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日立の力
日立は道尾に殴られる事に抵抗しなかった。
おそらく罪悪感を感じているからだろう。
これでもう道尾の気はすんだようだ。
そして少し沈黙が続いた。
日立は沈黙を終わらせるかのように話し始める。
「・・・剣崎。お前よく金属バット持ってた甲賀に対抗できたな。」
「・・・死刑モードになれたからだ。」
道隆は首をかしげながら言う。
「死刑モードってなんだ?」
「・・・俺が怒りに満ち溢れたときの状態だ。この状態になったら容赦なく相手を殺しにかかる。実際に1人殺しかけたことがあった。」
多目的教室内にまた沈黙が流れる。
日立はそれを終わらすかのようにまた話し始める。
「・・・お前らにだけ俺の秘密を教えてやる。」
道尾と道隆は首をかしげる。
「実は俺昨日アイスを買って能力者になったんだ。」




