっ!」
「どうした?もう策がなくなったのか?」
策がなくなったわけではない。
少なくとも1つはある。
だがそれはピンチのときに使うものであるため今は使うことが出来ない。
「策がないのならこちらから行くぞ。雨となり空から触れ、水」
水は空へと集まり雨のごとく降り注いできた。
だがそれだけで何もなかった。
「ただの雨じゃんか」
道隆がそう言うと玄堂は不敵な笑みを浮かべた。




