予想外
気がつくと保健室にいた。
なんで保健室にいるのかと考えていてまもなくよく知っている女の声が聞こえてきた。
「よかった・・・気がついて・・・。」
俺のクラスメイトであり幼馴染の楽中器穂である。
器穂はその容姿と優しい性格からクラスのマドンナ的存在になっている。
「・・・なんで俺は保健室にいるんだ?」
「音楽室にいくための廊下で倒れてたんだよ。」
その声は少し震えていたような気がした。
「そうか・・・って俺の近くに太沼は倒れてなかったか?」
「こら!先輩には敬語を使いなさい!えっと太沼先輩も倒れてたけど声をかけようとしたら急に起き上がって道尾を保健室に運んでどっかに行っちゃったけど?なんで?」
・・・おそらく能力とかのことを話せば器穂も巻き込んでしまうかもしれない。
さっきまでは言おうと思っていたが。
(・・・能力のことは黙っておくか。)
「いやなんでもない。」
「なんでもなくないでしょ?なんで倒れてたの?」
「いやー・・・てかお前ホームルーム始まってるんじゃないの?」
「あー!!もうこんな時間!じゃあまた後で聞くからね!」
そういって器穂は走って教室へと向かっていった。
(ふうーなんとか切り抜けた・・・)
そんなことを思っていると誰かが保健室に入ってきた。
クラスメイトで親友の茶法道隆だ。
「道尾!大丈夫か!?」
「全然大丈夫だ 。」
「何があった?」
(・・・こいつになら教えてもいいか。)
そう思い俺は能力についてや何で倒れてたのか、今日太沼戦ったと戦ったことなど全て教えた。
すると予想外の返答が帰ってきた。
「そうか・・・お前もか。」
「?」
「道尾。実は俺も昨日アイスを買って当たりが出たから能力をてにいれたんだ」




