水
「水弾!」
そう言うと水の弾が火に向けて発射される。
「ハハハ!そんなんで消えるわけないじゃん!」
確かに消えはしなかった。
だが燃える勢いは弱まった。
「水弾!」
それを自分に向けて発射すると制服はびしょ濡れとなった。
その状態のまま火へと突っ込んだ。
「馬鹿だ!馬鹿!」
「閃光弾!」
火をちょうど通り抜けたところで閃光弾を発射する。
目を瞑っていなかった朱牧はその閃光により目を暗ます。
「あぁぁぁぁぁ!目が!見えない!」
その間に道隆は距離を詰める。
そして朱牧の目が回復する頃にはもう目の前にいた。
「アルコール弾」
そう言い朱牧をアルコールまみれにする。
「火を操ってもいいけどこの距離だとあんたにも火がくるぞ」
「うぅ・・・・・」
朱牧の表情が曇る。
「なんで燃えないのよ!」
「服が濡れてたからじゃないか?」
「うぅ・・・・・!」
「何がともあれ俺の勝ちだな。もう一人はどこかにメガネちゃんを探しに行ったし」
「誰がいないって?」
背後から声が聞こえてきた
その声を聞き背筋がひやりとするのがわかった。
「どうせ朱雀一人じゃやられるだろうと思ったんでな。どこかに行ったふりをして隠れていた。奴の体に激突せよ、水」
結構な量の水が流れる音が聞こえたほうから激突してくる。
それは道隆の背中に激突した。
「がはっ!?」
道隆は前に倒れる。
その間に朱牧が玄堂のほうへ向かう。
「ちっ!」
道隆は舌打ちをしながら立ち上がる。
そして自分が2対1の戦いを舐めていたことを知った。




