サンダー!
さっきまでいた教室から保健室までは近いので10秒くらいで入口の前まで着いた。
「……なんて言って入ればいい……?大丈夫か?を先に言うか……それとも謝って入るか……あぁー!!どうしよう!」
声に出しながら考えていると後ろから倉橋が来た。
「あれ剣崎くんお見舞い?」
その手には大量のおにぎりがあった。
「いや……えぇーっと……お見舞いのついでに弁当を分けてもらおうかなと思って……」
「ふーん……じゃあこのおにぎり器穂ちゃんに渡しといて。」
「は……なんで?器穂弁当じゃ……?」
「違うっぽいよ。お昼ご飯買いに行く前に起きてたから聞いてみたら違うって言ってたよ。」
………………今日昼抜き………?
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺はショックのあまり発狂した。
「昼抜きって生きていけねぇよ!!無理だ!!」
「大丈夫。一個おにぎり分けてあげるから」
「ありがとぉぉぉぉ!!!」
俺は歓喜のあまり飛び跳ね始めた。
倉橋は俺におにぎりを渡したあとに
「じゃあ器穂ちゃんとごゆっくり~」
そう言ってどこかに行ってしまった。
器穂は今起きているようだ。
とりあえずまず謝るかと思ってドアノブに触れた瞬間静電気がバチッ!と出た。
びっくりしたぁと思いながら再びドアを開けると俺の真横に電撃の槍が通った。
「よぉ!道尾!小学校以来じゃないか?」
コイツまさか………
「龍御!なんで……?」
コイツは青国龍御。
小学校の頃の友達だったがある事件によって俺が死刑モードで殺しかけた男だ。
こいつはあの事件の後治療のために外国に行ったはず。
「なんでこんなところにいんだよって顔してんなぁ!お前に復讐するためにわざわざこの学校に来てやったんだ!ついでに昨日アイス買って能力を手に入れたんだよ!」
こいつは能力者で明らかに俺のことを狙っている。
つまりは俺の敵である。
「龍御…ちょっと表に出ろ……」
そう言って俺と龍御は保健室の外へ出た。




