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当たりの棒はバトルの始まり  作者: またたび
第1章  バトルの始まりと四天王編
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正義の拳

 「あははは!!ものさししか持ってねぇやつに何ができんだよ!」

「こうすんだよ!」

道尾は能力を発動した。

一般人に能力を使うなと道隆に言われたのに。

道尾はものさしを振った。

しかし金属らしきものに防がれた。

男は口を開く。

「あははははは!!!ものさしごときじゃ俺の金属バットには敵わねえんだよ!」

確かに道尾の能力で斬れる限界はプラスチック程度だろう。

しかも道尾の能力は「定規を鋭くする」だけであって硬さなどは全く変わらない。

このものさしは竹で出来ている。

金属にはこのものさしでは勝てない。

しかし道尾の狙いはこの次の行動である。

相手は道尾の攻撃を止めたと安心して隙を見せる。

その隙に腹に体術をぶち込む。

これを続けていけば相手はいずれ倒れるだろう。

道尾は今男と取っ組み合いみたいな形になっている。

道尾は両手で持っていたものさしから左手だけ離してその左手で男の腹にパンチ。

しかしバレていたのか普通に左手で止められた。

「あははははは!隙が出来るとでも思ったか?」

そういったすぐ後に左足で男の腹に膝蹴りを食らわせた。

この攻撃はヒットしたようで男はふらついている。

その隙を突いてふらついた反動で自由になった左手で男の顔を殴る。

男は床に倒れる。

「たたたた頼む!!もうこんなことはしないからゆるんぎゃ!!」

その命乞いは終わらないまま止まった。

「もう何を言っても許さない・・・器穂を傷つけた・・・死刑だ・・・!」

道尾は今怒りで我を失っている。

もうこの怒りは器穂ぐらいにしか止められない。

その時かすかに女の声が聞こえた。

よく知ってる・・・器穂の声。

「み・・・ちお・・・だめ・・・。」

どうやらわずかだが器穂に意識が戻ったようだ。

「し・・・けい・・・モード・・は駄目・・・。」

死刑モード。

それは道尾の怒りが爆発したときの状態である。

この状態になれば相手を容赦なく殺しにかかる。

相手が死ぬ、または器穂の呼びかけがないと正気を取り戻すことはない。

とりあえず今は正気を取り戻した。

「・・・救われたなお前。・・・今日のところは許してやる。だが次はお前の命、保障は出来ない。」

「・・・この低脳ごときが!」

男は立ち上がった。

それまでは別によかった。

だが男は器穂の頭の上にバットを振り上げて言った。

「あはは・・・こいつを傷つけたくなければ今ここで土下座しろ!ははは!」

「み・・・ち・・お・・・。」

「くっ!」

今1歩でも動いたらもうそこでアウトだ。

道尾は土下座しようとした。

次の瞬間印刷室のドアが思いっきり放たれた。

見てみると男が1人女が1人いた。

「た・・・隊長!それに副隊長!なぜ・・・」

男の話を無視して隊長と思われる男が近づいてきた。

「大丈夫か?俺は維持隊隊長の日立だ。そんで女のほうが副隊長の倉橋だ。話は後にして俺はこの女の子に攻撃しようとしてる奴を殴っとくからお前はじっとしてろ。」

男は焦っているかのような口調で言う。

「待ってください!俺は維持隊のメンバーの甲賀です!」

「女の子に手を上げようとしてる奴を維持隊のメンバーに入れた覚えはねえ!」

甲賀の顔に日立の拳が炸裂した。

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